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―台所―
…嗚呼、ならそっちは任せる。
温かいのもあったがいいかな。
[ウェンデルには素直に頷く。
ローザが紅茶に使ったか、湯はあったのでそれを使うことにした。
外からは自衛団員のものか、足音が聞こえて来る。
言葉は無く、小さな溜息が洩れた]
─広間─
[ウェンデルが台所へと向かった後、エリザベートを見上げていた縹色は再び下に落ちる。突然、ツキンと胸の奥で痛みを感じ、今度はイレーネが身動ぎ、自分の胸元を押さえた]
────っ。
[鋭い痛みにきゅ、と瞳を瞑り。痛みを抑えようと大きくゆっくりと呼吸する。痛みが和らぐと大きく息を吐いた]
……ュェ……。
[小さな呟きは瞑っていた瞳を開いた時に映った猫を見てのこと。落ち着かない様子に、震える手で一つ、撫でた]
―台所―
はい。
お願いします。
[提案に、その時ばかりははにかんだ笑みを向ける。
タオルの水を絞っていると、足音もよく聞こえてきた]
ヘルムートさん?
大丈夫ですか?
いえ、
こんな事になって、大丈夫もないとは思いますが……
[溜息を耳ざとく聞きつけて、しっかりとタオルを絞った後に、心配そうに彼女を見る]
お疲れだったり、あの。
大変なら、僕にお任せ下さい。
お休みにならないと……。
オト兄。お達しとやらはいつ頃くるとかは聞いてない?
[自分の思考はシャットして別のことへ水を向けようと、多分聞いてないだろうなと思いつつも問う]
─広間─
[猫は撫でる手を避ける事はなく。
ただ、不安げな鳴き声をひとつ、上げる。
その声に、同居人は半ば閉じていた目を開けてそちらを見やり]
……ああ。
俺は大丈夫ですよ、ユエ。
……どうやら、『いつもの』らしいですから。
[だから、今はイレーネの所に。
そんな言葉を向けていた所に、ユリアンからの問いが向けられ]
……いつ頃か、までは。
上と相談する、と言ってましたし……多少、時間はかかるかも知れませんね。
いいや。
[大丈夫だとは言わないものの、ウェンデルの気遣いには首を振った。
その間も湯にタオルをつけ、手は動いている]
…本当のところ、少しでも動いていないと、気が滅入りそうでね。
[弱く、苦笑めいたものを見せた]
―一階:広間―
[簡単に身を清め、服を着替えてから、少年は広間に赴く。
扉を開く時には、昨晩とは異なる意味合いで勇気が要った]
……おはよう、ございます。
[既に朝というには遅い時刻だったかもしれないが、感覚は麻痺していた。
なるべく平静を保って、声を発する]
それは、…確かに。
動いていたほうが、気が紛れますね。
[その表情は、少年は初めて見るもので。
じぃっと見てから、心配そうに眉を下げる]
ヘルムートさんは、その。
……人狼、だと思いますか?
ここに、人狼がいる、と。
僕は、今もまだ居ないと思っているんですが。
思いたい、とも言いますけど。
そか。ってことはいつくるかわからないのがくるまでただじりじり待つ感じなんだな
[元から期待してなかったためあっさりと頷く
だが待つといっても昨日とは雲泥の差だ]
ああ、フォルカー。おはよう。
─広間─
……ん、ああ、フォルくん。
大丈夫ですか?
[新たに入ってきた声。
向けるのは、気遣うような言葉]
まあ……そうですね。
とはいえ。
どんなお達しが来るかは、ある程度は予測できますが。
[あっさりと頷くユリアンに返す言葉は、ため息まじり]
―広間―
何でもないわ。
[悲しみに暮れる少女の負担を増やしたくはない。見上げてくるのには緩く首を振って、もう何度か背を撫でてからそっと身体を離した。
自分の肩を抱くようにして息を吐く。イレーネの異変には気付くのが遅れ、見たときにはぎこちなくも猫を撫でていた。もう大丈夫そうかと椅子に座り直す]
─広間─
[エリザベートが離れた後、不安げに鳴く猫をもう一撫で。気は紛れたが、手が震えるのは止まらなかった]
……───。
[聞こえた挨拶に過度に反応するよに顔を上げた。縹色が捉える幼馴染の姿。泣きそうに、表情が歪んだ]
[軽く会釈をしてから室内に足を踏み入れ、少年は扉を閉める。
表情を取り繕おうとしたが、上手くいかなかった]
だいじょうぶ――……………
[オトフリートの問いに答える言葉に余韻を残したまま、ユリアンの方を見やった。
隠したら、と釘を刺されたことを思い出して、眉が下がる]
って言ったら、嘘になります、けど、
……でも、強くなる、って……決めた、から。
[声とともに視線が落ちていき、握った己の拳へと行き当たった]
お達し……?
嗚呼。
[頷き、手許に視線を落とした。
次に問われたことには一度手が止まり、返答にも間が空いて]
いないと、思いたい…ね。
御爺がどんな具合だったのかとか、その前の爺の方も、あたしは見てないから。
[湯の中で、軽くタオルを握り締めた]
…でも、そうじゃなかったら、
…他の奴が、そんなコトする理由が分からない。
[僅かに声色が変わる]
そうだねオト兄。どういうお達し
そういや…伝承とかで考えてなかったけど
村に人狼が出て、それから対抗する力を持つものが出て…なんてあったけど、舞台は人狼とその数名単位しか登場しない。村にはもっと人がいるだろうに
ってことは登場してた面々は皆…
[こんな状態で集まったのだろうかと。口にはしなくても伝わるだろうか。]
おお。嘘つかなかった。いい傾向だ。
[こちらを伺うように見たフォルカーに頷いて隠すのはむしろまずいと説明する]
お達しってのは、自衛団がこの事態に俺ら容疑者をどうするのかってこと
……ボクはどうしたら良いの?
みんなを傷つけたくないのに。
手にかけたくないのに。
喰べたくないのに。
───衝動に抗い切れない。
[泣き声と同じ聲。罪悪感に駆られ、けれど快楽は何物にも代えがたく。人と獣の狭間で、揺れる]
……、
[己に向けられる別の視線に気付いて、少年は顔を上げた。
猫を撫でる幼なじみのもとへ、ゆっくりと歩みを進める]
……………レーネ、
ごめん、ね、
僕――……なにも、できなかっ、た。
[泣きはしなかった。
けれど、伏せた蘇芳色の瞳に翳りを帯びさせて、謝罪を口にする。拳は、緩く握ったままだった]
─広間─
……そうですか。
[強くなる、というフォルカーの言葉に、僅かに掠める笑み。
けれど、それは続く疑問の声に、嘆息に呑まれる]
自衛団からのお達し……まあ、今、ユリくんが言った通りのものですが。
[疑問への答えはユリアンが出していたので、そう言うに止め。
自身は、当のユリアンからの疑問に思案を巡らせる]
……そう、ですね。
伝えられる伝承には、限られた人数しか出てこない。
大抵は、どこかに集まるか、集められるかしていたような気がします。
[心配そうな表情は変わらぬまま、止まった手へと視線を落とす。
声が返ると、顔を上げて]
僕も。
見ていません。でも、見たくもありません。
死は、おそろしいです。
[微かな湯の音。
視線はすこし揺らいで]
そうですね。
人狼じゃなかったら、こんな場所で殺人なんて。
…でもそうだとしたら、僕はヘルムートさんを守りたいです。
神様に祈るくらいしか出来ないんですけどね。
ヘルムートさんは、人狼じゃないと僕は信じていますし!
[言ったあとで、困ったように笑う。
守れるような力は無いけれど、言葉なら言える]
……ぐりぐりは、嫌だから。
[ユリアンへの返答に落ち込みの色は消えなかったが、冗談めかした調子になる。為された説明の意味は少年にも悟れて、唾を嚥下して小さく喉を鳴らす]
人の集められた場所で……事件が、また起こって。
――…人狼が、いる……可能性が、高くなって。
そう、したら。
[嫌な想像しか思い浮かんで来ず、終いまで言わずに声は途切れた]
─広間─
[近付いてきたフォルカーが謝罪を口にする。それに対し、ふる、と首を横に振った]
……違う……フォルのせいじゃない。
フォルのせいじゃ……。
[繰り返し言って、視線を落とした。はた、とまた一つ滴が落ちる。フォルカーを見上げることが出来なかった]
[聞こえたコエに返すのは、問いかけるコエ]
花…?
[おいしそうという言葉に、思い浮かぶのは一つ。
イレーネが縋っているエルザに何かがあるのだろう]
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