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皇竜の元へと運ばれたその卵は、確かに皇竜の娘である天竜が産みしものと判明したが、父親についてやその後の彼らの行方は分からぬまま。
やがて孵った仔は、他属性との混血を示すかのように不安定で、幾重もの呪印を刻むことによってようやく姿を保てるような状態だった。
落ち着きやすい環境を保つのが必要とされた為、皇竜殿では育てること叶わず。皇竜の側近であるギュンターに預けられ、竜都の外れで育てられることとなり――。
失礼します。
御君、お呼びと伺いましたが。
[スッ、と膝を突いて頭を下げた娘が一人。
長く緩やかに波打った蒼い髪が床に流れた]
「そう硬くなる必要は無いと、いつも言っているであろう」
[苦笑を返すのは白髪の影。
白と紫のローブを纏い、装飾の施された白いマントを羽織っている]
ですが、重要なる会議が開かれると聞きました。
方々に礼儀を欠くようなことは無きようにと、養父にも重ねて言われておりますので。
「まったく。実直なるはギュンターの美点でもあるが…」
[椅子から立ち上がった男は、苦笑を深くすると娘を差し招いた]
「そう、だがその件と無関係ではない。
そなたには今回の会議の間、補佐として手伝って貰いたいのだよ、エルザ」
………は?
その…私が、ですか?
[エルザと呼ばれた娘は、呆然として相手を見つめ返した。
ようやく返事を返したのは暫しの時が過ぎた後だった]
「そうだ。主にはギュンターに頼むつもりであるが。
折角の機会だからそなたも色々と見ておくといい」
…はい。
それが御命とあれば。
「だからそう硬くならぬようにと。
方々とて堅苦しくされては困ってしまいかねぬよ」
……はあ。
いえ、分かりました。
「それにしても。
やはり、御爺様とは呼んでくれぬのかな?」
……………。
[思いきり長い沈黙が流れた。
結局娘は口を開かぬままに深く頭を下げて退出してゆく。
軽口のつもりだった相手――皇龍バハムートは、思わず溜息をつきそうになりながら、その名を正式に名簿へと載せた]
■名前:エルザ
■属性:天聖
■年齢:外見20歳 / 200歳
■刻印:複数有。普段から見えるのは左手甲。
■経歴:まだ年若い古代種の天竜で皇竜の孫。
特殊な事情により長くギュンターに預けられ竜都の端で暮らしていたが、最近は皇竜殿でも姿を見かけられるようになってきている。
/*
母親は行方不明となっている古代種の天竜、父親は詳細不明。200年前に保護された卵から孵った存在。
安定の悪さから成体として落ち着くまでに通常の倍の年月が掛かったらしい。安定しない力を抑えるために刻印もかなり多く刻まれているようだ。
ギュンターの養育結果、かなり堅苦しい所がある。
少々奇異な生まれですが、縁故は正負喜んで。
但し生まれてからは竜郷の外に出ていませんので、そちらでの直接縁故は受けられません。
[カツ、カツと足音を立てて皇竜殿の外へ出る。
狙い澄ましたかのように飛んできた白鳩に手を差し伸べた]
…困ったわ。どうしよう、リース。
[溜息をつきながら、ふわりと小さき友の頭を撫でる。
誰も居ない場所だと思えば少しは気を抜いたりも*するわけで*]
4人目、月闇竜 オトフリート がやってきました。
[高い位置へと、細い手が伸びた。持ち主は黒い髪の青年のようだ。
取った本が重かったのか、僅かに手がぶれた。ほんの一瞬で、元に戻るが。]
彼の国の歴史は、この本に載っています。
[振り返った翠の目は、同じ属性の二人の子供へと向く。
黒い本は、片手から両手へ、そして机の上に広げられる。]
[広げられたページにかかれた文字を読む子供たち。その様子を、彼の翠の目は、優しさと――そしてどこかかなしさを込めて、見ていた。
それを止めるのは、軽いノックの音。
すぐにそちらに向かった彼は、少しの会話の後に、子供たちを振り返った。]
[然りと頷く王に、彼はこめかみを押さえた。
頭痛を覚えたようだ。]
[随行者名簿と付けられた紙が、王の手には握られている。
それを見せて下さいと告げると、ためらいもなく紙は彼の元へ回った。]
[少し眉を寄せた彼は、細い指で丁寧に訂正してゆく。
すべてを終えた後に、その紙を渡すと、彼――オトフリートは場を辞した。]
[訂正された名簿を見て、王が苦笑したのを見た者は無い**]
■名前:オトフリート=カルク (Otfried=Karg)
■属性:月闇
■年齢(外見/実):23才頃/500歳
■刻印:有(喉に薔薇のような形である。シャツとタイで隠れている)
■経歴:人間界に降りた折は、人間たちの学問を知るため、10年程度、学校へ通っていた。
力よりも頭脳であるが、人の世界では時折募集されていた騎士団のちょっとした助っ人も経験有。
竜郷に居た頃、戻ってからも、それぞれに学ぶこと・実践することを続ける。
そこを買われ、王の双子の子に勉強を教えている。
時折、使いで他の属性の場所にも行く事がある。
/*
本当は女性ですが、決して自分を女だと言う事はありません。
胎内では双子でしたが、生まれてきたのはオトだけです。月闇属性の竜達は全員知っています。生命王は、双子が一人になったという事象についてご存知でも問題ないです。
人間の世界では普通の人間と同じように生活していました。あんまり表立つのが好きではなくとも、勉学面では名前がトップ側に出ることが多かったでしょう。助っ人経験については多くはないです。目立たないようにこっそりしていました。
女のようだと言われると、嫌悪します。
色々なところに出没していますので、バレてる人・あやしいと思っている人も遠慮なく申し出てください。男だと信じていてくれても。
それ以外にも、どんな縁故でもお受けします。
5人目、焔竜 ダーヴィッド がやってきました。
[灼熱の谷からは、常に吹き続ける上昇気流。
ゆったりと広げた真紅の翼は、気流に乗り鮮やかに旋回する。
鮮やかな赤の鱗に覆われた背には、稀なる2対3枚の翼。
1枚目の翼を失った理由を知る者は、けして多くは無いだろう。
古い鱗を脱ぎ捨てて、得た翼は未だ新しい。]
[幾度か上空を旋回し、ふわりと地に降り立つ。
翼を畳むと同時に、その姿は燃えるような赤毛の青年へと。]
あぁ、すぐ行く。
…今回はあの方までお出ましなのだろう?
[従者の呼び声に答えて、"若焔"の異名持つ竜は身を翻した。]
[礼服の支度が整うまでに、従者は手早く随行者名簿に記入していく。
彼の名をここに記入するのは確か、2度目だったはずだ。]
■名前:エルザ
■属性:火炎
■年齢:外見20代後半 / 450歳程
■刻印:鎖骨の間にある鮮やかな青色の逆鱗に刻ざまれた特殊なもの。
■経歴:炎龍王ヴリトラの純血直系末子。以前は物質界封印管理官として人間界へ赴いていたが、任務中の怪我から患った病のため任を解かれていた。
現在は父王の下にて後継者としての教育を受けているとか…
/*縁故歓迎。そこそこ目立つ立場ではあります。*/
っていうか、何やってんだお前は…。
…写しを書き直すような手抜きをするからそんなアホみたいな間違いを。
[従者の手の中の用紙をひょいとつまみあげてくしゃぽい。]
■名前:ダーヴィッド・フォン・ファイエル David von Feuer
■属性:火炎
■年齢:外見20代後半 / 450歳程
■刻印:鎖骨の間にある鮮やかな青色の逆鱗に刻ざまれた特殊なもの。
■経歴:炎龍王ヴリトラの純血直系末子。以前は物質界封印管理官として人間界へ赴いていたが、任務中の怪我から患った病のため任を解かれていた。
現在は父王の下にて執務の補佐をしているが、前職への復帰も近いらしい。
6人目、時空竜 ユーディット がやってきました。
[無限なる虚。竜郷とは空間を異にする無限無空間。
そこに在るのは虚竜王ただひとり。
自らを喰らい、消滅し、また生まれ、自らを喰らう。
悠久の時をそうして過ごしてきた虚竜王に時間の概念は薄い。
……何せ無限なのだから。
ただ微睡み、ただ繰り返すのみ。]
[だが、永遠を揺う虚竜王とて時には刺激を欲することがある。
虚竜王は閉じていた瞼をゆっくりと開けると、]
「……ユーディー。」
[静かなそれでいて空間に染み込むように通る声で、己が眷属たるモノの名を呼ぶ。]
[だが、虚竜王もそれを一切気にする風も無く。
虚ろな眼をユーディットに向ける。]
「竜王会議ですが……」
それでしたら、いつも通り委任欠席の手筈を……
[事務的で平坦な言葉。
だが、その言葉を遮り虚竜王が告げる。]
「……今回は出席しようと思います。」
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