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む、発動って言うと、人狼と対抗するっていう…
[そこで口をつぐんだ。小声ではあったが漏れ出たのだろうか
気にせずエーリッヒの言葉に反応する]
だね。俺も嫌だな。そんな子供。
どう探すかはわからない。耳とか尻尾とか生えてるとかならそれ探せばいいだけだろうけど。そんな簡単だったらすぐ見つけてるよね
[やる前から諦めるのはどうかと思うがすっぱり諦めた]
対応は…ぁー
[思わず垂れてため息を吐いた]
最悪はか…。
どっちにっせよいい状態ではないな。
[前者が示すことも、あまりいい状態とはいえない。
団長だけじゃない犠牲者が、これから増える可能性も十分にあるのだから。]
んっ?
[不意に聞こえたオトフリートからの疑問の声]
いや、さっき言ったとおり聞いた話についてだ。場って言葉で、思い出したことがある。
人狼とそれに対抗する力、あと月だったっけかな、条件がそろうと殺し合いすることになるとか。
なんかそんな話。
曖昧で悪い、こんなことならしっかりとあの時話聞いとくべきだったな。
[その後は交わされる話を聞くでもなく、広間を見渡す。
隅のソファでうとうとしているローザが目に止まり、微かに笑んだ]
毛布、何処にあったかな。
[誰にともなく言って、廊下側への入口へと向かう]
……ああ。
わかってる、よ。
[低い声の釘刺しに、返したのはため息混じりの言葉。
話す、と言った事。
状況が状況だけに、誰かには話さなくてはならない事。
今の自分の状況を鑑みるに、付随する『厄介事』を隠すのは無理だな、と半ば諦めてはいた]
[フォルカーの反応には、僅かに目を細めるものの、何も言わず。
猫は大人しく撫でられ、なぁう、と、案ずるような声を上げた]
さすがにこんな状態でその冗談は…いや、俺ならいいそうとか思われそうだけど
[ハインリヒに疲れたように説明して垂れるのをやめ、人狼という説明はオトフリートに任せ、更にオトフリートの体調はヘルミーナに任せ…という任せまくりで起き上がり、ふらふらっと広間から出る]
―広間―
あっ。何枚かは持ってきたけれど。
もう少しあった方がいいのかしら。
[ヘルミーネの声にガタンと音を立てて腰を浮かせ、ソファに置いた分を示す]
浴室の隣が倉庫で、まだ置いてありましたけど。
―広間―
―。
[オトフリートの返答に、言葉ではなく深いため息を]
御伽噺…じゃぁなかったって…ことか。
[厳しい表情で呟いたのは、ユリアンが先ほど言ったのと同じ言葉だった。
こう言う場合、余所者が真っ先に疑われるのはわかりきった事。
しかし人狼とやらが本当にいるとなれば、捕まえるかしなければ
状況は悪くなる一方なのも、事実なのだろう]
…せっかく、朗報があるってのに…なんてこった。
[苦々しい表情で呟き、見つけたこの村の可能性を潰さぬためにも、
自分が出来ることは何かを考え込む]
……まったくですね。
本当に、なんでこんな事になるのやら。
[エーリッヒの言葉に、は、と一つため息をついて。
続いた話に、ひとつ、瞬く]
……条件が揃うと殺し合い……ですか。
あんまり、嬉しい話ではないですね。
[もう一つ、やや大げさなため息を吐き出すと、ゆっくりと立ち上がる。
わずかに眩暈は感じるが、立って歩くには十分だった]
……ちょっと、部屋に戻りますよ。
気になる事が、でてきたんで。
─広間─
っ、フォル、ボクは───。
[目元からタオルを外し、囁きに何か言いかけて、それ以上言葉は続かなかった。ゆる、と一度首を横に振ると、代わりの言葉を紡ぐ]
…ありがとう、フォル。
[言ってくれる言葉自体は嬉しかった。返した笑みは、どこかぎこちなかったけれど]
確かに、耳とか尻尾あれば分かりやすいのにな。
[返す返答は棒読みだったかもしれない]
まぁ、でも気持ちはわかるな…。
[ユリアンの様子にそう返す。
実際どう探せばいいのか、そんな方法自分は知らない]
朗報って…?
[ハインリヒの言葉は気になったのでそう聞いた]
嗚呼、そっちにあったか。
[エルザの声に振り返り、気がつかなかったと苦笑した。
示された方に向かう方向を変えて]
まァ、今は大丈夫かな。
必要な奴がいたら取りに行くよ。
[浴室の隣にあるというのは耳に止めておいた。
毛布を広げ、ローザに掛ける]
……本当に、御伽噺ならよかったんですけれど。
[ハインリヒの言葉に、掠めるのは苦笑。
けれど、言葉自体は本心からのもの。
朗報、という言葉には、不思議そうに瞬くものの。
問うている余裕はなかった──主に、体力的に]
……ああ。
ユエは、ここに。
そんなにしないで、戻りますから。
[じぃ、とこちらを見る猫には、笑いながらこう言って。
ふら、と広間を出た]
人狼と…対抗?そんな力があるのか。
[ユリアンの言葉を聞くと、少し驚いた。同時に何か引っかかるものを覚えたのだが、原因はよくわからなかった。
広間から出て行くユリアンを目で見送って。
エーリッヒの言葉、条件がそろうと殺しあう、には眉をひそめた。]
月、月か…。
そういえば昨日の夜は満月だったんだよな…。
人狼と満月か…好条件な組み合わせっていうのかな、こういうの。
―広間―
そうだったほうが、十分ありがたかったんだがな。
[こんな状態で冗談は…というユリアンへはそう返して小さく肩を竦めた]
お前さんならやってくれそうだと思ったんだがな。
[ふっ、と力なく笑って、―冗談だ、と。
それからふらふらと出ていく後ろ姿を見やって首を振る]
ボクは───何も、誰も、失いたくない。
それが通らないのも、分かってる。
分かってる、けど。
[諦めたくないのだと。言いたくて、聲にならない。人としての意識はそれを望むのに、獣としての意識が下らないと一蹴する]
───フォルは、フォルだけは、ダメ。
お願い、フォルだけは───。
[それならば幼馴染だけはと、泣くよな聲で懇願した]
[オトフリートがため息を付く様子には、無理もないなと思った。]
聞いた話があっていればだけどな。
[続いた言葉と大げさなため息にそう返し]
俺も御伽噺とか、そんな話の類と思ってきちんとは聞いてなかったからな。
ああ、気をつけてな。
[オトフリートの様子は、あまり体調がよさそうに見えなかった。
なので部屋で休むのだろうと思っていた。]
むしろ最悪の組み合わせなんじゃないのか。
[ダーヴィッドの言葉にそう返してから]
人狼が動いても、うちらになんの得もない。
今こうなってるのも、そのせい?なんだしな。
―広間―
いえ。私も気がつかなくて。
[ヘルミーネに首を振る。
左肩がじわりとして無意識に手を置いた]
ユリアン?
[ふらっと部屋から出てゆくのが見えた。
こんな時でなければいつもの気紛れとも思ったのだけれど。
何となく気になって後を追いかけた]
んあ?ヘル姉も同じ事考えてたんだ
そんで更に毛布はまだそこにあった…と
[廊下のところまでいって、振り返り見て言う。
せっかくだらけて立ち上がったのはなんだったんか。]
ま、俺がやるよりいいよな。真面目なことは似合わないしな。
[ヘルミーナがローザに毛布をかける様子に一つ自分で頷いて納得する]
だってそのほうが楽だしなー。できたらだけども
[棒読みのエーリッヒに答えて]
冗談は今日の朝一時売り切れになってたみたい
[同じような笑みをハインリヒに返して、そのまま台所。
ウェンディがいたら軽く挨拶しつつ勝手口から外へと出た]
―広間―
[毛布を、と探すヘルミーネに、ソファで寝ている様子のローザを見て
一気に疲れがやってきた気がした。
そして、毛布の場所を教えるエルザの声に、全く違うはずの記憶の声が重なって、
片手で顔を覆った]
そうだな…とんだ、とばっちりだ。
[前半の同意は、オトフリートが去り際に言った言葉に返したもの。
後半のぼやきは…誰にともなく、宙へ向かって]
─広間─
[離れて行く幼馴染の温もりが寂しかった。けれど暖炉の傍に座る様子に、少しだけ安堵の息を零す。視線を下に落とすと、再びタオルで目元を冷やし始めた]
[周囲の会話は半分以上聞いていない。途中から耳にして、どれだけ理解出来ただろうか。再び話題に上がる”人狼”と言う言葉には、タオルの下で眉根を寄せた]
[広間を出たなら、出迎えるのはひやりとした空気。
は、と一つ息を吐いて、ぽんぽん、と左胸の辺りを叩く]
……しっかりしてくれよ、と。
今は、泣き言は言えん。
[呟きが向くのは、自らの内側]
まったく。
……自分で決めた事とはいえ……こうなると、厄介なもんだ。
[ぼやくような呟きをもらし、ゆっくりと階段を上がる。
途中、窓のところで足を止め。
その向こうに見える風景に、見入った]
―広間―
[広間を出て行く人は目だけで見送る。
小さく息を吐くと、ローザの隣に腰掛ける。
右手は何気なく脇腹の辺りに添えられた]
嗚呼、寝てたよ。
お早う。
[隣の気配が動けば、視線をそちらに向けた]
―外(勝手口付近)―
[屋根によって雪が積もっていないところに腰を落とす。
自衛団員が見張るようにこちらをみていたが、ただそこに座るだけと思ったのか警戒が収まる]
…熱い
[雪を片手にとり、髪を上げておでこにそのままあてる]
んー…おはよー。
[まだ眠そうな顔で言いながら、ヘルミーネを見て。
ヘルミーネがわき腹に手を添えてるのに気付けば、首を傾げる]
ヘルさん、お腹でも痛いの?
痛み止めとか、要る?
[男性陣には聞こえないように声を潜めてるのは、女性特有の腹痛だろうか…などと気を回したからだろうか]
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