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―二階・客室―
[部屋に入ると、持ってきた自分の鞄の中身を確認する。大事な売上金が入っているから]
……ん、間違いはないよな?
それにしても……
[鞄を脇に置いて見つめるのは窓。
酷い風と雨が容赦なくそれを叩いているのを見て、広間では見せないような渋い顔をする]
明日、ちゃんと帰れっかなぁ…
[風雨の音に吊り橋があげる頼りない音が混じるのにも溜息をつく。
朝には晴れていることを願いながら、山歩きには体力が一番とベッドにもぐりこみ*目を閉じる*]
舞を請われた、か。
[キャロルの言葉を思い出す。何気ない対話のひとつ。おかしな点は何もない。だが。]
(よもや人を集めているということはないよな…。)
[疑り深い穿った思考は、そんな答えも導き出す。
杞憂とするには、訪れた訪問者はやはり多いように感じられた。
来客が多ければ、手をだしずらいと思われているのだろうか。
それは誇り高い人狼を見くびっている、ということになる。]
……気にいらないな。
[呟きは細く。夢現の合間をさ迷っているだろう二人にとどいたかどうか。
届いたとしても、気のせいだからと何かしら理由をつけて、柔らかな笑みの気配を*返すのだが。*]
─2階・客間─
[窓辺を離れ、何はなくとも休息を、と思いベッドに入ってから、どれだけ時間がたったかは定かではなく。
何れにせよ、旅路で溜まった疲労が呼び込むのは、深い眠り。
それでも、時の経過と共にそれは破れる]
……雨、は。
[目を覚まし、最初に気にかかったのは、それ。
カーテンを開けて外を見る。
風雨は大分静まったようだが空は暗く、時間は把握できなかった]
……先に、降りられた方々は、大丈夫だったのかしらね?
[館を訪れ、先に去った者たちの事を思いつつ、呟くのはこんな言葉]
―二階・部屋―
[幾分収まっては来たものの、窓の外は相変わらず雨だった。
薄暗い空を見るだけでは、今現在どのくらいの時間かは判断しかねた]
客人方も災難ですね。
[首を振り、墓守は身を起こした]
よりにもよって、このような時に来られるとは。
[前髪は多少乱れた後、常のように左側の表情を隠す。
遠くに揺れる吊り橋を見、黒灰の片目が細まった]
尤も、御主人にとっては幸いなのでしょうが。
これ程賑やかなのは久方振りですし。
[唇に薄い弧を描き、墓守は窓の外から意識を外す。
机の上にある食器を重ねて、それを持って部屋の外に出た]
さて……とりあえず、お湯を使わせてもらおうかしら。
あのまま休んでしまったから、髪も手入れしないとならないし。
[金の髪を軽く、摘みながら呟いて。
少ない荷物の中から着替えを取り出すと、ゆっくりと部屋を出て大浴場へと歩き出す]
―廊下―
[食事は昨晩客人が広間を去った後、部屋で取った。
食器は皿が二枚とカップが一つ。
微かに擦れる音を響かせながら、厨房に向かう為階段の方へ]
御早うございます。
[途中で客人の一人を見つければ、時間は判らないもののそう挨拶をした]
─廊下─
[呼びかける声に気づいて、足を止める]
あら、墓守殿。
おはよう……で、いいのかしら?
[時間の把握はできていないから、返す挨拶は冗談めいたものになる]
風はだいぶ静まったようだけれど。
雨はまだ、止みそうにないわね。
―広間―
[人影の減った広間で暖かい茶を貰いながらセシリアは黙々と本を読み続ける。
中ほどを過ぎたところで人狼に呼応するように現れる能力者についての記述に変わった]
『――発現は稀であり、また、発現の仕方や能力の行使方法等は多岐にわたる。
元々は人狼に関わりのない場で使われていた技術が対人狼に使われることもある。
しかし、能力や技術を使って得られる結果についてある程度の分類が可能である』
…おとぎ話みたいだなぁ…。
[人狼が実在するということは知っているが、セシリア自身が遭遇したことはない。
本を読み進めるに従って知識は増えても実感は沸かなかった]
[ふと窓の外を見ると先ほどより天候が良くなっているようだ。
相変わらず雨が窓を打つ音がするが随分静かになっている。]
よかった……本も見つかったし、この分なら朝には回復するかも。
如何でしょう。
[冗談めいた物言いに、墓守もまた微かに笑いながら首を傾けた]
困ったことです。
尤も、此処にいるうちは安全でしょうけれど。
[窓のある方向に首を向ける]
昨晩はよく眠られましたか。
寝て起きた後なら、いつでも挨拶は「おはよう」でいい、なんて言うひとも、たまにいるものね。
[ふふ、とたのしげな笑みを浮かべながら、言って]
私は、急ぐ旅でもないから、構いはしないけれど。
他に用事や、仕事のある方々は大変よね。
[碧の瞳もまた、窓の方へと移ろう]
ええ、おかげさまで。
ベッドで休んだのは、一月ぶりだったかしら。
興味任せに、遠方まで行っていたものだから。
[気づくと先ほどまでいた使用人たちが居なくなっていた。
読書に没頭していて気づかなかったらしい。
雨の音だけが広間に響く]
今って…何時ごろなのかな。暗くてよくわからないな……。
[一人ごちて再び本に目を落とす。
著者が実際に遭遇したという「能力者」の記述に差し掛かった]
『―――遭遇した女性の能力の発現は一週間程度であり、詳しい観察・調査を行うことは出来なかった。
周囲の者の証言によると能力の発現に伴い著しい精神活動の変化が見られ―――』
―二階・客室―
[風の音で寝付けずに幾度か寝返りを繰り返して、ベッドサイドに置いた鞄に目を留める。
中に入っているのはここでの代金と幾つかの小物。そして怪我をしたときのための薬と…]
「ギルバート、忘れ物はないかい?」
大丈夫だって。ちゃんと、ほら…
[そう言って、鞄の奥に忍ばせた物を見せる]
「気をつけるんだよ?今の季節は山の獣は危ないからね?」
[これからの時期、山の食料が減れば人に危害を加える物もいる。とはいえ、この辺りでは野犬がせいぜいで]
ったく、大袈裟なんだから…
[ぼそぼそと呟くのは半ば寝言のように。
そうして迎えたのは短くて浅い眠り]
―夢―
[そのきっかけはなんだったか、強い風が吹き、雨が降っていた時のこと。
幼い記憶には人が殺されて誰かが人狼の仕業だと騒いだことからだったと思う]
「人狼だっ!人狼がでたぞっ!
これは人狼の仕業に違いないっ!」
[叫ぶ一人の村人、小さな村のこと殺人事件のことも村人の叫びもすぐに村中に伝わった]
「殺せっ!見つけ出して殺すんだっ!あんなむごたらしい殺し方、人狼の仕業に決まっているっ!」
「落ち着け、まずは落ち着いて話会おうぜ」
「お前が、お前が人狼なんだろうっ!」
[叫んでいた村人をなだめに入った村人はそのままナイフで刺されて死んだ。
疑りあいと、人殺しの連鎖が始まり、それはもう止まらない。言葉が疑惑を生み、そして殺人に繋がる。
やがてその連鎖は自分たちの両親に向けられる。理由がなんだったかは覚えていない。]
―夢―
[人狼の両親にとっては人狼の力を使って村人一人を返り討ちにすることは容易かった。
けれどもそのことによって両親が人狼だとばれた。
殺気だった村人達が家の周りを囲んでいる。両親は安全になるまで家の中に黙って隠れてなさいと告げて外に出て行った]
おとうさん、おかあさん……
[家の中で恐怖に震えていると、周りの争うよう音、殺せとか、お前達のせいでとか怒声が聞こえてくる。
どれくらいの時がたっただろうか?
それまでの間、聞こえてきていたのは雨音よりも強い狂ったような叫び声、悲鳴、金属音、何かがぶつかる音。しばらくして争うような音が少なくなる。
恐る恐る窓の外を覗くと、辺りは真っ赤な血の海、ところどころに体の一部と思われる肉片、そして村人達の引き裂かれた死体。
悲鳴をあげそうになる口をおさえて窓から離れて尻餅をつく。]
―夢―
「くそっ、化け物がっ!生き残ったのは俺たちだけか」
「まだ娘がいる。あいつも殺せっ!家の中にいるはずだっ!」
「俺たちだけでやれるのか?」
「人狼っていったって子供だろう?それにやらなきゃやられるんだっ!」
[外から聞こえてくる声は両親のものではない村人達のもの、数名の声。
何かを引きずる音、玄関の戸が開けられる]
「でてこいっ!隠れたって無駄だぞっ!」
[家の中に怒声が響く、咄嗟に机の下に隠れて玄関の方を覗く。
村人達が引きずっていたのは散々いたぶられた変わり果てた姿の両親。
何かが、心の中ではじけた。両親よりもより濃くなった人狼の血が…。]
―夢―
[家にきた村人が何名だったか覚えていない、次に気づいた時にはもう村人達は数を数えられる状態じゃなかったから。
家の中は村人達だった肉片と血にまみれていた。]
とう…さん…かあ…さん……
[両親の死体にすがり付いて泣く、返事はもう返ってこない。
両親は自分に隠れていろと言った。安全になるまで隠れていろって。
言葉に従って家の地下倉庫に隠れることにした。家の中にいるだけじゃまた見つかるかもしれないから。]
皆様の御予定は聞いていませんけれど。
そのような方も居られるのでしょうか。
[雫に濡れ、時折音を立てる窓から目を戻した]
それは結構なことです。
[踊り子の返答を聞いて、再び微笑む]
宜しければ、後でその時のお話を伺いたいものですね。
御主人にはもうお話しになられたのでしたか。
―夢―
[どれくらいの時がたっただろうか、地下倉庫の中で震えている。安全になるまで隠れていなさいと最後に残した両親の言葉に従って。
血の色と匂いに染まった村、外では振り続ける雨の音以外にすでに動くものの気配が感じられなくなった村。
それでも自分は隠れ続けている。いつが安全なのかわからないこともあった。一人で待ち続けるのは怖かった。]
………っ
[そのまま震えていると倉庫の入り口が開けられた。
一人の若い男の姿、おびえる自分に優しく手を差し出す。
もう怖がることはない大丈夫だからとそんなような言葉をかけられる。
殺気だった村人達と違う優しい雰囲気、そのまま抱きしめられ……]
……っ…
[目を覚ます、くまさんのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた]
『数年後筆者の入手した人狼の物と思われる骨を女性に見せた所、女性が人狼に遭遇した時と同一の症状が現れた。
能力の発現と精神活動の変化である。
この事から女性の能力は人狼(生体もしくは体の一部)に近づいた時に発現する物と考えられる。
ただしこれは一例に過ぎず、得られる結果が同じでも精神活動の変化が伴わない者や対人狼に特化しているわけではない者等、数々の記録がある。
特に後者の場合たまたま人狼に遭遇し、能力を行使した結果と言える。』
─書庫─
[セシリアがやって来たことなぞ気付きもせず、ラッセルは昏々と眠り続けた。
書庫にラッセルが居ることを知らされた使用人達は、どうするかを相談し始める]
[風邪を引いてしまうわ] [でもあの人は触られるのを]
[このままにするわけには] [直接触れなければ良いんじゃ]
[しばらく後に、毛布を一つ持ち書庫へ向かう男性の使用人の姿があった。
最悪毛布に包んだまま運べば良いと言うのが同僚との結論。
軽いノックの後に書庫へと入ると、ラッセルは未だ眠りの中にあった]
……んー?
[薄く覚醒してごろりと寝返りを打って]
……あー、大分静かになってんな…降ってる事は降ってるみてーだけど…
[外はまだ暗い。
ならば、明ける頃には雨も止むだろうか?]
止んでたら、朝飯だけもらって帰るとするか…。
特に何か聞いたわけではないけれど。
雑貨屋の彼なんかは、やっぱり、仕事が気になるんじゃないかしら?
[軽く、首を傾げて推測を呟く]
いえ、まだよ。
あまり、早く話してしまうとたのしみがなくなってしまうでしょう?
[ふふ、と笑いながら言う様子はどこかたのしげに]
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