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[実感云々には、まあな、と返しておいて]
『天』と『地』の均衡を図る、という観点からも、『四瑞』としての接触は必要だろ。
『天帝』からも、そうお達しがきてるしな。
『天魔』が暴れれば一番手っ取り早いんだが、そうそう迂闊じゃないだろうし、こっちから接触持たんと。
どっかに集めて、事情話すしかあるまい。
[どこまでも大雑把なのは、性格なのかも知れない。
上げられた名前には、思案。一応、知らない名前ではない。
恭也以外は]
え? い、いや、あの、その……。
[なんて言い訳するべきか、口下手な彼には思い浮かぶはずも無く、思わずキョウヤに視線を投げかける。そしてそのまま何とはなしにケイコにもヘルプを要請する視線を発射]
そんじゃあ、餌撒きでもしようか。
気付く奴らがどれだけ居るかは分からないけど。
[ふー、と長く息を吐く]
疑問に思って、食いついてきたら御の字、ってところかな。
暑いのは、ほら。
主に、そこのバカップルとか。
[ 視線どころか、指でもさした。
熱々で体感気温上昇というよりは、
見ていてどうしようもなくて湿度上昇という雰囲気だが ]
流石にそこまで無礼じゃねえってば。
[ 曲りなりにも中学時代には剣道部に入っていた身としては、
神聖な道場に足を踏み入れられるはずもない。
ついでに、ヒビキの強さもよく理解している、つもり ]
[自力で対応できるかな?と思えば案の定だったらしい。]
日程を少し喋りつつ、そもそも出れんという結論に達してた
[なぜ相談しなかったという疑問はさっさと流してもらうことにした]
[キョウヤとケイコのフォローに思いっきり首を縦に振りながら肯定した]
……そ、そう。まだ話もほとんどできていない状態だから、全然進んでないし、それに、変な見えない壁が無くならないと厳しいだろうし。
[後半は少し落ち着けたらしい。周囲の言葉を耳に入れる余裕が出てきたところに、アズマのバカップル発言に目を細めた]
……どこにバカップルがいるんだろう?
[自覚はない]
……ま、今一人予想外に食いついてきたから。
そこから、撒き餌が広がる可能性はあるんじゃないかと。
[対するこちらは、平然としたもので]
取りあえず、今は力ないんで、一度離脱するけど、な。
[でも、やっぱりへたっているようです]
[ヒサタカが動揺する理由に気づくことなく首傾げ。
なんで、チラチラキョーヤやケイコ見てるんだろ?
そこで何か思いついたのか、ぽんと手を打ち合わせると]
ああ、そうそう。えっと、サキ先輩……でしたっけ。
無理強いシテ始めても、きっと長続きしないと思うんデス。
だったら、やりたいと思うようにモット仕向ければイイと思うんデス。
例えば、催眠術デスとか。
[さらりと不穏なこと言ってみる。悪気は……あんまないんじゃないかな、うん。]
[ごくりと残ったお茶を飲み干して。空になった紙コップをゴミ箱に捨てる]
さって、アタシも一旦帰ろかな。
何よりシャワーを浴びたい。
[そう言えば走り込みの最中からこっちに移動してきたのでした。椅子から立ち上がって家庭科室を出る直前]
……何をすべきか、成すべきか。
その問いの答えは己が中に。
「視え」しものをあるがままに受け入れよ。
さすれば道は開かれん。
[唐突に言葉を紡ぎ、家庭科室に残る者達に少しだけ振り返った。その言葉はその場に居る特定の者達へと向けたもの。
こちらに視線を向けてくる恭也には、もちろん、と言う笑顔]
そんじゃお先にー。
[ひら、と後ろでに手を振ると、そのまま家庭科室を*出て行った*]
[ バカップルにバカップルの自覚があったら、
苦労しないんだよ。
お前だお前、という表情をしながらも敢えて口にはしない。
窓から外に出ていくのはサキとどちらが先だったか、
その言葉が届いていたかも定かではない。
真夏日の陽射しを受けながら、校舎外へと歩んでいく ]
…あ、そ。
[バカップルの言葉に微かに視線がきょとんする。
むしろカップルだとすら思っていなかったらしい。
一応はわきまえているらしい様子に、よろしい、とばかり無言のため息一つ。
もう一度手拭いを濡らしなおすとぺたぺたと上履きの音を響かせながらこちらは扉のほうへ向かう]
…ま、いい。
俺は道場に戻る。
[キョウヤのフォローとそれに同意するヒサタカにうんと頷くと]
そーなんだ。うん、そーなんだよね。
出れないと、どーにもならないよね。
[そう言ったところで聞こえてくるアズマの言葉。しかも指差し付き。]
パカップル? それ何。それとヒサタカとワタシがどうバカップルなんだろ?
[首傾げ。こっちも自覚なし。]
おんや、随分と積極的なのが居たね。
こっちも餌は撒いたけど…どうかなー。
何だかみょーに和気藹々だったし。
天然カップルって恐ろしいわ。
[すこーしだけ苦笑が漏れたかも]
と言うか、鳳凰はまず休め。
はぐらかすなりして離脱しなさいな。
それだけ食いついてくるなら、後でもまた食らいついてくるだろうし。
いや、マリー。そんなこと教えないでくれ
…って、急になに言い出すんだ?
[いつもと変わった様子の幸貴を見て瞬く。とはいえ次の笑みをみて、内容はともかく安堵はしたが。
己の中といわれても浮かばないが、奇妙に視えるものはある。
そいつは久鷹やマリーの近くにいったり、幸貴のとこにいったりしてるのに、誰も視線を合わしてないから視えてないのは容易に知れるわけで。
同じように空の紙コップを捨て、解散する面々を軽く見送る]
[紅鴛、どこまでも呑気です。くるるん、とか鳴いてたり]
事実を事実として、端的に述べたまでだが。
[説明になってません。
ジト目にも動じた様子はなく、けらりと笑って]
ま、何にも知らん、とは言わんが。
今は、話すだけの体力が不足してるんでね。
[言いつつ、ひょい、と立ち上がる。
青空を背に、刹那、五色の翼の瑞鳥が浮かんで消えたかも。
……ちなみに、体力に関しては嘘言ってません]
……てわけで、俺は帰る。
どうしても知りたきゃ、後でウチに来るといい。
[涼しい時間だと助かるが、と。
冗談めかした口調で言うと、そのまま*足早に階下へと*]
さて、どこにいるんでしょな。
[ヒサタカには乾いた笑みを返しつつ。
帰るというサキにお疲れ様です、と言おうとして]
…は?
[一瞬呆然となり、その台詞を問い質す機会を逃してしまい。
あー、とか、うー、とか小さく唸った後]
そだな、ここにいても始まらない。
とりあえず出来ることでもしてきますか。
んじゃまたね。
[狭い範囲にいればどうせ嫌でも顔を合わせるだろうし、とか。
サキと同じようにお茶を飲み干し、ヒラヒラと手を振って室外へ]
[ トン、と靴の先で地面を蹴る。
顔を上げるとフードは僅かにずれて、金が零れる。
視線の先には、広がる空があった ]
今日は普段より、うるせぇな――
[ 呟きの後には、眼を伏せて。
その足は気侭というには目的を持った様子で、*何処かへ向く* ]
ま、最悪強引に巻き込むと言う手もあるし、何とかなるだろ。
[どこまで大雑把なのかと]
天然カップル……ね。
天魔と五神に分かれてたら、それこそ恐ろしそうだな。
[何となく、遠い目をしたかも知れない]
ああ、このまま動き回ると、さすがに色々とまずいからな……ウチ帰って、大人しく休むよ。
これから、休むどこじゃなくなりそうだし、な……。
[自覚があったら苦労しないんだ。とか
内心で我妻と同じようなことを考えているなんて知らないが]
視えるもの…かぁ
[少し考える。急な言葉と適合する状態は不思議で…何か知ってるのかとも思えて
久鷹とマリーをみて、やっぱり二人にしておこうとか思ったのもありつつ]
ん…少し考えよ
[自覚のないカップルが気づかぬように涼を求めて家庭科室を*後にした*]
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