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─ 広間 ─
全部食うたら突っついたるわ。
[リアん言葉>>316聞いて、やっと普通に笑えた気ぃする。
誰かと話しとるだけでもやっぱちゃうな]
汗流してくるだけやさかい、直ぐ戻って来るで。
[飯前に流石に長湯はせぇへん。
やからカルメンさんのちっさい声>>319にそうゆぅた]
おおきにベス。
ほなちょっと行ってくるわ。
[ベスん快諾>>322に礼ゆぅて、うちはソファーから立ち上がってん。
ナティの視線>>323にも、大丈夫やー、て笑い返しといた。
リネン室行ってタオルも借りんとな。
そないなわけでちょっと1階ちょろついてからお風呂行くことんなった]
……はっきり、言うなあ。
[聞こえてきたコエに、ふ、とわらう]
ああ、でも。
その時は、そうするしかないんだろう、な。
……気づかれたら、その時は……。
[割り切るしかない、と。
死を望まぬならばそれしかない、と。
わかっているから、小さく呟いて、それから]
そういえば。
……あんたが『誰』なのか、聞いてない。
[意識で交わすコエからは、相手の姿まで見えない。
何となくの予感はあれど、誰と特定はできないままでいたから。
投げかけたのは、こんな問いかけ]
― 広間 ―
[旅人は、言葉通りにオートミールを鍋一杯分作り上げた。そんなに美味しいものではないが、消化が良くて暖かいから病人食や食欲が無い時にはおすすめだ。旅人自身も味見を兼ねて皿一杯分を食べ、他にも並べられた卵料理やスープも遠慮なく口にした]
ふあ…
[旅人の不覚は、腹一杯になると眠くなるという法則を忘れていたことだ。気付けばうとうとと舟をこいでいて、その間に、エーリッヒとアーベルがそれぞれ森と橋の様子を見に出かけてしまったらしい事には、目覚めてから気付いた]
─ 広間 ─
[落ち着いたのは、ローザと入れ違う頃になったか。
その場の面々を見て、ない顔のあることに少し眉を下げる。
黙って、その分を脇に取り分けておくことにした]
ベアトリーチェ。さめないうちに。
[そうして、おさない少女へ和らげた声を掛けた]
― 広間 ―
[ライやナタに頷いて、自分はサッサと腹ごしらえしてしまうためパンやオムレツに手を伸ばした。
エリがいても同じ感想を口にしただろうが、また子供っぽいとかいわれる反応をして拗ねたかもしれない]
眠れなかった?
[息をついたのは疲れてるからか、それは昨夜の嵐で眠りが浅かったのかと、短い問を投げた]
あれ。
[ユリアンの指摘>>315で、ようやくエーリッヒの姿が見えない事に気がついて。]
エリお兄ちゃん、大丈夫かなぁ。
[へんにょりと眉を下げて、オロオロとしだして。
先ほどユリアンから受けた注意を受けたばかりで、森には行けないから。
少女は、兄と慕う気持ちに潜む感情を理解していない。]
―広間―
はい、ローザさんもお気をつけて。
[微笑んで見送ってから、一度窓の外へと視線を向け]
エーリッヒさん大丈夫でしょうか?
そういえばアーベルさんの姿も?
[二人が無事でありますようにと小さく祈りの言葉を心で紡ぐ、気休め程度に]
―広間―
む……そう見えたか。
気を遣わせてすまないな、問題ないよ。
[シスターの声>>323に僅かに瞬き、微かに苦笑を浮かべる。
今広間にいる者が食事に手をつけ始めるまで、男はいつも通り手を伸ばそうとはしない]
嗚呼、少し考え事をしていてな。
長い滞在になると思わなかったから、色々と遣り残してきてしまったのだ。
[続く言葉は先の続きでもあり、他方からの問い>>330への返答でもある。
実際睡眠時間はいつもより短かったのだ。ある意味では嵐の所為とも言えた]
─ →大浴場 ─
[いやぁ。
なんもせんでも温かい風呂てええね。
湯ぅ沸かす手間無いっちゅーんはホンマ楽やわ]
エイリとベスええなぁ、毎日こないな風呂入れるんや。
[羨ましいわぁ、温泉てええね。
…はっ、やからここに屋敷建てたんやろか。
ギュンターさん侮れん。
妙な憶測は置いといて、服脱いで温かい湯でさっぱり汗流してん。
そーいや服、着替えあらへんなぁ…。
着た切りすずめんなってまうけど、しゃーないか。
汗流してからちゃっかり湯にも浸かって身体も温めた。
ほっかほかやー。
風呂から上がって服着た後でもほかほかしとる。
温泉て偉大やった]
― 広間 ―
こりゃあ、寝過ごしたな…いびきかいてなかったろうなあ…
[的外れな心配をしつつ、旅人は寝落ちていた椅子から腰を上げる]
ギュンターさん、私も外を見て来ますよ。
[若者達の会話には頓着せず、屋敷の主にだけそう断って、旅人は部屋にマントを取りに行くために広間を出ようとする]
うん、いってらっしゃい。
寒いから、ちゃんと着込んでね!
[少女も時折冬の寒さに負けて寝込むことがあるのだが。
その時は厳重に着込んだ上で、暖かい食べ物などを口にしていたために、
お風呂場へと向かうローザ>>327へと言葉がついて出た。]
……う?
いいの?先食べても。
[クロエの柔らかな声>>329に、そちらへと近づいて。
了承が得られれば、いただきます、と声を出して食べ始める。]
二人とも大丈夫だとは、思うけど…。
[二人の名が挙がるのに、少し眉根を寄せる。
けれど敢えてそれ以上顔を曇らせることはせずに、]
昨夜の風は酷かったですからね。
寝不足も仕方がない。
[修道士へと顔を向けた。
実際、クロエも睡眠を十分にとれたとは言い難いのだ]
はい…。
[返事を返してから改めて自分が返したコエに気づき、はっとして…]
私は、ナターリエです。シスターの。
[返事のコエは驚きながらで警戒もせずに自分の正体を明かしてしまい。
それと同時に相手の正体を自分も知らないことに気づき]
えっと、あなたは、誰でしょうか?
[あれこれ悩む思いは徐々に薄れていく、いろいろ自覚するものが増えていく]
同じ仲間ということですね。
[続けてかけるのは、自分の正体をしっかりと自覚した、コエ]
……シスター?
は……それもなんていうか……。
[どういう組み合わせ、とは思いつつ。
名を問われたなら、小さく嘆息する気配を響きにのせて]
俺は……エーリッヒ……って言えば、早いか。
でも、それと同時に、ラファール、でもある。
こっちの名前は、ずっと……12年前から、忘れてたけど。
[12年前、が意味するところは伝わるか、否か。
ともあれ、『仲間』という言葉を否定することはなく]
ああ……そういうこと、だな。
[短く、そう返していた]
─橋の跡─
森を見てきたのか。
[少しだけ驚いたように目を瞠る。
エーリッヒの言葉を聞き、思案げに俯いた]
嵐のせいかな。
これほど酷いのはなかなか無い事だし。
[橋が落ちたなんて話も聞かなかったから
酷い嵐のせいで狼も餌を探して下りてきたのかと思う]
―――…
[言葉が止み、僅かな、我慢するよな間の後
ちいさなクシャミをして鼻先を軽く擦る]
と、そろそろ戻ろうかな。
キミはどうする?
― 広間 ―
あの、ギュンターさん?一体…
[旅人は、一度だけその背に声をかけたが、老人は首を振り『調べなければいけないことがある』とだけ言い置いて、そのまま立ち去っていった]
─ 橋の跡 ─
森の中は、俺にとっては仕事場ですからね。
ずっと観察して、レポート書いてる植物がどうなってるかは、やっぱり気になりますよ。
[亡き父に習って植物学を学んでいる事は、伝えていたかどうか。
驚いたような反応>>346に、軽く肩を竦めて返す]
冷静に考えれば、食べるものも少ない季節ですし。
嵐で、それが更に減ったと思えば、不自然でもない……のか、な。
[そんな推測を述べて。
空白の後に聞こえたクシャミに翠をひとつ、瞬かせる]
……俺も、戻りますよ。
飯作っただけで、食べずに出てきてますからね。
それに……風邪引く趣味はないですし。
[投げかけられた問いに返すのは、常と変わらぬ軽い口調]
―広間―
ベアトリーチェ君はきちんと眠れたというのに、我ながら情けのない事だよ。
しかしあの嵐だ。村の方も無事だと良いのだがな。
[細工師>>339には先に会話した少女の名を上げつつ頷いてみせる]
嗚呼、私も……
[食事中は殆ど無言だった為、終えるまでにも然程時間は掛からなかった。
広間を出て行こうとする旅人に反応し、椅子から腰を浮かせ。
窓の開く音>>340と、その向こうから微かに聞こえた声に、眉を寄せて振り返った]
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