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[ライヒアルトの声に驚いた風に目を瞠る]
――…あ。
[片方の手を己の口へと宛がい塞ぐ仕草]
な、……なんでもないの。
[うまく誤魔化す言葉が見つからず
詰まりながらの言葉に説得力があるか否かは言うまでもなく]
え、と。
ほら、……ゲルダも、言ってた、から。
[ひっかかりを覚えながら続けたのはそんな言葉]
─洗面所─
……うん。
早く、こんなこと終わらせて……ロミも、帰れるように、したいし。
[僕以上に怯えていた友達が、本当はお父さんの事を大好きな事も、僕は知っています。
食堂でなされた宣の事は知りませんが、僕は彼>>249に頷きを返しました]
……。
[しっかりしてる>>250なんて、滅多に言われない言葉です。
頭を撫でられていることもあって、照れくささを感じながら顔を上げると、そこにあったのはやっぱり笑顔でした]
[宿を出て惨劇の場所へと向かおうとして。
どうにも足はそちらへは向かず、何度か周囲を行き来して何故か広場へとたどり着いた。
広場のベンチに腰掛ける、血濡れの老婆の風体は異様だっただろう。時折感じる人の視線には、同情の色が強いように思った。
ぼんやりと、背中を丸めたまま座りつづけどれくらい経っただろうか。
影の形が変わる頃、ベンチから降りて向かったのは
夫が死んだ場所ではなく、自宅の方だった。]
うん。……お願いします。
[髪を掬う手は、いつもの母の手とは全然違います。
何となく背筋を伸ばして、改まった言葉遣いなどもしてみましたが。
いざ始まればそれが何となく心地よくて、僕は目を閉じていました]
─ 自宅 ─
[どうしても足が向かないのなら、もう一度荷造りをすればいい。
そんなつもりで、始めは扉をくぐったつもりだった。
そう始めは。
ほんの一日も離れていない我が家なのに、帰りつくと酷く懐かしい物に思えて目頭が熱くなった。
夫はもう帰らない。
そう思うと涙が止まらなくなって。
一人になると、長く咽び泣いた。
ああ宿を出て良かったと思う。
あそこではこんな風には泣けなかっただろうから。
涙が枯れて果てるまで、嗚咽を押し殺しながら泣き続けた。]
[ロミの言葉に、頭を横に振る]
…お、礼は…お、終わってから、でイイの。
私の、こ、ことは誰に、い、言っても良い。
だ、だから…し、死なない、デ。
[彼女を守る為に何が出来るだろう。
何も出来ないかもしれない。
ただ危険に晒すだけかもしれないと――すこし、眉を下げた]
[そうして暫く経った後。
のろのろと起き上がると、機織機のある部屋へと入っていった。
売り物にと織ってしまっておいた白い布を取り出し、ふたつに分ける。
一つの束は床に敷き。
もう一つの束は、端を繋げて紐のようにして。
片方を輪に。
棒と梯子を使って、もう片方を天井の方に通して、吊るした。
ぷらんと、真っ白な首吊り縄が出来上がる。]
……ごめんなさいね、あなた。
だけど私はこんなに年老いて……。
私より先に死ななければいけない人を、選ぶ事なんて出来ないわ。
あなたは私に、生きてほしかったのかもしれないけど…。
[誰かを殺す事も出来そうにないし、
誰かに殺されるのも忍びない。
そう思う人のなんと多いことかと、今日を振り返り思う。]
それに、あなた、寂しがり屋ですものね…。
[そう呟くと、テーブルの椅子の上にあがり。
銀の針の入った箱を胸に入れ、大事そうに触れながら。
天井から吊るした、手製の縄に首をかけ。
椅子から
飛び降りた。]
納得はさー、そりゃできねーよ。
だって、人狼は、人間を食わなきゃ生きてられねって生き物だろ。
[書物を読む己は、そう書いてあることを良く知る、と。
ライヒアルトに告げる言葉]
なのにその食いモンを無駄にすんのかってな。
思ったんだけど。
――まー、あいつらに言っても、無駄だろうなぁ。
[思い出す副団長の言葉に、苦いものが滲んだ]
[服の裾をにぎる、ロミの手に視線を向けて。
おずおずと、ひどく不器用に手を、重ねる。
逆の手は彼女の髪を撫でようとそっと伸ばして]
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