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[ユリアンの証言を聞けば、少しだけ表情が和らいで]
アーベルが側にいたなら、クロエを一人には、しないだろう。
…おっさん達と、ライもいた、のか。
[その時に聞いたのか、と思いながら、ライと港で会ったことを考えれば、結構時間が経っているのだな、と。
眉を寄せるウェンデルには、どうした?と声をかける。]
耳に入ったなら、確かに狙われっだろうな。
クロエが本物なら。
……奴らが死後のコトを気にしない、ってのなら別だが。
[眉を寄せたまま]
[痛い。
心が痛い。
もう、何がなんだか分からない]
───もういい!
ライヒアルトのことは分かった!
いらないなら……最初から優しくしないで!!
もうライヒアルトとなんか一緒にいない!!
[涙を流し、胸を押さえながらも、無理やりに近い形で立ち上がると、少女はこけそうになりながらも走って、その場から立ち去っていく]
ばかあっ!!
[足がふらつく。でも、その場にはもういたくはなかった]
[不安げにそわそわとしだしたゲルダの様子に、もう一度頭を撫でて]
…そろそろ、宿に行くか?
ここで顔を合わせていても、茶の一つ、飲めないぞ。
[そして、ゲルダにだけ聞こえる程度の声でこう囁いた]
疑うことは、誰にでも出来る。
…お前は、信じたいものを信じろ。
―宿屋―
[深い調子の声と共に、クロエの顔に掛かっていた髪を払った]
俺だって……前の船長とかにはよく笑われたもんだ。
[下を向いたまま笑う。
宥めるよな言葉には少しだけ間が空いた。
瞳が翳ったのを見たのは、足元の猫だけだっただろうか。
文句にはクックと笑い顔を上げて]
ほら。騒いでないで少しは休めって。
誰か様子を見に時にダウンしてたら、また心配かけちまうぞ?
/*
素で赤い人なので…――(何処かを見つめた)。
RP村なんでそこは大丈夫かなぁと思いつつ、
バランスは難しいですよね。
このままの流れならCO了解しました。
襲撃希望は一応PL視点です。
このまま私に…――だと、
私周りの話としてだけなら良いのですが、
村側に利益というかなんというかがないかなと。
(これから対象の方が別所に行かれる可能性もあるんですが)
一応理由はこんな感じなのです。
対象の方の動きが変わればor2人に他に希望があれば、
別所でも全く問題ないのです。
ん、……あぁ、いや。
[ヴィリーに尋ねられ、ふるりと一度首を振る]
昨日の晩、学者先生が言ってたのを思い出してな。
……人狼を見たコトがある、とか。
[昨日は曖昧な話だと流してしまったのだが]
[頭を撫でられて不安げにヴィリーを見上げ。
提案にこくり、と頷いた。]
うん、そろそろ、宿にいくよ。
[囁き声で告げられた言葉に僅かに瞬き。]
ヴィリー兄……あたし、あたし……
ヴィリーのことは、信じてるから……
[手を伸ばして、シャツの裾を掴みながら、小さく答えた。]
あぁ、そうなるか。
[ゲルダの言葉に小さく頷いて、矢張り他の面々をちらと見遣る]
ま、確かに。
ここで突っ立ってても、どうにもならねぇな。
[ヴィリーに同意して、辺りを見回す。
島民が遠巻きに視線を向けているのが見えた]
─宿屋─
[髪を払う感触に、少し、目を細める。
翳りは、見えなかった、けれど。
間の空いた言葉に何か、いつもと違うようなものを感じた気がして、不思議そうに一つ瞬いた]
……なら、騒ぐようなこと言わなきゃいいじゃない、の。
ホントに、もう……。
[ずるい上に、意地悪い。
言葉にはしなかったけれど。
声にはしっかり、現れていた。
……ぶち猫そんな様子に、また呆れたように欠伸をしていたりする]
/*
ガチに見られないか、は一理あるかもですが。
言ったら占い師食いだってガチ食いだし、と思わなくないような。
あまり経験豊富じゃないので分かりかねますがう。
展開次第、PL視点で狼が好きなとこでいいんじゃないか、に一票!
[頷くゲルダに、ユリアンとウェンデルも行くか、と視線を向け。
弱くシャツを掴まれ、そちらを見ればゲルダから小さく声をかけられ瞬きをするも、そうか、と頷き。]
…ありがとう。俺もだ。
[その表情は、ゲルダへの無条件の信頼が見えただろう。]
[無表情の中に、唖然としたような色が一瞬見え]
…――良く分からないな。
[先程とは逆になるか、立ち去る少女の後ろ姿を見送る。]
そもそも、彼女は私に復讐をしたいのではなかったろうか。
[首を少し傾げて、追いかけるでもなく、
フィールドワークに戻るのは、
――ライヒアルトがライヒアルトであるから。
頭上でさえずる鳥の声。
ふっと下を見ると、翼を傷つけた小鳥がもがいていた。
碧の眸は瞬いて、そしてそっと優しく指先が伸びる。]
嵐でやられたのかな…――。
[両手で包みこんで持ちあげると、
手当をしようと自宅の方向へと足を進めるのだった。]
―宿屋前―
……おとこのひとの、そういうわらいかたは、卑怯だわ。
[警戒とは、べつの方向に眉をしかめる]
そういうの、きらい。
[きゅ、と、べにを塗った唇をかむ]
ずるい。
本当に、人狼と相打ちにさえなれるか、解らないくせにっ!
[言い捨てて、宿屋の中へと駆け込んで行く]
[皆の言葉に頷き、歩き出すのならその後に続くだろう。
ヴィリーの返答に小さく嬉しそうな笑みを浮かべ。]
うん、ありがとう、ヴィリー兄。
[そしてあとは皆の話を聞き、宿へと向かうのだった**]
……。
[どこをどう走っているのかよく分からない。
私は何をしているのだろう。
私は、きっと此処にはいらないものだったのだろう]
みゅう……!
[涙が止まらない。
何度もこけて、うまく足が進まない。
それでも、私は進み続ける。止まりたくは無かった]
みゅう……!
[こんな感情いらなかった。
こんな想いいらなかった。
こんな記憶いらなかった]
[一つ頷く]
子供の頃の話らしいから、信憑性は分からんが。
なんでも、それで生物学者になったんだとか。
[ライヒアルトの件についてはそう続けて。
2人の仲睦まじげな様子に何を思うか目を細めつつ、面々が宿屋に向かうならば、同じように足を進める]
/*
あ、そうか。
無意識にLWをヴァイオラ想定してたから、強縁故残したかったのもあるのか。
[自分の考えに今気付くorz]
ちなみに、このままいくとセザーリオは、フーゴー狙いになるかと。
それでも結局能力者喰いだしね…。
どっちでも良いかぁ。
これからの状況次第?
[ありがとう、とゲルダから言われればほんの少し擽ったそうな表情が見えるだろうか。
ウェンデルの言葉には、そうか、と言いながら子供の頃を思い出そうとして。]
…どう、だったかな。
[あやふやな記憶に、眉を少し寄せた。]
─宿屋前─
[己が言動はヘルムートの琴線に触れたらしく、不機嫌を露わにされる。何かを言う前にヘルムートは宿の中へ駆け込んで行ってしまった。他へ走ってしまったわけでは無いため、然程慌てることも無く、一度パイプを口に運び、煙を吐いた]
……連中と遭遇した場合、どんだけ脅威かはもう身を以って体験した。
若い時ならともかく、老体となった今じゃ相打ち狙う覚悟を持って連中に立ち向かわねぇと、身体が動かねぇんだよ。
だが、むざむざやられてやるつもりは無ぇ。
俺が死ぬ時は一緒に地獄に引き摺り込んでやらぁ。
[独り言のように呟き、右手で左腕を袖の上から一撫でした。掌に当たる皮膚とは異なる感触。それを確かめるようにして]
[ヴィリーの視線にはひとつ頷いて見せた]
俺もぼちぼち向かおうと思ってたとこだし。
[一緒に行くぜ、と答えると同時にウェンデルの視線の先に気がついてため息をついた]
嗚呼、でも、どうも嫌われてしまったようなので。
もしかしたら、守護が外れるかもしれませんね。
[少し間を置いて、二人に返す声音は、
既に常の淡々としたものに戻っていて]
…――しかし、良く分かりませんね。
[本当によく分からないと云った感情を乗せて、
囁きを送る。]
嗚呼、各自がそれぞれ動いた結果が、
各々にとって良い結果なら一番良いですけれどね。
[そして、ヒースクリフの感情の籠った声に、
思い出したように、そう返した。]
───岩場───
[少女の歩みは、誰もいない場所へ、誰もいない場所へと向かっていく。
辿り着いたその先は、島の周囲にある断崖絶壁のそばにある岩場。
そこで少女は、涙を流しながら小さく丸まった。
そして、その場から動こうともせずに、ただじっと時がすぎるのを待った。
貴重な時間がすぎてしまえばどうなるかは、頭が分からなくとも、*体が分かっていたから*]
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