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[昔を思い出す。
先陣を切っていたのは、リューディアだった。
面白そうなものを見つけた、そう言って駆け出していく。
僕がそれに続いて、アーベルが呆れたように、それでも後を追う。
目的は、なんでもよかった。
小さな花でも、珍しい獣でも、ちょっとした、隠れ家でも。
ただ、三人で駆け回る。
それだけが、楽しかった]
[吐き出す息は白い。
踏んでいく雪には足跡が残る]
[目を開く。
寝ていなさいと言われたけれど、それでも]
リディちゃんたちに、笑われるかな。
それとも、怒られるかな。
…アーベルさんにも。
でもね、決めたよ。
[音楽室から持ち出してきた黒いケース。
中にあるのは琥珀色の楽器]
自分の為に。
条件を崩すよ。
[ゆっくりと、その楽器を手に取った。
最初の手習いだけで、弾かないまま10年。
まともな曲は弾けるはずもなく]
……ああ。
この、くだらねぇシステムとやらに……。
逆らってやる。
全力で。
俺は、俺の意思で、生きてやる……。
[コトバを紡げば紡ぐほど、痛みは高まるが、それは押さえ込む。
コエの響きから感じる苛立ちすら、堪える力へと変えて]
って……ブリスの、意識?
なんでそれが、そこに……。
[白い卵。それは、見ることは叶わないが、少女の気配は感じ取れた。
しかし、彼女とここを完全に切り離すために、彼らがいたのではなかったかと思いつつ。
問いは、自然と投げられて]
[人の声に近い楽器。
それを使って訴えかける]
私は、ここにいます。
だからあなたの姿を見せてください。
[無心に弾くそれは。
独特の旋律となって流れるだろうか]
あなたの真実を。
教えてください。
[立ち止まる事無く、森に向かうユリアンの姿を見て、男は迷った。今日はまだ狼の姿は見かけてない…しかし、ユリアンは目を悪くしているのではなかったか?]
馬鹿じゃねえのか、俺は。
[森に向かって歩き出しながら、男は自分自身に悪態をついた。昨夜、彼にダガーを突きつけたのは自分だというのに]
……はぁ。
にしても。
いてぇんだっての……。
[大きく息を吐いて、木に体を持たれかけさせる]
従わなけりゃ、激痛……いいシュミしすぎだってーの。
[ぼやくような声が零れ。
不意に、蒼の瞳が一つ、瞬く]
……なに……?
あいつ……なんで、ここに?
[呟きは。
覚醒により研ぎ澄まされた感覚の捉えた、人の気配に向けられて]
[緩く首を振る]
そういやエーリッヒ以外にも誰か死んだんだよな…
[直接見たわけではなかったが、喧騒から察した判断で]
降りるか
[木箱を背負って部屋を後にした]
……あぁ、もう。
[大きく息を吐く。
何がどうとかいうより、]
寒い。
アーベルの馬鹿っ!!
[八つ当たりで、叫んだ。
雪に覆われた静寂の森には、よく響く]
そとに出ればすぐ冷えてしまいますよ、暖かいモノも。
今日もとても、外は寒そうデスし。
[にっこりと、微笑んで。]
運が悪かった。それともただの偶然でショうか。
それとも他に。誰かが仕組んだ。
[顔は笑んだまま。][紡ぐ言葉とは不釣合いに。]
保温性の高い器にいれれば暖かいままだと思いますけど。
ま、もう過ぎたことですね。
[笑って]
アーベル君とユリアン君なら大丈夫でしょうねぇ。
二人とも我慢がお好きだから。
[くすくすと]
――そうですねぇ、そうかもしれません?
ギュンターさんに教えた人がでしょうか。
ああ、残念ながら俺は、わざわざ仕組むなんて面倒なことはしませんよ?
[どうするか、と。
更に森の奥へ向けて歩みを進めるべきか否か、と。
悩んでいた所に響く、怒鳴り声に]
……寒いと俺と、何の関係があるんだよっ!
[……思わず、怒鳴り返していたのは、無意識だろう、きっと]
―一階・広間―
[広間へと向かい、中から聞こえる話し声に違和感を覚えた]
……あの、声は?
でも、違う…?
[聞こえるのはブリジットとクレメンスの声]
[だけど、紡がれる言葉はいつもの少女のものとは、違う]
……どうして?
[それにいつも通りに対応するクレメンスもまた異様で]
[疑問だけは浮かぶものの、中に入る事は出来ずに]
[探す力が失われた。
見つけるためにはもう他に思いつかない]
教えてはくれませんか。
少しでも早く、終わらせるための術を。
[過去に囚われていた意識が崩されて。
どこか虚ろなまま。
システムに流されていたのかもしれない]
少しでも多くの。
希望が残せるように。
[けれどそれは、間違いなく]
私は選びました。
だから、教えてください。
それが私の願い。
[コートを失くして、男は、すっかり冷えきっていた。そんな時、森の奥から響いて来た怒鳴り声]
…まったくだ。
[思わずげっそりと、同意した]
……なぁんで、いるかなぁ。
[反響してどこから聞こえてきたのか、はっきりとは掴めないものの、存在の確認だけは出来た。
わざと、ざくざくと大きく足音を立てながら、森の中を歩く。
まだ陽は高いのに、木々に阻まれて影が下り、些か、怖くはあるが]
うっさいなあ、
馬鹿だから馬鹿って言ったまでっ!
ならば吼えるがいい。力の限りな。
…システムか。
システムなどどうでもいい。我等は人を喰らうだけだ。
[それもシステムの一旦ではあるが。][人狼である事と、システムとは。][彼にとっては別な事になっていて。]
[少女の名をよぶ声には。]
…少々問題が起きた。
ブリジットが『人狼』に近づきすぎたんでな。
今は逆に、外から隔離してある。
無意識に、人狼について理解しないようにはなっているが。
それでも人狼の事を知れば…真実に近づきすぎれば、ドゥンケルが起きる。
…貴様もあの、ノーラとか言う女の死体は見ただろう。
人間は餌だが。我等は餌を弄ぶ趣味はない。
あれは人狼でも人でもない。ただの、獣以下の存在だ。
[心底嫌そうに応える。]
[気配が歩き回るのは、今は手に取るように。
どこへ向かっているのか、わかっているのだから、避けてしまえばいい……の、だろうに]
だから、なんで、そこで馬鹿呼ばわりなんだよっ!
[子供っぽい反論は、つい、続く。
言ってから、自己嫌悪]
[二人が語る言葉は、確かに今この状況を示していて]
……何故あの二人がそんな事を?
[仕組んだ、と言う言葉は彼らがそれをなす側ということを示して]
[どこか、楽しそうな]
[この混乱を楽しんでいるかのような、声]
………そんな、まさか……
[思い当たる事は、一つだけで]
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