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ミハエルさんも褒めてくださったのよ。
[さりげなくそんなことを言いながら、一番上のウシのパペットを手に取った。
表と裏、四枚の布を重ね合わせてできたそれは見た目よりも丈夫で、縫い目も目立たないがしっかりとしている]
ありがとう。
お気に召してよかったわ。
[ゲルダの微笑みには再び嬉しそうに礼を述べて、元通りパペットをしまう]
じゃあ、これはお預けするわね。
行ってらっしゃい。
[出ていくゲルダを見送り、バスケットは彼女の祖母に託された]
じゃあ、少しだけ華になっていこうかな。
[ユリアンの言葉もあって、ライヒアルトとユリアンの二人の世辞に気をよくしたのか、笑いかけて、
それでも邪魔にならないようにと最初は何の話かと聞いていたり]
―雑貨屋―
諦めてちょっとは折れちゃえばいいのに。
[頭をかく様子>>301に、困らせているのは分っているものの。
とはいえライヒアルトのように黙っているような性格でもなかった。
軽く無茶も言いながら、
そういえば、どうしてアーベルは出て行ったんだっけと。
ふと考えた所で次の言葉が返ってきて、思考は一旦切れてしまった。]
そっか。ライは相変わらずだったでしょ。
おじさんたちもきっと喜んでる。
[今自分と同じ仕事をしていた人らの事は、遠い記憶の中にも印象深く残っている。
真っ先にそこへ行った事には、穏やかに笑んで。]
あら、大変なのは私じゃなくてアルだもの。
大丈夫大丈夫、体丈夫になって健康になるよ。みんな喜ぶし。
[知ってかしらずか、もう一人と似たような軽い言葉を笑みながら返した。]
─村の通り─
大変だがそれも仕事と割り切って貰うさ。
平和な村だから、な。
今の時期なら修道院よりも仕事が少ないだろ。
こっちは葡萄の収穫で人手が足りねぇし。
お前さんに卸す分のワインの瓶詰めも未だだ。
[ユリアン>>308親子が滞在する期間は理解していたから
味を確かめて貰ってからが良いかと思い
伸ばし伸ばしにしていただけだが]
――…ん。そういう訳なら問題ない。
取引先にはちゃんと注意してから売ってくれよ。
お前さんがアレにはまった、とかでなくてほっとしたよ。
[彼なら理解しているだろうが念を押してしまうのは
求められた品が品なだけに、である。
手元にあるのは二冊の本。
一度戻る必要があるな、と修道院を見遣る]
― 村の通り ―
[軽快な足取りで歩み進むは村の通り道。先々で配達を済ませ道すがら村人と談笑を愉しむ。聞こえてくる噂話を不思議そうに訊ねたりしていたが特に取り留めもない話ばかり。自衛団長の様子も耳にすると、あれは自分だけへの態度では無いのだなと識る。]
ン…、そっか
確かクロエは団長さんとも親しかったよね
それとなく聞いてみようと想う
[そう話し相手に伝えると手を振りまた道のりを一人で歩み始める。その道の先には先ほど雑貨屋に来て呉れたクロエの姿を見つけて、]
クロエ…?
もうお仕事はいいのかい?
[声を掛けてみるが気がつかないかも知れず。
少し遠いところから手を振ってみた*]
―雑貨屋―
[老婆とは少しの会話の後、然程多くないお代を受けとることになるか]
それが本当なら、尚更嬉しいわね。
[お世辞じゃない、というアーベルの言葉はどう受け取ったか、向ける笑みは先程とあまり変わらなかった]
そうだったの。
ベッティさんと仲がよさそうに見えたものだから。
[彼女が彼に向けていた言葉までは聞いていなかったが。
扉の方を振り返り、今一度視線を戻す]
行き違いだなんて、惜しいことをしたわ。
[冗談めいた口調で言って、口端を釣り上げてみせた]
─村の通り─
雑貨屋か。
相変わらず繁盛してるな。
[インクの瓶の向こうのベッティ>>313を見遣り]
確かに、この三人は珍しいか。
こっちがミハエルを引き止めちまったんだよな。
其処にユリアンがやってきた、と。
[軽く説明して自己紹介する様を眺めた]
―雑貨屋―
あら、そういえば今どのくらいだったかしら。
[イレーネの言葉を受けて、その子の宿る場所に視線を遣る]
わたしの作品でよければ、お祝いとして贈らせてもらうわ。
あなた方にはいつもお世話になっているし。
[持ってきた人形への感嘆を受けて、微笑みながらそう告げ。
はた、と手を打った]
そうだ。後でまた、工房にお伺いしてもいいかしら。
銀の粉があれば分けていただきたいのだけど。
─村の通り─
そうだぞ。
とりあえずゼルギウスの話……
特にイレーネに関する話の所は聞き流すくらいが丁度良い。
[首を傾げるミハエル>>322に向けるのは
冗談にも思えぬ真剣な表情。
本気でそう思っている節があるのは容易に分かる]
画家や彫刻家ねぇ。
余り縁はない所だな。
[教会に飾る絵や像はそれなりに名の知れた物らしいが
美術品よりも本の方に興味がある青年はそんな事を口にした。
僅かに映る楽しげな少年の笑みに目を細める。
話している事は少年らしからぬ者だが
その笑みは歳相応のものに見えた]
―村の通り―
[ミハエルの様子に気づきはしたが、特に改めることはせず]
まぁ、気が向いたら飲むなり食べるなり、うちに来るといいしな。
[ミハエルに笑いかけてそう言ってから]
幼馴染の店が閑古鳥だと私も悲しいしな。
いいことだと思うよ、特にこの時期は多少忙しいくらいがいいのかもしれないしな。
余分なこと考えすぎずにすむだろうしな。
[そうライヒアルトに笑いかけて、続いた説明にはありがとなと変わらぬ笑顔を返した]
─村の通り─
あれ、ベッティ。
ライ兄とユリアンさん、ミハエル君もいるや。
[教会へと向かう途中、幼馴染と修道士、それとさっきも顔をあわせた二人を見つけそちらへ向かって。]
ベッティ、ライ兄こんにちは。
ミハエル君とユリアンさんはさっきぶり。
なんだか珍しい顔合わせだね?
─村の通り─
華となって呉れた礼でもしておこうか。
[ベッティの言葉>>316に軽く声を返し
二冊の本を抱えながら差し出すのはクッキーの包み]
ゲルダにもやったしお前さんにやらないのも変だろ。
――…そうだな。
忙しいくらいが丁度良いか。
[彼女の言葉に曖昧な表情で頷く]
―村の通り―
[しばらくは3人の話を聞きながら、クロエに声をかけられて]
んっ、私が追加されて珍しさに磨きがかかったか。
[さっきの自分と似たような反応にそんな言葉を返してから]
こんにちは、クロっち。
[幼馴染に笑いかけて、ふりふりと片手を振り挨拶をした]
─村の通り─
[新たな声にゆると顔を其方に向ける。
声の主がクロエ>>329と分かれば常の笑みを向け]
こんにちは。
……珍しい、か。
ついさっき、ベッティにも言われた所だ。
[二度目ともなれば苦笑にも似た表情が浮かんだ]
そっちは如何した?
[ライヒアルトからクッキーの入った包みを受け取ると]
ありがと。
[それからにっと笑いかけて]
いやいや、ライヒアルトさんにとって、ゲルダさんが特別だったら何も問題はないんじゃないですか?
[少し潜めた声でそう言ったりしたとか]
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