情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
狼少年の話って知ってる?
[大人しく返された了承の意には、何も付け加えなかったが、
弟の呟きを耳ざとく聞きつけ、口の端を上げて言い放った。
平時の行いを知れ、と暗に言っていた]
[音が散漫になるのを感じる。
風と親しいわけではないけど、それだけは分かった]
「利用」しようとしてるモンに「利用するよ」っていうって、結構図太ぇ神経してるんなぁ!
[先ほどのやり返しの心算か
少女の声は、少しばかり大きく端末に響く。]
ん、でも勿論いーよ。
俺もその心算だし。
ああ、そうなの。
[カヤの発言に、一つ頷きはしたが。
翠眼は、そわそわとする少女をじっと見つめた]
アレって、なにかしら?
証人が必要になるようなことでも、したことがあるの?
[失踪事件の話題が続いても、視線は動かない。
怒っているのでもなく、諌めるでもなく、質問を重ねる。
アーベルならば、散々問い詰められたことは記憶に深く根付いているだろう]
アタイなんて、精々山の3合目を登った程度さ。
親父でやっと8合目くらいにはたどり着いたんじゃねえかな。
頂上はまだまだ遠いよ。
[優しげな笑みで答えた]
まあ、相場っつうか、アタイ個人で請ける仕事は、大体アタイの胸先三寸なことが多いんだけどな。
一応、メシに一緒に行く仲だからサービスしてんだぜ?
[仕事の話には、片目をつぶって答えた]
い、いやほら、えーっと、小汚ぇからさ、俺。
強盗とかスリとか疑われるんじゃねえかなって!
べ、べべ別に過去に何かどか、別に、ねぇよ!
[質問責めてくるエルザに、しどろもどろで何故か背中を汗が伝う。
思わず、アーベルの後ろへと隠れようとした。]
あー?
[カヤからの問いに少し思案していたが]
……んー、私がやった方かもしれないし、ライくんがやった方かもしれないね
その話だけじゃ、露見したのがどれかわかんないし
[つまりはそれだけ既にやっていると言うこと]
[そして、続いての言葉にくすりと笑うと]
だって、利用し利用されるのなんて『当然のこと』でしょ?
でも私は優しいからねー。『使い捨て』る気は『あんまり』ないから安心していいよー
ま。そういうなって。
人生でこういうのを試しに受けることなんて、まず無い出来事なんだからよ。
恐怖は飼いならせば、良い武器にもなるしね。
[上擦った様子で後ずさりするライヒアルトに笑いかけるが―――次の瞬間に表情は一変。
愛嬌があり、人を惹きつけていた顔が、獲物を刈り取る捕食者のそれになり、殺気が膨れ上がる]
『―――っ!?』
[道行く人々が、周りの感覚の変化に息を飲み、近くに止まっていたカラスが身の危険を感じた様子で、慌てて飛び立った]
ハァ―――ッ!
[触っていた剣を掴むと、一瞬で抜き放ち、ライヒアルトの首元へ伸び―――]
―――と、まあ、こんな感じか。
[その首元に当てられた、巨大なスプーンを持って、レナーテが笑った]
……それだけなら、いいんだけど。
[詰め所前で聞いた話。
そこから感じた確信は、表情を陰らせて。
姉の言葉と笑みには反論のしようがなくて固まっていたから。
カヤが後ろに隠れるのを、止める間もなく]
……ちょ、おま。
なんで、俺の後ろに回るんだよ?
[矢面に立たされて、ちょっと焦った]
[そのスプーンはどこからともなく出てきたかというと、そういうわけでもなく、レナーテの手元を見ると、それはやはり先ほど持っていた剣であることは間違いが無かった]
……しっかし、今回はスプーンか。
色々なもんになるね、お前。
[そう呟き、自分の剣の変化した姿を見つめる]
あははー。どんな道でも、極めるのは至極困難ってことね。
だから面白いのかしら。低い山に登っても、そこからの景色はたかが知れてるわね。
[アタシは商人の山にまだ登り始めたばかりね、と]
ええ、わかってる。ありがとう。
こっちからは、それ以上負けて欲しいなんて言うつもりはないわ。
……ふーん?
[笑っても怒ってもいない顔。
じいっと見つめたまま、カヤに顔を近づける。
隠れようとするのを認めると、身は引いたものの]
そういう風に慌てるのは、
悪いことをしたって思っているからじゃないかしら。
自分のしたこと、ちゃんと見つめないとだめよ。
[人差し指を、親指で押さえる。
離れた位置ではあるものの、カヤの額辺りに高さを固定して、ピンと弾いた]
さてね。
[素っ気ない返答。
直接的にはやらなくとも、もう1人が実行したのなら、逃げ道の確保等補佐的な役割は果たしただろうか]
団長が上手く纏めているからね、あの組織は。
彼がいなくなればどうなることやら。
[何気なく呟く。
同業者の歯に衣着せぬ物言いには、嘆息めいたものを洩らしたのみ]
つかいすて?
[少女は、ぎくりとした心を気づかれぬよう、飲み込む。
一度喉を上下させてつばを飲み込んで]
あ、…ったり前だろ。
裏の仕事ってなーそういうモンだ。
[低い声。
震えないように、ゆっくり。]
っ、ってっ!
[額を弾かれ、小さな少女は背を反る。
両手で押さえ、うー、と呻いて]
…―なんか、この、逆らねぇ………
[低く低く、アーベルの背に更に隠れて唸った。]
[目の前の女剣士の表情の変化と、ぴりり伝わる殺気に、身の毛が弥立つ]
なに、これ……
[息を飲もうとして、飲み込めない。その空間だけが止まったような感覚。速すぎる動きは目にも止まらず、気付くと喉元にスプーンを突きつけられた修道士の姿が目の前にあった]
[半開きにした口から空気の漏れる音。やがて]
スプーン?
[事態が飲み込めず、不思議そうな視線をレナーテへ]
団長?って爺っちゃんか。
邪魔なら攫っちまえばいんじゃねぇ?
俺、細かいスケジュールとか抑えてるし
――俺の名前で呼びだしたりも、できるぜ。
[手で額を抑えたまま、低い声でぶつぶつと呟く。]
だな。
どの道も険しい道のりでショートカットなんて無いってところも一緒だな。
高いほど、登りがいもあるし。
ま。どの道を登ってる人間にしろ、助け合うことが出来るからなお楽しくなるもんさ。
だから、良かったら、雇ってくれよな。
アタイもいつまでこの街に居るかは分かんないから、早めにね。
[周囲の注目が集まる中、彼はと言えば]
…。
[見事に固まっていた。
幸い、意識が飛ぶまでのことはなかったが。
無言のまま首元を見て]
…スプー、ン?
[そこにあった違和に気付くまで、数十秒を要した]
[姉とカヤのやり取りに、口を挟む事はしない。
というか、出来ない。
ここで何か言うのは、自分もきついと身に染みているわけで。
とはいうものの。
この状況で挟まれているのも、結構辛いわけで]
……ええと。
姉さん、そろそろ、練習所行かないと、まずくない?
[とりあえず、当たり障りのない提案を*投げてみた*]
……逆らえないってことは、
アーベルと同じタイプってことかしら。
[唸るカヤを見つめたまま、二、三度瞬いた]
悪いことしたときは、ごめんなさいって言わないとだめよ?
そのままにしておいたら、取り返しつかないことだってあるんだから。
[少し身を屈めていた体勢から起き上がり、アーベルの提案に頷く]
そうね、そろそろ行かないと――
むしろ、もう始まってるでしょうねえ。
私は用事頼まれていたから、まだいいけど。
うん。スプーンだね。
[ベッティとライヒアルトの言葉にダイレクトで返した]
いやなんつーか、アタイの剣は一応魔剣って呼ばれてるもんの一つなんだけどさ。抜いてみるまで何が出るかわかんねえんだよ。
それが今回たまたまスプーンだったってことだよ。
まー、前後の状況に左右されやすいし、メシ食ってたせいでスプーンにでもなったんじゃねえかな。
[結構他人事のように話すが、思いっきり信頼の置けない武器である。
こんなことだから、剣士としての腕よりも、ケンカの腕のほうが高くなるのである]
ま。あんまり気にすんな。ははっ。
[そう笑いながら鞘に収めると、鞘よりも巨大なスプーンの先が変形するかのように鞘に吸い込まれていった]
…俺は仕事サボッたりしねぇぞ。
[アーベルと一緒、という言葉に文句を言って。
続けられた言葉には、ぐ、と言葉を詰まらせた。
一度胸元で、手をぎゅ、と拳に握り。
そしてふたりが何処かへ行くなら背を見送り、
自身はまた、露店等をぶらりとしてから家へと帰る*心算で*]
[そろりと地面に目を這わせる。
今は何事もなく地面に伸びた彼自身の影が、殺気が迫る瞬間ぞろりと蠢いたことに気付いた者はいまい]
…おや。
てっきりきみなら反対するかと思っていたが。
[届いた声に、また平静を取り戻した声で返す。
既にそれも視野には入っていた]
それはまた、随分と……個性的な剣ね。
[レナーテの説明を聞くと、思わず笑いが漏れる]
そうね、気にしない方がいいのかしら。
[鞘へと戻る魔剣を、不思議そうに見つめていた]
反対なんてしねーよ。
仕事に私情は挟まねぇ。
――口煩ぇのがいなくなったら、せいせいすらぁ。
[低い声は憮然としたまま、言葉を紡ぐ。]
[カヤの反応にくすくすと密かに笑みを漏らしていたが]
……上が優秀であるほど、それを失った場合の損失はでかい、と
…………そうだね。目障りな英雄殿にはご退場願うのが宜しいかと
[くすくすと笑い声を漏らしつつ、彼女は目的地へと足を向けるので*あった*]
はい、はい。
[カヤに向けるのは、にこやかな笑み。
再び持ち上げられた手は、
カヤの頬辺りへ伸び、撫でるように通った。
それじゃまた、と軽く手を振り、練習所へと行く。
着いたところで弟とは別れ、団長への報告に*向かった*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新