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うん。
残らないといい、よね…
[残ってしまったらどうしよう。
ちょっと、泣きそうな顔をイヴァンに向けてから
材木握る膝の上へと視線を落とした]
…ね、イヴァン、
イヴァンはさ…
[顔をあげ、小さな言葉つむぎかけ。
その先飲み込んで、笑に向け誤魔化した]
なんでもない。
[大丈夫というカチューシャに頷く。
彼女の大丈夫は心配させまいと紡がれる事が多そうだ、と
以前マクシームに言った事がある。
幼馴染には過保護だと笑われてしまったけれど]
――…ん。
[茂みに落とされる青を追うように見詰め]
そ、か。
ロランと一緒だったんだね。
[ずっと一人だった訳ではないと思うと
微か安堵の色が浮かぶ]
僕も信じたくないし疑いたくない。
キミの気持ちは分かるよ。
[カチューシャの声に頷くが]
出来るなら――…
キミには僕さえも疑うくらいの警戒心をもってほしいけど。
[苦笑受けべた男は首を傾げて思いを伝える。
恋文がカチューシャの手に渡れば目を細め]
ありがとう。
助かるよ。
ユーリーさんを疑うなんて、できないよ……
[苦笑を浮かべる年上の人を見上げて、小さく首を振った。
誰をも疑うのは難しいけれど。
兄の友人で、幼馴染の兄で、昔から優しかったこの人を疑うなんて、それこそできるはずもなかった]
― 少し前 ―
[ロランが迷う様子に、不思議そうな顔をした]
いらっしゃいな。
ね。皆で。
[年若い幼馴染たちの様子を見つつも、
三人の返事を聞いて笑みを作って]
それじゃあ待っているわ。
ハーブティーでいいのね。
[紅茶にするかとは、キリルの落ち着けるという言葉を聞いてたずねなかった。
そうして先に、準備に家に戻り、やってきた三人を持成すのだった]
― 自宅 ―
[ハーブティーもクッキーも用意して。
話をすれば、皆の緊張も解けてゆくよう。
ロランの様子になんとなく、紅茶も入れてみたり。
話は聞く側のほうが多い。]
そういえば、キリル。もっと欲しかったら言ってね。
カチューシャちゃんも、化粧とかしてみる?
[そんなことを尋ねてみたりもした]
そういえばロランくんにあげられそうなものって、特にないのよね…。
メーフィエの持ってた本とか、手帳のカバーとか…?
あの人おしゃれじゃなかったものねぇ…。
[町で暮らしていたにしても、と少し苦笑して。
それから、そっとキリルをうかがうように見た。大丈夫だろうかと、心配そうな視線]
―― ちょっと前 ――
そうだな。
[ロランの泣きそうな表情を見て、あぁと同意をした。
少しいつもの調子がもどってくる]
大丈夫だよ、きっとさ。うん。大丈夫
[無責任な言葉を紡ぐ。名前を呼ばれて眉を上げる。
その声音に潜む色に、なんだか落ち着かなくなった]
何?
――なんだよ、気になるな。
まあ、いいや。ごめん。ちょっとまだ仕事があるんだ。
力になれなくて悪かったけど、ちょっと失礼していいかな。
[そんな風に別れを切り出していた]
[迷うようなカチューシャの仕草。
男は彼女が語るを聞いて驚いたように瞬く。
見上げる彼女の青を見詰め返す花色がふっと和らいだ]
カーチャに頼られるのは嬉しいよ。
[問いには了承の頷きを向ける。
一歩二歩、彼女に歩み寄り距離を縮め
男は軽く腰を折り彼女の耳朶に囁く]
――…イヴァンに頼るよう、言ったよね。
彼は信じられる、人間、だから。
僕は人狼か否かを見破る力を持っていて
イヴァンが人狼でない、と、知ったから。
いつか皆に言わなきゃいけないと思ってるけど、
まだ人狼をみつけてないから無謀な事をするなって
イヴァンに言われてしまって、ね。
―― 回想 ――
[それはいたいけな少年の頃]
[朝起きて、まず今日どの服を着るかで真剣に悩む。
選択の結果で母と祖母のどちらの機嫌が悪くなるかが決まるからだ。夜寝る前の家族の状況と朝起こしに来た母の顔色から空気を読む]
[どの順番で何を食べるか。食器を縦に置くか横に置くか。家族の誰にどんな声音で愛してるよと言ってどういう順番でキスをするか]
[子どもの頃からそりゃもう毎日が高度な社会戦だった]
[失敗すると母や祖母は感情を昂ぶらせた後さんざん涙を流し、余計に面倒なことになる。助けを求めて父と祖父を見やると目をそらされた。このやろう]
[とてもくだらなくて、まあ皆適当に空気を読んで限度は越えず、家が離れていることをいいことに近所には仲の良い仮面を見せる。どうせばれてるだろうけど]
[三人が家を出る頃、そっとキリルに言葉をかける。
頭を撫でながら。]
あなたに元気がないと、皆心配するわ。
だから、いつでもいらっしゃいね。
泣いた跡も、全部隠してあげるから。
[そんなことを言って、最後は笑顔で三人を見送ったのだった]
[悪い人、というのは多分そういなくって、全員を間違いなく愛してる。いるだけいいじゃないか。その通り。愛されていていいじゃないか。その通り。ただたまに全部炎で一度に燃えないかなーもう全部吹き飛べばいいのにとか思うのだ。1日に1回くらいのペースで]
[ある程度の年齢になれば、実際にそうなったら耐え切れないし、近くに大切なものを失った人たちもたくさんいるわけで、滅多なことではそんなこと口に出せないのも分かってた]
[そこらへんが、多分ささやかな萌芽]
―― 回想 ――
[幼馴染たちとやんちゃの限りを尽くしてストレスを発散し、まあ恵まれた少年期だった。かさこそかさこそと家で根回しを重ね、遠くの町に進学した]
[自由だった。何を食べようと何を着ようと何時に起きて何時に寝ようと泣かれることはない。すばらしかった]
[都会の生活は刺激的すぎて、ホームシックになっても帰るたびにあー実家爆発しないかなーと思って都会に帰る。そんな田舎者丸出しな学生が、故郷のノリでやんちゃをすれば結果は一つに決まってる]
[悪い仲間と交友関係が瞬く間に出来た。
そして、故郷の友人達にどれだけ恵まれていたのか痛感するのだ]
[え、それ壊しちゃうの。え、そこでその子殴るの?
ストッパーはちょっとずつ麻痺させられて、ウェルカム堕落と退廃と暴力の日々へ]
[仲間が付き合ってる女の子をぼこぼこにして、さすがにどんびいた時に言われた。言った相手は誰だっけ]
『何言ってんだチェリーボーイ。愛してるから殴るんだ。
愛は最高のスパイスだ。
愛しているからこそこいつの涙が狂おしいほど美味いんだ』
[そうかそうか。それで祖父も父も妻が泣いても根本的解決をしないのか]
[えーまじで?]
[まぁそんな日が長く続くはずもなく。
卒業不可であっさりと故郷に帰り、自分の価値観がかなりまずくなっているのを自覚し、後悔した]
[もう二度と町には出ないで真っ当に生きようと心に決めた。
幸い理性で善悪の判断は出来たし、まともな友人がいて、何よりあの暗い街から見るとはるかに眩いキリルに恋をした。大切で大切で、絶対幸せにしたいと誓った]
[幸せの絶頂だった――]
[疑えないというカチューシャの言葉に
困ったような微かな笑みが浮かぶ。
嬉しいと思うと同時に、それは心配の種でもあった]
ありがとう。
[先の内緒話は命を預けるにも似た行為。
曲げていた背を伸ばした男の顔は
いつものように淡い淡い微笑を湛えていた]
[じっと見つめていれば、花色の瞳が和らぐのが見えて。
了承されれば、ほっと息をついた。
頼った事を迷惑がられなかった事が嬉しくて微かに笑みを浮かべ。
近づく人に首をかしげた]
ユーリー、さん……?
[小さく名を呼ぶけれど、耳元で告げられる言葉に口を閉じる。
囁きが耳朶をくすぐり、その内容を理解するのにすこし時間がかかった]
…うん。ごめん。
[仕事があるというイヴァンに、困ったような笑みむけて
彼の家を後にする。
幼馴染みを傷付けた木材は持ったまま]
…――――――
[寂しげな笑みを残して。
その場を去る後ろに、車椅子の音だけが反響残した]
――、……ユーリーさんが、「うらないし」?
[イヴァンを信じている根拠を聞かされて、幾度か瞬きを繰り返し。
御伽噺に出てきた名前は、ただ唇で形をなぞるだけで声にはならなかった]
それは、イヴァンさんが正しいと思う……
そんな事、知られたら……きっと次に居なくなっちゃうの、ユーリーさんだもの。
[それは嫌だというように首を振り。
淡い笑みを浮かべる人を見上げ]
[カチューシャのくちびるが言葉を綴る。
音にならねど何を言わんとするかは伝わり
青を見詰めて、男はしっかりと頷く]
イヴァンが正しい、か。
それでも、居るか居ないか知りたい人は居ると思うから。
――…明日には、皆に伝えようと思ってる。
[淡くもあたたかな陽の光に似た髪。
男は揺れるその色に手を伸ばした]
心配してくれてありがとう。
……ん、それも、ちゃんと分かってるんだよ。
[自分が居なくなった後の事を考え
イヴァンの名を彼女に告げた男はそと目を伏せる]
―広場→茂みへ―
[陽が傾き始める頃。
広場には誰かいただろうか。
猟銃と、森に入る最低限必要な物を入れた布袋を肩に掛けて広場に立つ。
これから茂みを抜け、森へ入る。
森へ入る前の一服。
自分だけのジンクスのようなものだ。
どこでどんな獣に遭遇するか分からない。
最後の一服になるかもしれない。
今回は特に、…もしかしたら、人狼に遭遇するかもしれない。
そう思うと、普段以上に深く香りを吸い込み、深く吐き出した。]
カーチャは優しいね。
[真剣な彼女の言葉に微か顎を引く。
カチューシャが信頼する者になら
伝えても構わないと言うつもりだった。
其の思いは今も変わりないが、伝える機を逸した]
[頷く人をただまっすぐ見つめて。
ふわふわした髪に大きな手が触れるのをただ受け入れた。
優しい手つきを感じながら、告げられる言葉に瞳を伏せて]
……ユーリーさんが決めたら、反対はしないけど……
気を、つけてね。
ユーリーさんまで、居なくなるなんて、嫌だから。
[分かってるという人に、ただ、心配だとつげる言葉を紡ぐ。
優しくなんてないと知っているから首を振った。
ただ、これ以上、なくしたくないだけだった]
―― 自宅 ⇒ キリルとレイスの家 ――
[どうしたらいいか分からなくて、彼の無表情と声音が怖くて。
追い返してしまった]
………キリル
[話がしたいというのは本当だろうか。
無性に会いたくなった。ずるずると壁に寄りかかるように座り込み、顔を覆う]
ごめん、キリル。
ごめん、ユーリー。
[ユーリーは無罪の人を吊るすといった。
皆、本当にそれをやるんだろうか。
不安定な中で、出来てしまうんだろうか。
はっきりしてれば出来る、と思う。少なくとも自分は]
………よし。
[こうしているうちにキリルが食われたらと思うと怖かった。
獣避けの香料を小さな袋につめて立ち上がる]
[何か急くような気持ちで近道するため森を通り、キリルの家に向かう。途中誰かに会うだろか]
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