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─集会場─
……で、これに記入しろ、とおっしゃる。
[着くなり渡されたのは、身上書。
大げさなため息の後、鞄の中から愛用の万年筆を取り出してさらさらとそれに記入していった]
──────
■名前:オトフリート=ポラースシュテルン(Otfried=Polarstern)
■年齢:27歳
■職業:天文学者
■経歴:村で生まれ、16歳までこの地で育つ。幼い頃に両親を亡くしており、祖父母により育てられた。
16になった年、やはり天文学者だった祖父の意向で天文学を学ぶために村を離れるが、6年前、祖父の死を期に帰郷。
現在は祖母も亡くなり、村外れの天文台で、同居猫のユエ(オス)と暮らしている。
──────
……はい、これでいいでしょ。
俺のことなんて、大抵の人が知ってるようなもんなんですから。
[書き上げた身上書を突きつけるように渡しながら言い放つ。
それから、人気も火の気も薄い集会場の広間を見回して]
……とりあえず、暖炉に火。
あと、飲み物くらいは用意しても構いませんよね。
……ダメって言われても、勝手にやりますけど。
[さらりと付け加えた言葉に、団員が「なら聞くな」という顔をしたのは、思いっきり、*スルーした*]
3人目、修道士 ライヒアルト がやってきました。
――知るかよ、ンな事。
[粗末なベッドが、ぎしりと粗末な音を立てる。
唐突に思い出した文句――おそらく、いつか読んだ小説の一説――が、気が付いたら口から洩れていた。
自分で問いかけて、自分で答えを出している。なんという滑稽な自演だろう。
なんだかとても気分がむしゃくしゃして、だから勢いをつけてベッドから起き上がった。乱れた着衣に、冷えた空気はやはり堪えるものがある]
[何か上着はないかと探していると、これまた唐突に粗末な木戸が叩かれた。
慌ててありあわせの上着を羽織る。そして、そこに立っていた人影に目を丸くする――せざるを、えない]
え?
は?ギュンターさんが?
……え、ええ。まあ、別に。異存なんてありませんよ。俺だって、ここに居させてもらってる身ですし、そんな。
[本当は舌を打って、思い切り悪態をつきたかった。
だが、それをやってしまっては、多分――まずい。集会所どころか、速攻で牢屋か、それとも処刑台に送られてしまうかもしれない。
必要なことだけを告げて去る自警団員達の背中を睨みつけてから――それが精いっぱいの抵抗だった――、仕方がないと肩を竦める。それから本腰を入れて、きちんとした着衣を探し始めた]
―集会所―
[そして、集会所に現れたのは修道服を纏った黒髪の男。
村人は知っている。彼は流れてきた、自称の修道士だということを。
裏付けの取れない過去など、結局不定で曖昧なものにすぎない]
これに、書けばいいんス……いいんです、ね。
[はいはい分かりましたと、わざとらしく言って。渡されたペンから書き出された文字は、彼の聖職者然とした身なりに似合わず随分と乱れていた]
──────
■名前:ライヒアルト=グラーツ(Reichard Glaz)
■年齢:24
■職業:(元)修道士
■経歴:今年の夏に村に流れ着いた修道服の男。あまり進んで語る事はないが、過去に問題を起こして修道院を追い出され、以来流浪の身。村では説教のまねごとをしたりなどしてどうにか居場所を作っている。
──────
[見回した集会所の中は、未だ閑散としている。
まだ集まっていないのだろうと直感した。集まりきるまでは、自警団長とやらのありがたいお話も始まらないだろう。――ありがたい、で済むとは毛頭思っていないが。
やり残したことは、なくは、ない。
だが、それを片付ける前に――せっかくだから、少し温まっていこうかと集会所の隅でその手を*擦り合わせた*]
4人目、音楽家 ヘルムート がやってきました。
あー、その日はいつも通り家に居たよ。
証明?
出来るわきゃ無いだろう。ウチは1人だし、ずっと籠って曲書いてたんだから。
大体、なんで急にそんな事を…
村外れの爺が?
ウソだろ?
…そーかい。
ハァ?容疑者?
ふざけんじゃないよ。
あたしの何処が殺人犯に見えるッてんだい。
…御爺の命令だって?
あー、分かった分かった。
集会所で御爺の話聞きゃァイイんだね?
ハイハイ。
喧しいねェ、心配しなくてもすぐ行くよ!
…ッたく。
[そんな会話が繰り広げられてから数刻]
―集会所―
だーかーらァ、急かすんじゃないッて。
聞こえなかったかねェ。
このペンで耳ん中掃除してやろうか?
[自衛団の一言に十倍程の言葉を返すその傍ら、紙面には流暢な文字で女の素性が綴られてゆく]
――――――
■名前:ヘルミーネ=フォーベック (Helmine=Vorbeck)
■年齢:28歳
■職業:作曲家
■経歴:村で生まれ育ち、現在は作曲で生計を立てている。女性。
曲を出す際には本名ではなく「ヘルムート」という名前を使う。
――――――
─集会場・広間─
[宣言通り、台所を占拠してお茶を準備している所に聞こえた声]
……おや。
[広間を覗き込めば、先にはなかった人の姿がひとつ、ふたつ。
しばし、足元の猫と顔を見合わせ]
……お茶、飲みますかね?
[呑気な口調で、*声をかけた*]
5人目、助教授 ハインリヒ がやってきました。
―村の宿の一室―
っはー、街育ちには堪えるね……っと。
[両手をこすりながら机の上に小瓶をいくつか置く。
小瓶を一つ手に取ると、その蓋を開けてそこから採取したばかりの
小さな鉱石をピンセットでつまんで目の高さへと持ち上げる]
おもな産出物はなんて書いてあったかな…
[片手で資料をめくっていれば、僅かな砂埃が鼻腔をくすぐって、
むずむずと鼻の下を動かしながら]
…ま、資料に間違いはなさそうだ、と。
[摘み上げていた鉱石を小瓶の中へ戻し、それから―]
思い切りくしゃみをした]
[鼻をすすりながら資料に目を通す。
またくしゃみを一つ。今度は砂埃ではなく単純に寒くて]
いやー、甘く見てたな…。
[冬休みがてらの調査のつもりで閉鎖されている間は村に居座るつもりだったが
予想以上の寒さに参ったと髪をくしゃりとした]
まずは暖かいもんでも飲んでからにするか。
時間は山のようにあるからな。
[手にした資料を机の上に置いて、暖炉に寄って手を暖める。
それから暖かい飲み物を頼みに部屋を出ようとしたら外からのノックの音]
んあ?開いてるよ。
[一体誰だ?と開くドアをじっと見ていた]
……俺が?ちょちょちょ、ちょっと待ってくれよ。
俺はまだ来て1ヶ月そこそこだぜ?何で俺まで疑われ…え?
それだけいれば十分だって?
しょうがないだろ、出られねえんだから…
[やってきたのは村の自警団員。
起きた事件の容疑者として扱われていることに戸惑いと僅かな憤りを覚えながら
有無を言わさぬ様子に集会場へ赴くことを諾す以外にはなかった]
支度してからいっから、あー、はいはい、逃げませんよ逃げません。
[自警団員を追い出すように部屋のドアを閉めて大きくため息をついた]
かー、この寒いのに外に出なきゃならんとは。
[ついてねえや、とぶつぶつ言いながらも机の上を片付け、
外套を羽織って外―集会場へ]
―集会場―
あー、さみいさみい…。
[火のついた煙草をくわえ、肩をすくめるように集会場へ。
外套は脱いで手にしたものの、くわえ煙草のまま身上書を書き入れる]
――――――
■名前:ハインリヒ・フランツ=ルディン(Heinrich Franz Rudin)
■年齢:32 オトコ
■職業:鉱物学者。
■経歴:街の学校で教鞭もとるが、受け持つ学生の数は多くはない。(お堅い性質の学問と、ラフな人柄のギャップのせいらしいが…)
余った時間で鉱床調査のために各地を回っている。
この村へも一ヶ月ほど前から調査のために滞在中。
――――――
いやぁ、まいったまいった……や、こいつはありがたい。
[身上書を書き終えれば先に居た人々へ片手を上げて軽く挨拶をし、
淹れてくれているお茶―おそらく自分のために淹れてくれたわけではないそれを
ありがたく手にして近くの椅子に*腰を下ろした*]
6人目、団長の孫 イレーネ がやってきました。
ジジイには分からないよボクの気持ちは!!
[そう言って家を飛び出したのは昨日の夜のこと。碌に着込まずに外へと出たため、悴む手と身体を擦りながら、家の軒下から夜空を見上げ]
──忘れたわけじゃ無いよ。
それでもボクはここを出て外を見たいんだ。
[小さな決意は吐き出された白い息と共に天へと昇って行く。しばらくそうして時間を潰した後、こっそりと家の中へと戻った]
[翌朝、起きて居間へ向かうと、祖父が厳しい顔をしてこちらを見た]
………何。
昨日外に出たのはジジイの知る通りだけど?
[昨日のことを改めて問われ、聞き流すよな体勢で居たのだが]
……はぁ? ボクが容疑者?
ちょっと待ってよ、外には出たけどどっかを歩き回ってたわけじゃなく───。
[仔細を聞かされ、驚くよに目を丸くした。自分は違うと弁明しようとしたのだが、祖父は取り合ってくれず。集会場に容疑者を集めているからそこに向かえと言われ、机を思い切り叩いた]
───そう、孫のボクすらも例外なく、なんだ。
全く、本当に御立派なもんだね、自衛団長ってのは!
良いよ、行ってやるよ。
ここに居るよりは数段マシだ。
[机に叩き付けた手で拳を握り、祖父を睨みつける。吐き捨てるよに言うと、必要な荷物を持って家を出た]
[冷徹に告げたその裏で、祖父なりの葛藤があったことを、少女は知らない]
[後に提出される身上書には、以下のように書かれる*ことだろう*]
──────
■名前:イレーネ=ゲスナー Irene=Gesner
■年齢:14歳
■職業:家事手伝い
■経歴:ギュンターの孫。両親は7歳の時に、働きに出ていた街で事故に遭い死亡している。半閉鎖状態の村が嫌いで、外での生活に憧れを抱いているためにギュンターとは折り合いが合わない。女性だが、服装は動きやすさを重視したシンプルなものが多く、言動も女性らしさは少ない。一人称も『ボク』と言う。
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