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[ふらふらと。
誰かいるかなーとかいう軽い気持ちでうろついていると、『それ』に出会った]
……またぁ?
[げんなりとした表情で、行く手を遮るかのようにこちらに向かってくる混沌のカケラ]
[後に影竜殿の分は用意するとの言葉に安堵したか結果、仔は一人分のデザートを難なく平らげた。甘味は幼子の舌を満たすものであったか、さては何時の間にやら空腹を覚えていたのかも知れぬ。
満足に腹の満たされた幼子は幾らか眠気を催したか、
心竜殿に連れられ個室へと戻り暫くの休息を必要とした。
して今、幼子は再び部屋を後にし回廊へと繰り出していた。]
―東殿・回廊―
イライラします、よね。
私もとてもイライラします。
[ティルの言葉には頷き、ふぅむ、と呟く。]
…クレメンス殿ですか。
確かに怪しいといえば怪しいですが…
ザムエル殿も気になるのですよね。
[ああ、ザムエルに聞こうと思っていたのだった、と思い出し、そのまま廊下を見ると。
ふよふよと、黒い何かがチラリと目に入った。]
―東殿・自室―
[目が覚めたら…ええと今何時だ?
と時間経過が分からないのは、外が暗いままだから。
流石に寝てばかりだと逆に体に悪いので、一旦起きて部屋を出る。
ちょっとやることを思い出したのもあった。
出たら出たで、混沌のカケラがうようよしててげんなりするのがね。
とりあえずそろそろよけながら、入り口の方へと移動。]
ほんとだよなー。
[こくこくと頷いた。
この辺りは、風雷のシンクロのよさもあるのだろうが]
爺ちゃん? 爺ちゃんが、なんで……?
[そう、問おうとした矢先。やはり、同じものが目に入って]
混沌のカケラ……?
て、なんでこんなにうじゃうじゃっ!?
[部屋のドアを抜けると、そこは黒ふよの国でした。
なんて事は知らないので、当然ガバッとドアを開けました。
何か当たった感触があった…よう、なー…]
― 西殿・結界付近 ―
< 雨に包まれた、無音ではない静寂。
闇と光の合間より生まれたもののさざめく声がする。
遠巻きに見る黒の眼は、より闇に近しい >
[それはさながら、黒いスライムと言っても過言ではなかった。
不定形に、ぶよぶよと、伸縮を繰り返す様に、ナターリエが不機嫌をあらわにするように呟いた]
……だから、なんで私の過去を逆なでするような形で来るのかしら、貴方達はぁ。
[言いながら、右手から水のハンマーを生み出す]
言っておきますけど。
抑えたとは言え、暴走寸前だった私の力を、甘く見られたら困りますわ……よ!
[最後の一言と同時に、ハンマーを振り下ろし、混沌のカケラを叩き潰した]
……?
[その手ごたえの無さに、ナターリエが首をかしげた]
―東殿・入り口あたり―
[入り口、雨避けぎりぎりに立ち、雨に濡れるのも構わず、両手を前に差し出し、目を閉じる。
そうすれば周囲にちらちらと現われるのは、蛍火よりは遥か小さい琥珀の粒子。
ふわりふわりと、クレメンスに添うように集まっては、また離れ。
粒子が運ぶ、草木、虫、竜や小動物の生命の情報を聴く。]
―― 回廊 ――
うー、参ったな。
[逃げる場所が上しか無い、と、天井を見上げる。あそこまで跳べるだろうか?と考える。普段ならば是。だが今は出力が足りない]
薄い……?
[さながらそれは、無理矢理引き伸ばしたかのような手ごたえの無さ。
影を殴るかのような手ごたえだった]
誰が、触った?
[そう自分に問いかけるが、混沌のカケラはそのような思考も許さないかのように、次から次へとその数を増やしていく]
ああ!もう!
邪魔ですわぁ!
[言って、左手からもう一つ水のハンマーを生み出して、混沌のカケラの中をつぶしながら進んでいった]
[ティルに答える前に、緊張の走った体ははじけるように立ち上がる。]
これ、は…?!
[廊下へと駆け出ると、黒いふよふよしたものはゆらりと形を変え始め…人の形を取った。
ゆっくりと、何かの形を取ろうとするカケラの向こう、人の影が見え。]
…何方か、おられますか?
危ないです!
[誰か確認する前に、声をあげた。]
―東殿:廊下―
……、…っ
[回廊に浮遊する其れを眼に留めたか僅かに息を呑むのが私の耳に届く。
闇にも似た欠片は幼子の記憶に酷く新しい。
其れと同時、あれに触れてはならぬと聞かされたのも
幼子には強く記憶に刻まれている事でもあった。
仔は怯えにか、はては冷静な上での撤退を目論んでか一歩退く。
欠片の向こうには、幾人かの姿も見えるが呼ぶには僅か距離がある。
呼ぶには聊か拙い、しかし自らには対処する術を持ち合わせておらぬと、仔は重々に承知していた。]
[クレメンスの言葉に、雨に濡れて曇る眼鏡の奥で紫紺が揺れた。
だが青年からそれに対する言葉はなく、去っていく背に短く]
…ありがとう。
[音を結んだ声は、ただそれだけだった]
っとに!
悩むヒマくらい、よこせっつの!
[駆け出したミリィに続くよに駆け出す。
飛び出す間際、常磐緑と銀のロッドはしっかり掴み。
まだ濡れた緑で、傷痕を包み込む]
っだあ、もう!
いつの間にこんなに増えてんだよ!
─東殿・廊下─
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