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[衝撃を受けた一瞬には目を瞑りはしたが、
大して勢いがあった訳でもないから、痛みは少ない。
手が差し出されかけて、止められる様子に、
ゆるりと瞬いた]
……………ヘーキ。
[呟くように言って、顔を背け視線を逸らす。
多少は冷静になったのか、バツが悪そうに。]
[下がる相手の様子に、一つ息を吐きつつ、態勢を整える。
焦燥が募るのは、力の制御が上手く行かないことか、それとも、上が気になるからか]
くっ……。
[ふるり、と頭を振り、意識を目の前に集中させる。
止めなければ、という思い。
『司』としてのそれに、今は、意識を向けた]
『司』を喰らった『憑魔』……。
[それが、大きな力を得るのは、『知って』いたから。
ぎり、と。唇をかみ締めて]
……何をどうしようと、自分は自分、他人は他人……。
そうやって、他のものにばかり依存している限り、何も得られは、しないっ!
[叫びつつ、風の刃を二筋、走らせる。
唸りを上げるそれは、薄い三日月を思わせるか]
だって、ほしいんだもの!
あなたはもっているじゃない!
わたしはもってなかったんだもの!!
[それが嬉しいことなのか、それとも哀しいことなのか。
それを判断できるだけの思考は既に無く]
ほしいものにてをのばしてるだけだもの!
[叫びに気を取られていたからか。
迫る三日月を避けることは出来ず、胸のリボンが千切れ飛んだ。
それでもなお、望むものに手を伸ばす為に前に進む]
[横合いから差し挟まれた竹刀を
矢を握った手の甲で打つ。
打って振り上げた矢を、相手の左胸へ。]
[月明かりの中、互いの腕が交差し、]
[ウミの手に握られた矢はフユの左胸へ突き立ち、
流れる血がウミの手に落ちる。]
……ん。…なら、良いッス。
[逸らされる視線に、小さく苦笑を零して。
しかし、近付くことも躊躇われたのか、
ポケットに手を突っ込んだまま、一歩下がり]
……手を伸ばして……それしか、してないだろっ!
ただ望んで、ただ願って。
自分から、それを掴むための努力は!
してたのかよ!
[訴える声。
伸ばされる手。
それに感じたのは、苛立ちか。
ヒュウ、と。
感情を映したかのように、風が、鋭く鳴って]
努力も苦労もなく、ただ与えられて手に入れたものに、意味なんてあるかよっ!!!
[叫びと共に、解放されるのは。
それまで以上に鋭い、風の一閃]
[少し離れた場所で待っていた仔犬が、ショウに飛びついた。
下がるアズマの姿に目を伏せ、それを抱きとめて、立ち上がる]
………わかんねぇコトは、たくさんあるケド、
オレはハルヒを殺したヤツを許せねぇし、
リュウを護るんだって、決めた。
そのためになら、
[今更のように呟くのは、先程の答え。
けれども、最後の決意は、まだ足りなくて。
払うように、首を振った]
え?
[思いもかけぬことを言われたという様子できょとんとする。
その時には既に手の中にある冷たい刃を放った後で。
迫り来る風の刃を感じ取り、半身を反らせて回避を試みた]
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