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[対のものが消えたからといって、急激に変調を来す訳ではない。そもそも人間界は雑多な精霊力が入り乱れる場所で、それこそは自分の望むところだったからだ。]
[乱れたのは力よりも心のほう]
[”考える時をたがえばすべてがくるうてしまう”
ティルの言葉がよみがえり]
[部屋で思考の海に沈んだまま、陽が暮れる。]
[やがて辺りがすっかり暗くなった頃]
心…。
[呟いて、宿を出た。]
ー礼拝堂ー
[左手が、そっと頭に触れると、強い天聖の気が流れ込んだろうか。それが小指の指輪から流れる力であることに、苗床は気付いたか]
私は、誰の望みも止めはしない。
心のままに願い、生き、そして死ぬ事…それが私が世界に望むことだから。
[オトフリートの考えたことがわかったのでしょうか、顔をくるりそちらに向けます。手は無限のかたちをした輪に触れておりました。今はそこにない、指環の代りに。]
うん、あのときには、
なぜへんな感じがするのか、わからなかった。
でも、今は力故なのだと、なんとなくだけれど、わかった。
[天聖に属するこどもが、時空に属する青年の力に対して、不思議だと云ったこと。]
それでも、「寂しい」がどういうことかはわからないんだ。
寂しいよ。
そこにあるべき人がいないんだから。
何かがそこにたりないの。
[感覚を追いかけるように言葉を紡ぐ。
続く言葉は口調も変化して]
これは相対属性でも同じ事。
均衡を保つべき一方が消えるというのは大きな衝撃を対に与える。
属性の調和は本来崩されるべきではないもの。
それは自然ならざる現象。
故に欠落を抱えれば大なり小なり揺れ惑う。
―礼拝堂―
[聖なる力。
それを浴びれば思い出すのは、先ほどのコエ。
聖なる少女が使った力に違和感を覚えていた、かれのコエ。
そ、と手を持ち上げて、その手を掴もうとしただろか]
君はそうだろうね。
……そんな君だから不思議なのだ。
何で、鍵を欲し、その封を破る方法まで君が考えたのだろうかと。
[解らないのは、理解出来ないのは、
少女が本来は“居ない筈”の存在故か。
人間でも、精霊でもない、不完全な存在]
[そこまで言うと、目を伏せて]
さびしいな。
エーリヒさんの音楽、もっと聞いてみたかった。
最初の日に演奏してたの、エーリヒさんだよね。
星のような音色。すてきだったのに。
[普段の口調に戻った彼女は、うつむいたまま]
オトフリートさんとベアトリーチェ。
属性の対じゃなくても、触れ合うことは少なくないよね。
もしいなくなってしまったら、きっとさびしいよ。
[ポツリと言った]
[アマンダから返された銀の輪で、髪をまとめる。
ゆるり、流れるその髪は。
刻印を傷つけた影響か、やや、黒味を増しているようにも見え]
……寂しい、が、わからない……。
俺も、この姿として生まれたばかりの頃はそうだったな。
[少女の言葉に、ふとこんな呟きをもらして]
ー礼拝堂ー
[掴まれる前に手を引く]
問いにはすでに答えたのだよ、ティル。
だが、君には解るまい。君は、すでに、心を他に手渡してしまったのだから。
あっ、悪い悪い。
八つ当たりはよくないな。
[ブリジットの声に頭をかきながら答える。
皆のいる庭の窓に近づくと聞こえたベアトリーチェの問い]
「寂しい」ね……。
[対極の属性の持ち主を見れば、木の下で微睡み中
...は対を失った少年に思いを馳せ、コエを飛ばす]
―礼拝堂―
退屈だった?
[引かれた手を追うこともない]
あぁ、うん。そうだね。
僕の心は僕にない。
否、あるといえばあるけれど……かの女にあげているのだから。
……君が、とったのか? クレメンス。
[最後の問いは、もう、それを、そうとしか思えなくなっているような、響きで。]
「楽しいとも、天の子よ」
[淀み無く言葉は返る]
「私は全てを感じるのだ、全ての悲嘆、全ての喜び…常に心は楽しんでいる」
『未だ、知らぬは、ただ、ひとつ…』
[最後の言葉は伝えられることなく]
……かたちあるものは、いつかは壊れる。
[いつかとおんなじ言葉を、ベアトリーチェは繰り返します。]
かたちのないものは、どうなのだろう。
[首をかしげますと、金いろの髪が光を受けて揺れるのでした。ブリジットの声は、きちんと聞えていたでしょうか。オトフリートの呟きに続くかのように、ただ、変わらないぼうっとしたかおで、ぽつりと小さく云います。]
ベアトリーチェは、足りないのだって。
「貴方の求めているものが、私には解らない。」
[それは感情を楽しむという事だったろうか、
それとも、彼の真意が理解出来ないという事か]
形あるものはいつか壊れる。
それは、不変なる時の理の一つ。
だが、それは何かへと還り、再び何かを創り上げる輪転の理でもある。
形のないものも……壊れたり、傷付くことはある。
時には、失われる事も。
[静かな口調で言って。
それから、ぽつりと呟かれた言葉に、瞬きひとつ]
……足りない?
―礼拝堂―
…………君にそれを渡すように頼むかな。
それは人目にふれてはいけないもの。
それは誰かが持っていてはいけないもの。
渡さないというのなら
[一呼吸]
さて、どうしよか
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