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[銀色の羽が散り、現れたのは蒼い髪の青年。
蒼の瞳が周囲を取り巻く者たちに向けられ、そして]
Reine Luft……Anfang
[低い呟き。
右の手首に巻かれていた細い糸が震えた。
しゅるり、と意思あるもののように動き出したそれに意識を凝らしつつ、一つ、息を吐いて]
……死にたいヤツ以外は、道を開けなっ!
[宣言と共に、走り出す。同時に振られる、右の手]
Ein Faden geworden die Klinge!
[言葉に応じるように、糸が震える。
言葉は糸に念を伝え、糸はそれに従い、鋭い刃の切れ味を備えた]
[ヒュン、という、空を切る音と共に、糸が舞う。
左から右へ、横薙ぎの一閃。
そこから、紅の尾を引きつつ、斜め上へと、糸が跳ねる。
取り巻く者たちの一角が崩れ、その一点を突いて駆け抜ける。
だが、相手も大人しくこちらを逃がす気はないらしい]
……っとに、今日はいつになくしつっこいな……。
[そんな、愚痴めいた呟きを漏らしつつ、周囲を見回す。
離脱するには、相手の指揮系統を乱すべきか、と考えて。
指揮官らしい身形の男に視線を向ける]
そこを潰して……。
[さっさと抜ける、という呟きは飲み込み。
そちらへ向けて走り出す。
右の手首に無造作に絡まった糸が、月の光を弾いた]
……いよっと!
[掛け声と共に、狙うのは足元。
いきなり態勢を崩してのスライディングで、フェイントをかけながら蹴りを放つ。
一撃で転ばせられるとは思っていない──が、バランスを崩させる事ができたなら、それで十分]
せいっ!
[左側へと抜けつつ素早く態勢を立て直し、右手を振るう。
ヒュッ、と風を切る音が響き、糸が舞った。
糸はよろめいた男の首へと絡みつく]
Erstarren Sie!
[言葉と共に、糸は刃から硬質のワイヤーへとその質を変え。
立ち上がりつつ、首を捕らえたそれを両手に持ち、きつく締め上げる]
俺を相手にするのに、首回りノーガードとか。
……お気楽な事で。
[低く言いつつ、にぃ、と笑う。
そのまま一気に締め上げにかかろう、と力を込めた時。
声が、聞こえた]
「……アル兄っ!」
[聞こえてきたのは、覚えのある……どころか、日常聞き慣れた声。
はっ、と声の聞こえて来た方――上を見上げたなら、目に入るのは]
なっ……。
[廃墟と化した、ビルの上。
そこに、拘束された少年の姿が見える。
路地裏で面倒を見ている、子供たちの一人だ。
その少年を抑えているのは、今、自身が捕らえた男と良く似た出で立ちの男。
どうやら、こちらはおとり、あちらが本命、という事らしい]
「無駄な抵抗はしない事だ、『銀翼の孤狼』。
君が『招待』に応じてくれるのであれば、この少年に危害を加える事はしない」
……ちっ……。
[さすがいい根性してやがる、と吐き捨てる。
相手の数、人質の存在。
どう見てもどう考えても、こちらに選択の余地は──ない]
……わぁったよ……。
その代わり。
「その代わり?」
……ガキどもには……手ぇ、出すんじゃねぇ。
[低い呟きに、男は低く笑いながら頷き、少年がアル兄、と不安げな声を上げた]
んな、情けない声、上げんな!
……心配すんな、必ず帰る。それまで、チビども頼むぞ。
[静かな言葉に少年はこくり、と頷き。
男が楽しげに笑うのが、やけにはっきりと見えた。
それを、苛立たしげに睨み付ける胸元で、クロームシルバーのロザリオが微かに月光を弾いて煌めいた]
■名前:アーベル=シュトゥルムヴィント Abel=Sturmwind
■年齢:23歳
■通り名:銀翼の孤狼
■武装:糸(アクティブ・ワイヤー『ラインルフト』)
■スタイル:精神感応で変化する糸と体術による近接戦特化型。遠距離対応不可能。獣化時(翼のみの部分獣化も含む)は空中戦も可能
■特殊能力:糸の変化・操作に用いる微弱な念動力と生来能力による獣化(翼狼態への変化が可能)。
身体の部分獣化(爪のみ・翼のみなど)も可能。部分・完全時問わず、獣化時は糸の念動操作不可。
■その他情報:とある裏通りで暮らす、ストリートキッズのリーダー格。
翼を持つ銀色の狼に変身する能力を持ち、微弱な念動力の才もある。
生来の能力故に親に捨てられ、幼い頃から裏通りで生きてきた。
変身能力は、誕生時に発生した突然変異能力。
人為的に与えられた形跡はなく、両親共にそういった能力を持ち合わせてはいない事から、新種の能力の第一世代として各方面からマークされている模様。
自由奔放、大雑把。束縛と面倒を何よりも嫌う気質により他者に媚びる事はなく、その事と獣化時の姿からついた二つ名が『銀翼の孤狼』。
─中央部建物・広間─
……んで?
[住み慣れた……というか、駆け回り慣れた裏通りから連れてこられた建物の広間。
そこで見せられた自分の個人データのファイルを横目で見つつ、無愛想な声で問う]
あぁ? これで間違いないかって……。
間違ってるっつったら、帰してくれんの?
[苛立ちを帯びた声で問うのに、男はひょい、と肩を竦めるのみ。
余裕を感じさせる様子に、また、苛立ちが募った]
ちっ……っとに、気にいらねぇ……。
[その苛立ちに任せて吐き捨ててから]
で、俺にここで何をしろって?
[低い声で、問う。
男は後で説明する、とだけ返し。
それから、今いるフロアの上に個室が用意されている事を伝えると、広間を出て行った]
……っとに……ついてねぇ……。
[その気配が完全に途切れたところで。
ぽつり、こんな呟きが*零れて消えた*]
村の設定が変更されました。
4人目、研究生 エーリッヒ がやってきました。
[余韻を響かせて。
何処か遠くから、高く小さく届く調に、
底に沈んでいた意識を引き起こされる。
目蓋の下に伏せられた翠を微かに震わせて、ゆるりと持ち上げた。
さらりと翠を隠す様に零れ落ちる金を、右の指先で掬い上げて
残る腕の中に納まったままの、活字の並ぶ紙面を閉じる。]
…――誰か、来た?
[いつの間にか転寝に移ていたらしい、
どうせ暇つぶしに読んでいたものだ、然したる支障も無いけれど。
誰に投げる訳でも無い問いを零しながら、小さく吐息を零す。
――遠く奥底で響いた音は、もう聴こえない。]
[瞬間。
計らったように、静かな音を立てて扉が開く。
然程驚愕の様子も見せずに、ゆるりと翠を向けた先、
佇む人物を認めて無意識にか、其処で漸く僅か見開いた。
――尤も、その些細な変化にすら、
目前の相手は恐らく気付く筈も無いだろうけれど。]
…、何か、御用ですか。
[しかし返る応えはただ端的に、ついて来い、とだけ。
要点すら掴めない言葉に一度瞬くも、不平を告げる事もなく。
硬い緋色の表紙を持った其れを脇に退けて、無言で立ち上がる。
拒否するも逆らうも、何の意味を成さないのは十分に承知している。
それに喩えば相手が誰であろうと――心当たりは存分に或るのだし]
[一冊の本を残して、殺風景とも言える部屋から
二つの人影がゆっくりと姿を消した。
静かに、外界と隔てる扉が閉じる。]
[静けさを取り戻した室内に、再びただ一度。
何処か遠く向こう、高く。 白金の韻が小さく*鳴いた*]
5人目、職人見習い ユリアン がやってきました。
[朝の喧騒][街は騒がしく] [けれど活気があって]
[なぁ][猫の鳴き声]
……請壞、藍苺……不過後邊稍微讓睡覺…。
[旧時代、"香港"と呼ばれた街にあったフラットによく似た部屋]
[臥舖の上、薄い布に包まる青少年の寝ぼけた声]
[草苺の紅と藍苺の紫、左右違う瞳の黒い仔猫]
[みぁう][不満そうに、青少年の上に飛び乗った]
……哎呀,哎呀…!!明白了喲、起來、起來喲!
[不満たらたら、猫に文字通り叩き起こされた不機嫌な青少年の瞳もまた]
[漆とも鴉とも違う][蒼混じる消炭の黒耀]
−華街:集合居塔一室−
[くぁ。青少年は、欠伸をひとつ]
あー…ちくしょ、てめ、いいところで起こしやがって。
[ふわ、と大きな欠伸もうひとつ]
[青少年のことも考えず、黒猫せびるは今日の朝ごはん]
…ったく、しょーがねぇなぁ。
ちょーっと待ってろ、適当に用意してやらぁ。
[こちらもだと、ぐぅ、と鳴る自分の胃を肌の上から撫でつつ立ち上がる]
[鎧戸の隙間から漏れてくる明かりが、青少年の筋肉がついているのに薄っぺらい上半身を少しだけ照らした]
[青少年が厨房へ向かえば、黒猫もまるで親鳥の後行く雛のようについて回る]
[覗かれる冷蔵庫]
[振るわれる中華鍋、揮われる中華包丁]
[しばらくすればいいにおい]
いただきまーす。
[しばらくすれば厨房の隅。
あまりものの帆立の紐と海老にありつく猫の傍ら。
青少年、朝から海老と帆立の塩あんかけ丼を食卓に腰掛け掻っ込んで]
[むぐむぐ。
そんなかんじで両の頬にかっ込まれたご飯は咀嚼される。
黒い仔猫はご機嫌で貝紐にありつく。
尻尾がぱったぱったと左右に揺れていた]
[喧騒に混じって聞こえる音]
…?
[ちんちろ鳴っている携帯端末。
不機嫌そうな顔して、青少年は箸を止め、それを手元に引き寄せた]
…喂?
[もしもし。にゃぁ。と猫が鳴く]
[しばらくの会話。
にゃあにゃあ、猫は時々鳴いて]
[暫くして]
[フラットには片付けられた食器]
[どこかへ消えていく、肩に黒い仔猫乗せた*青年の姿*]
6人目、少女 ベアトリーチェ がやってきました。
[少女は目を瞑っている。
少女は白い質素な手術着を着ている。
少女は寝台に寝かされている。
──…………ここは有る研究所の一室…………──]
[飾りのない壁に設置された無機質な棚。
そこに置かれた機械の類から延びるコードは
少女へと収束されて。
部屋には白衣を着た数人の男女。事務的な声で話しをしている。
彼らはいくつかの数値を読み上げ、いくつかの操作が機械に加えられる。]
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