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久しぶりの帰郷ですよ…七年ぶりぐらいでしょうか。
ですがあまり変わってはいないようでしょうけどね
[細い山道を車に揺れながら進む光景にはやはり懐かしさのようなものが出てくて]
そろそろ着きますね。
[いって数分もたたぬうちに木々の間に村の光景が映ってくるだろう]
[裕樹と史人の様子に「あれ、知り合い?」なんて言いながら交互に視線をやって]
ふふ、おじさんと玲ちゃんが、手を回したのね。
史人は、綾野と従兄妹同士だから、呼ばれるのも、無理ないか。
[冗談めかす口調にクスクスと笑いが漏れる]
そう、だね。
私は……──。
[訊ねられて、少しだけ間が空いた]
──…変わらない、かな。
無理しなければ、何とも、ない。
相変わらず、身体を動かすことは、あまり出来ないけど。
ああ、戻ってきてすぐ、道聞かれた。
[知り合い、という言葉には端的に答えて]
無理ない、って言われてもなあ。
俺、特にする事もねーんだがな、祭にいても。
[大げさな調子でため息をつき。
何気なく投げた問いへの返答に、そっか、と言って。
まだ、火を点けて間もない煙草を携帯灰皿に放り込む]
変わらない、って事は、落ち着いてる、って事だろ。
無理にどうこう変わる必要、ねぇよ。
……ところで、どっか行くとこだったんか?
[好きなこと、と口の中で反芻して、榛名に微笑を返し。
史人にもまた、手をひらりと振り返す]
知り合いというか、俺にとっての第一村人と言うか。
昨日道案内してもらったんです。
…改めて見ると身長高いんだな。まったく羨ましい。
[170も半ばならば女子としては十分だろうけれど。
見上げて、からりと笑った]
[扉を開けて出てきたのは、目的の人物でなく。
そのことに、些か失望したようで]
ああ、なんだ玲か。史人は不在かい?
何でも帰ってきてるそうじゃないか。村人の帰還とあっては、西行院の者として歓待の言葉を述べねばと思ったのだが。
[そう言いつつ、左手は鉄球を弄んだまま。]
[二人の返答に「そう、なんだ」と納得の頷きをして]
綾野が、今年から、祭りを取り仕切るから、でしょ?
お祝い、してあげなきゃ。
[大袈裟な溜息にも穏やかな笑みで返して。続く言葉には一つ頷きを返す]
うん…。
でも、祭りとかがあると、手伝えないのが、もどかしくて。
私にやれることは、無いんだな、って思う。
[やや俯き気味になり、声を絞り出すようにしながら言葉を紡いだ。どこかへ、と訊ねられると思い出したように顔を上げ]
そうだ、史人の家に、行くつもりだったの。
裕樹君が、古民家を見たいから、って。
家を見せてもらえないかな、と頼みに。
重ね重ねありがとうございます
[車に降りて感謝を示し、目的地の場所を、確か…あの頃は…などといって示しながら]
では、私は久々の村を味わうので、縁がありましたらまた。
[と、別れて歩き出すが、どこに行こうかなどと決めていない。両親が死去してから、勝手に飛び出して来た。
一応この村の政を統べる西行院家の分家に属するので管理ぐらいはされているとは思うが]
本当は戻る気もなかったのですがね
[夜毎夢に出てくる誘いの声。それがずっと気になって]
[身長のことが聞こえると裕樹を見上げて]
裕樹君も、十分大きいよ?
[160あるかないかくらいの榛名にとっては裕樹も大きい部類]
[ほんの少し声の様子が変わった榛名を心配そうに見遣って。
けれど、そこから先の話の流れに]
あ、君が葛木さん、なのか?
そう。俺は榛名先生の言う通り、古民家が見たくてこの村に来たんだが。
ひとつ、頼まれてくれないかな?
[にこり、と人懐こい笑みを浮かべて手を差し出す]
昨日は名乗らなかったけど。
俺、清水裕樹。よろしくお願いするよ。
あ。
[次に足を止めたのは、村でも一番大きな屋敷の前を通りかかる時。
同い年の次期当主とは、幼い頃はよく遊んだものだが。]
・・・忘れてた。
挨拶しとくべきかねェ。
[当人が自分に会いに行っているとは露知らず、思案気に屋敷を見上げて数十秒。]
まァ、後でいっか。
[あっさりと結論付けて、踵を返した。]
[見上げられて、きょとり、と瞬き]
身長? 高きゃ高いで、わりと不便なんだが、コレ。
[頭ぶつけたりするし、とか。裕樹に冗談めかした言葉を返す]
ああ、まあ、そうだけど。
逆に言えば、それしかできねーわけだし。
[掠めるのは、苦笑]
……っとに、まぁたそーやって、ネガティブ突っ走る。
そういうところは、変わっていいんだぜ?
[振り絞るよな言葉には、呆れたようなため息一つ。
続いた、家を、という申し出に]
……は、ウチ? 確かに、古さではここでもトップクラスだが……なんか、見て面白いんかね?
っと。
[名乗りと共に差し出された手。
改めて相手の方を見やり、瞬き一つ]
ああ……俺は、葛木史人。取りあえず、よろしゅうに。
[軽い口調で名乗りつつ、礼として握手に応え]
ま、俺は別に構やしないけど。
親父がなんていうかねー。
名だたる馬鹿息子の説得に応じてくれる保障は、ないぜ?
[冗談めかして言いつつ、にやり、笑って見せた]
[170はゆうに越えた大柄な女が物珍しいのか、村を歩けば遠巻きに眺められる。
慣れた事だったが。]
どうせなら、振り返るくらいに美人だからとかいう理由だったらいいのにね。
[話相手も居ないので好き勝手言う。
そうこうしているうちに、目的の桜の樹のあると言われている丘を見つけ、遠くから樹を眺めた。
遠目からでも分かる巨木。
だが言われた通り、見頃のはずの桜花は一輪も、無い。]
…ほんとに咲いてないのね。
でも大婆が知らないはずはないし。
[こてんと首を傾げた。]
確かに榛名先生に比べれば大きいんですけど。
俺は職場だと、これだけあっても小さい気分になるんですよ。周りのガタイが良くて…。
ああでも、頭をぶつけるのは確かに痛そうで嫌だな。
[苦笑を浮かべて、肩を竦める]
古い家を見るのは勉強になるからな。
図面があるわけじゃないから、実際に見に行かないとどうしようもなくてね。
一応、これでも建築家の端くれなんだ。
俺は呼び捨てで構わないが…敬称はつけた方がいいのかな?
[村の中の様子こそ変わっていないが、忙しい様子が微かに漂っていて首を傾げるが]
ああ…この時期でしたか。
[時期もあるが、普段はのどかだからこそ変化もあればその理由もわかりやすく。
視線は丘のほう。そして実家のほうを一度づつ見遣り
頭をかきながらどちらにいこうかと考える]
ええ、先程外に出かけましたけれど…。
[語尾が小さくなりながら、そう答えて]
…『役目を果たさぬ葛木の馬鹿息子』にも?
[それを言ったのは目の前にいる人物では無かったかもしれない。だがきっと一緒にいたのだ。だから眉が寄った]
それに兄さんだけじゃありません。
この時期に戻ってくる人は他にもいるでしょう?
[金属の擦れる音に、更に眉を寄せた。不快感]
祝ってあげないよりは、マシ。
それに、初めて大きな仕事をするんだから、声をかけてあげた方が、良い。
きっと、緊張してるだろうし。
顔を見せてあげて、声をかけてあげれば、少しでも緊張を解いてあげられると、思うんだ。
[3年前のこともあるし、と言うのはここで言うのは憚られた。呆れるような声には]
…変われたら、良いんだけど、ね。
[浮かんだのは、悲しげな微笑み。長く付き合ってきた身体故に、このような思考に陥るのはなかなか変えられないようだ]
裕樹君にとっては、面白いみたい。
古民家、好きみたい。
説得は、私も協力するよ。
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