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―宿屋―
[結んでいない髪が視界に入った。
子供扱いしているだけではない理由が脳裏を掠める]
最初に話題出したの、クロエじゃないか。
[けれどそれは無意識の部分。
意地悪、との響きが混じる声に、ニヤリと笑い]
まあ、少し静かにしているから。
[口を閉じた]
[ヒースクリフの生き延びようとする態度]
[其の様に、男は柔らかく嗤った]
ヒースクリフのそういうところは好ましいな。
[相手からの好意など感じる事もなく]
[某れでも]
ただ、スリルを解してくれないのは残念だな。
一方的な展開は愉しめない性質でね。
ま、ガキの頃の記憶なんて誰だってそんなモンだろ。
[ヴィリーが眉を寄せる様に軽く笑う。
溜息が聞こえたか、ユリアンのほうをちらと見]
─回想─
[クロエ達が部屋を出た後、もう一度だけ布団へともぐりなおし、数時間たって目が覚めた時には、わずかに残っていた頭痛は消えていた。まだ身体が軽くふらついたが、これは長々と寝ていたせいに違いない]
一度、家に戻らなきゃね。
帰り道まででもウジャウジャ言われるんだろうなぁ。
[めんどくさい、という顔をして、二三度頭を掻いてから帽子を被る。世話になった人に元気になったと伝えようかと思ったがクロエやゲルダは寝ているかも?と思い、宿から出る時にフーゴにだけ軽く声をかけて出て行った。出る時に何やら呼び止められた気がしなくも無いのだが、鉄砲玉には聞こえて居ない]
あー、もう多分戻るまでにも漁師の人達からごちゃごちゃ声かけられるんだろうなあ…。
[そう覚悟していたのだが、通りを走りぬける間にも誰からも声をかけられず。それでいて視線だけは向いている気がしてならない。思わず立ち止まり、ん?と適当に視線を投げると、視線の先はそそくさと姿を消してしまう]
…なんだろ?顔になんかついてんのかな?
[顔をこすってみたが特に気になる事は無く。首を傾げながらも自宅へと戻った所で自警団の一人がドッグに居る事に気づく]
/*
能力者襲撃×なら、村人ならいいのか?って話になるので。
狼側はバランスとって襲撃がベターと個人的には思ってます。
例えば、狩人と聖痕襲撃で落とすなら、占い霊能は襲撃では落とさない。
…――など。
狼になった限りはLWは覚悟してますよ!
でも、まぁ、それは、話の流れ次第で。
[ウェンデルとユリアンの同意を得られれば、4人で宿屋へと向かうだろう。
ユリアンの溜息には首を傾げ、ウェンデルの言葉には軽く肩を竦めてそうだな、と言って。
宿屋が見えるところまで歩けば、フーゴーが表で立っている姿が見える。
こちらの方を向いていれば軽く手をあげて挨拶し、そうでなければ近くまで歩いていって声をかけるだろう]
[宿屋のなか、足跡あらく駆けこんで、そのいきおいのまま廊下の奥、つきあたりまで突っ走る。
その人気のすくない場所で、とにもかくにも深呼吸]
本当…っ、
[肩が震える]
─宿屋─
それは、そうだけど……。
う〜〜……。
[反論のしようがなくなり、唸るような声が上がる。
幾つかの感情がぐるぐると渦を巻く、けれど。
訪れた静寂に、それらは少し鎮まって。
入れ代わるよに呼び込まれた安堵感は、同時に、睡魔も呼び込み、意識が途切れる。
眠りに落ちた様子を覗き込んだぶち猫は、数日ぶりに見た落ち着いた寝顔に、安堵したよな声で短く、鳴いた**]
─回想─
んー?どしたのさ?親父ならまだ戻ってないから書類は出せないよ?
[ギュンターからの話を夢と思い込んでいる彼女には自分の家に自警団が来ている理由が他に思いつけなくて]
惚けるな、っていわれてもね?私は今朝から風邪ひいてボケボケ頭のままだからさ。そういう意味じゃボケてんのかもしれないね。確かに。
書類の事じゃないなら、いったい家になんの用さ?…言っとくけど、島中の船がぶっ壊れてんのはウチがやったわけじゃないからね?んな阿漕な真似して儲けようなんざ思ってないんだから!
[何やら閃いてみたところで、それもやはり的外れで。自警団も毒気を抜かれたのか呆れた顔をして説明を始める]
…うげ。あれ夢じゃなかったの?
にしたって私らが容疑者で…クロエやゲルダねーも入ってる?何?あの二人がんな事するわけないでしょ!しかも何よ!処刑って!
[思わず自警団に食って掛かる。その騒ぎを聞きつけたのか島の連中が遠巻きに集まってひそひそと何事かを話している。その様子に居た溜まれなくなり、逃げるように家へと入り鍵をかけた]
― 自宅 ―
[辿り着いた自宅の玄関に鍵はかけられていなかった。]
おや、まぁ…――。
[しょうがないな……とそれ以上は気にした様子なく、
傷ついた小鳥の手当をし、鳥籠へと入れる。]
窮屈だろうが、治るまではそこで大人しくしてくれ。
[リビングの端に鳥籠を置くと、ソファに身を*沈めた*]
─宿屋前─
[そろそろ中へ入るかと、座っていた石から立ち上がる。ふと、広場から歩いて来る姿が目に留まり、それらに対して軽く右手を挙げた]
団体様ご案内、ってか。
[顔ぶれを見て団長のことを知っているだろうか、とも考えたが、あれだけの騒ぎになっていたなら耳に入っているだろうと判じ。敢えて訊ねるようなことはしなかった。
彼らが宿に来たのだと聞けば、共に扉を潜り中へと入る]
― →宿屋前―
[他の3人と共に宿屋まで歩いて行く。
途中で向けられる視線は相変わらずだったが、男はさして気にした様子はない]
んぁ。
おやっさん、んなトコで。
[外にフーゴーの姿を見つけ、首を傾げた。
右手を挙げられればこちらも挙げ返すことで挨拶し、共に中へ入ろうか]
/*
ヴァイオラの考え方、了解したよ。
そういう考え方も踏まえて動いていくね。
あ、そしてとりあえず、PL視点COしてきました。
流石にこれは伝わる…よね?
―宿屋―
[何も言わずに笑っていれば、そのうちにクロエは眠り。
ぶち猫の鳴き声に、手を伸ばして何度か撫でた]
こうしてると可愛いんだけどな。
どうにも…。
[叔母に似てきた従妹。叔母とそっくりな母。
眉が寄りかけた時、外で大きな足音が響いた]
…また何かあったのか?
[椅子から立ち上がり、扉を開いて廊下を覗く]
ルーミィさん?
[低い声は届かなかった]
俺は。
あんたのそういうところがイカレてると思ってる。
[呆れの篭ったような声で言い]
俺だっててめえの為に生きてる。前にそういったろ?
愉しめるのは力があるモノだからだ。
[そこまで捲し立てて、その先に紡ごうとした言葉を飲み込む]
─ →宿屋─
いつもの一服だよ。
[ウェンデルの疑問には左手に持つパイプを掲げ示し]
朝内はちぃとバタバタしちまったからな…。
気ぃ落ち着けてた。
[言いながら、向かうのは定位置のカウンター内]
─回想─
[家に戻っては素早く身体を洗い汗を流し、適当に着替えを取り出しては鞄へと詰める。今日の様子を見る限りはこちらには戻らず暫くフーゴの宿で寝泊りした方が良いように思えた。同時にゲルダとクロエの事も気にかかり。特にクロエの母親が他の連中から辛く当たられてないかが気にかかったが]
…私が様子見に行くのは逆に迷惑になっちゃうよね。
[自室にて大きな船の模型を取り出しては、底を器用に外す。コツコツと貯めたヘソクリだが、暫く宿に寝泊りするとなれば使わないわけにはいかないだろう。これだけあれば足りない事は無いはずで]
ったく。疑いが晴れたら自警団に請求してやんだからね!
[机の上に「すぐ戻る!」と怒りを込めた父親宛の書置きを用意して、明日の朝一で宿へと向かおうと決めて眠りまくって眠くは無かったが床について眠った]
[フーゴーと一緒に宿の中へ入り。
いつものようにカウンターに入る彼に、遠慮がちに声をかけ]
なぁ、おっさん…
[だが、自衛団長の事を問うのは憚られ。
逡巡した後、次いで気になることを問いかけた]
…ちゃんと、休んでるか?
[護られて、すぐに嫌われた]
[某れを聞くだけで、相手の予測はついた]
何をやっているのだか。
[響くコエは明らかに呆れを含む]
知らぬは本人ばかりなり。…か?
[揶揄というよりは、忠告に近い態で囁いた]
/*
我儘ですみません。
でも、私視点だけでバランスって取れないと思うので、
お二人もガンガン意見下さると嬉しいです。
セザーリオさん>
一回だけだと見逃されることもあるので、
(ソロールだと特に見逃される可能性が(過去あった人))
狼視点を何度か見せておくと分かりやすいかもです。です。
あと1発言赤落としたら、寝ますね。
―宿屋―
……なるほどねぇ。
[バタバタの原因は分かっていたが、敢えて言うこともない。
中に入ればカウンター席に座り、何か頼むでもなく頬杖をついた]
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