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口伝は、異能者には特に、細かく伝えられていますしね。
[ロストの声にそう返し。
だがこの位置からでは、彼らの声は届かない。]
暗くなって、落ち込んでも、か。
[小さく反芻して、ぽん、と掴んでいた部分を叩き、手を離す。
それから、ぐるりと周囲を見回して。
周囲のやり取りから遠ざかるように軽く目を伏せ、ぼんやりと、何事か思い悩むよな様子で*黙り込み*]
うん、ありがとう。
…そうだね、わたし一人の身体じゃないんだものね。
[エプロンの上からそっと撫でる腹部は、まだ目立ちはじめる前。
けれどもそこにはちゃんと新しい命が宿っている。
落ち着ける飲み物でも出そうかと思っていたけれど、今は大人しく弟の忠告に従う事に。]
[アーベルから煙草を受け取り火をつけると大きく吸い込んでゆっくりと煙を吐き出す]
俺は、そのどっちの喧騒の中でもこうやってのんびりしてんのが好きなんだ。まあ、お前もちっと付き合えや。
[血を拭う様を見て少し顔をしかめるが滲んだ血の量から大した傷では無いと見て]
おまーが大丈夫でも、ペンが駄目になっちまうかもだろう?
[自分のペン先をフリフリと振ってみせ]
お互い商売道具なんだ。大事にしてやれや。
[と、椅子にだらしなく腰掛けたまま煙をふわりと吐き出した]
丈夫だから傷ついても良いということにはなりませんよ。
もっと気をつけてください。
[呆れたようにブリジットに言い返して。だが拒否されたならばそれ以上の手を出そうとはしない。
戻って来たアーベルに礼を言って箱を受け取ると、乾燥させてある薬草を軽く揉んで一度傷口に当て、浮き出した血を布に吸わせるとその上から軟膏を少し多めに塗った]
…ミリィも本当に気をつけてくださいね。
[傷に触らぬように気をつけながら手を握る。
膝をついた体勢から顔を見上げ、念を押すように言った]
そう、それなら……良いですけど。
あんまり自分で自分を傷つけるようなことはしない方が良いですよ。
[腰の辺りで手を拭うブリジットに、ポケットからハンカチを取り出して渡し]
あ、うん。ええとそれじゃ。
[アーベルの言い様に、エーリッヒの顔を覗き込んで]
エーリッヒ様、今日はここで夕飯をいただきましょう。
私も準備手伝ってきますから。
[ね、と言って、ぱたぱた、と*奥へ駆けていった。*]
ミリィ。
[ロストの傍に在る幼馴染をそっと見た。
「大丈夫かな」と口にしかけて、黙った。
大丈夫でない方がいいのかもしれないと、一瞬頭を掠めた思いに少しだけ顔を伏せて。]
そう。けれど知識と実際は違うもの。
なのに彼はこの局面でも、あまりにも普段と変わらない。
気を払っておく必要はあるでしょう。
[奥へと行かれてしまうと彼とて様子を窺うことはできない。
ゲイトに囁き返しながら、軽く目を細めた]
そう簡単に見破られてしまっては。
宴も盛り上がりませんしね。
[囁きが内包するネツは高い]
[治療を受けている中、断続的に襲い来る痛み。
燃えるような熱さ。
その全てを、笑みを浮かべて、耐える]
……うん。大丈夫。
もう、全然痛くないよ。
[痛みは、止まらない。
きっと、神の領域に踏み込み、そこから逃げ出してしまったことへの罰なんだと思った。
だけど、そんなこと言ったら、いつまでも心配される。先生は優しいから。
先生は、私だけのものじゃないから、独占していてはいけない。みんなに必要とされる人だから、こんな痛み、耐え抜いてみせる]
あまりのんびりしていると色々な可能性が見えてくるだろう。
この世が塔だったら。星が落ちてきたら。
どちらも想像するだに恐ろしい事だ。
たとえば此処が船上であったなら……
そう、船上であれば!
箱舟の中であるならば、残るのは一組に過ぎないのだよ。
我々の多くは消えてしまう。
戦慄すべき。もしくは混乱すべき事だ。
増して残るのが一組でなかったとしても。
鳩が見つけるオリーブはそこにあるか。
[ハインリヒに、いつものように語り出しながらも、一応付き合う心持ちではあるようで]
主より先に朽ちた物はがらくたとされ。
主が先に朽ちた物もまた、がらくたとなり。
物とは随分理不尽な本質を与えられている。
[ペンを見つつ、ぽつりぽつりと]
…大丈夫ですよ。
本当に深い傷ではありませんから。
[ミリィを呼ぶ声に、それまでとは異なる口調の囁きが返る。
それは表での彼らしい気配で]
大切な恩人ですし、手を抜いたりはしませんよ。
[それは最後の絆と呼ばれるか。それとも未練と呼ばれるものか]
[ユリアンに体を預けたまま、気がつけば何時ものようにぼんやりと、辺りを見ていた。
ひどく、疲れていて。
それは色々な事が最近になって立て続けに起こった所為ではあったが。
他にも話したい人、話したいこともあったような気がするのに、今日はもう全て捨てておいてしまいたい衝動に駆られて。
それでも二日も何も食べないわけにはいかず、軽めのものとスープを食べおえてから、ユリアンに送られて娼館へと戻っていった。
眠り落ちるその手には、伝えられた黒い石と、たゆたう真白の石の小瓶が*握られていた。*]
ふむ。なるべく気を付ける事にしよう。
医者殿の忠告を聞かないわけにはいかない。
こうして真面目なところが私の褒められるべきところだ。
[色々と言いつつもオトフリートに頷き。ユーディットからハンカチを受け取って]
有難う。今度返そう。
[駆けていく姿を見送った]
[ブリジットの話の前半はいつものように「ふんふんへー」と聞き流し。ガラクタの話に対してだけは]
まあなあ。
だからこそ、一緒にいる間は大事にしてやれってこったよ。人でもモノでもな。
ついでに言えば、てめーの身体にしたってな。
[そう言いながらひょいひょいとペン先で先ほど傷ついた手を指してニカと*笑う*]
…無理はしないでくださいね。
私はミリィの笑顔を見ていると心が落ち着きますが。
苦しみを押し隠して笑うのを見たいのではありませんから。
[立ち上がり、その肩に手を置いて静かに言う。
それから隣の椅子を引いて自分も座った]
さあ、私たちも少しは何か口にしましょう。
身体を動かすのも何かを考えるのも、活力源が無ければできませんからね。
[ふと、治療が終わって見渡してみると、随分と人が減っていた]
あれ……?
話し合いは、もう終わったのかな?
考えてみれば、私、何もしてないな。
はは……。
何しに来たんだろ、私。
[役立たず、才能無し。
そんな言葉が頭に浮かんだ。
頭を軽く振って、暗くなりそうな気持ちを、無理矢理に奮い立たせ、笑ってみせる]
そこの見極めも含めて、ですね。
[彼は如何せんこの村に来てからの日が浅い。
各人の本質を掴もうとする時、それは致命的な差になりかねない]
ええ、勿論。
「真の占い師」がいる以上、貴女もまた危険を乗り越えなければいけない。
お気をつけて、ゲイト。
[熱孕まぬは一瞬のこと。
高揚した意識は含み笑うように聲を返す]
[オトフリートの言葉には]
……大丈夫。本当に苦しいときは笑えないから。
そんときに、助けてもらえれば、それでいいよ。
……それから、やっぱ私、家に戻るね。
ご飯。家にあるから。それ食べなきゃ、母さんに怒られるよ。
それに、絵の続きも、描かなきゃいけないから。
じゃ……また明日。
[立ち上がり、笑顔で手を振って、走って誰も待つものがいなくなった*家へと戻っていった*]
そう、ですか。
[ロストの、普段と変わらぬ声色に、安堵するような息が漏れただろうか。
それが本心の全てではないが、半分以上の思いではあった。]
大切…。
[手繰ろうとするように、親友の手を取るロストを複雑そうに見つめていた。
その想いは、はたして主に何を齎すのか。
今はまだ、読む事が出来ない。]
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