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[>>*2さっきと違い、自分と同じ様に動揺が伝わってくるコエに微か瞬く。
>>*3続いてそのコエが名乗った名は、自分の知るものだったから更に瞬きは増えたけれど]
イヴァンって。
イヴァン、よね?
[俄かに受け入れ難くて、鸚鵡返しに問い返す。
再度周りを見回してもその名の主どころか、人の姿も近く無く。
困惑に口を閉ざしかけたものの、こちらの名を名乗っていなかったことに気付いて]
…カルメン。
[小さく、けれど他に届くことの無いコエははっきりと伝わるだろう]
…ね。
あなたは、私のこと知っているイヴァン、なの?
なんで私たち、こんな風に話せるか、分かる?
[現状もわかりやすく起きている異変だけれど。
それだけでは説明のつかない胸騒ぎに困惑を掻き立てられながらも、落ち着くことを意識して問いかけた*]
─ 厨房 ─
あー……。
[気持ち切り替え厨房に入ったものの、最初に上がるのは唸り声]
橋直るまで、どのくらいかかるんだろ……備蓄はまあ、足りるだろうけどさぁ……。
[不測の事態に備えるため、屋敷の食糧庫には常に十分な備蓄がなされている。
無駄遣いしなければ何とかなるかな、と思いながら、取りあえずは竈に火を入れ、鍋を用意して]
とにかく、あったまるもの。
あったかくて安心できるもの優先、だよな。
[ぶつぶつと呟きながらとりかかるのはじゃがいものスープ作り。
ついてきた黒猫は厨房の隅で、動き回る様子を見守っていた。*]
[鸚鵡返し>>*4には、おぅ、と短く返すに留まったが、名乗り返しの声>>*5を聞くと驚きは一層強まった]
いっ、カルメン!?
何で俺とカルメンがこんな風に話せんだ?
…あーと、昔親父と喧嘩した時に木に逆さ吊りされた俺を知ってるカルメンなら俺の知ってるカルメンなはずだ。
[まだ腕白に駆け回っていた頃の話だが、同じくお転婆だったカルメンであれば見かけたこともあるはずだ。
何ともな証明方法ではあるが、疑問の一つはこれで解消することが出来ようか]
うーん、何で話せるのかは俺も分からん…。
内緒話出来るのはちょっと楽しいけど。
[楽観さが混じる辺りはイヴァンたる由縁か。
結局、何故話が出来るかは、現状では分からず終いのようだ*]
─ 屋敷の中 ─
[薪運びが終われば朝食前の一風呂へ。
途中誰かと会うことがあれば、氷の堤により橋が壊れてしまったこと、しばらくは小島から出られないが直に架け替えが行われるだろうこと、湖を渡って脱出しようとしないことを伝えた。
堤を見に行くと言うなら、気を付けてな、の一言も添える]
[そうして向かった大浴場は、温泉を利用しているため常に温かく、脱衣所に入っただけでも冷えた身体が温まるようだった。
泊まる予定なくの宿泊だったために着替えはない。
湯で温まった後は再び同じ服を身に付け出ることになった。
身体が大きいため服を借りるのも難しいだろうと割り切っているため、その辺りに躊躇いはなかった]
あれ、ユリアンは?
[一通り顔を合わせたかに思えたが、約一名姿が見えないことに疑問を持つ。
部屋を特定出来たなら(一通り客間を確認した)、ノックをしてみて様子を見る。
風邪だと判明するならば薬師見習いのエーファに頼んだりもするだろう]
[そうして手伝いをしたり、黒猫を構ったりなどするうちに、時間はどんどん過ぎていく**]
[>>*6聞こえるコエは、こちらの名を聞いてやはり動揺した様だったけれど。
続いたコエが自分の知る彼らしさを感じるものだったから、こちらも少しだけ落ち着きを取り戻せて]
…逆さ吊りのまんまお腹すいたから寝るって言って寝ちゃったイヴァンだったら、私の知ってるイヴァンだわ。
[あの時はまさか寝るとは思わなかったイヴァンの父が彼を下ろしたのだったか、それとも他の人だったか。
少なくともこれで互いの証明にはなっただろう。
何故こうして話せるのかは彼にも分からないと聞けば不安は残るも、内緒話と称されるとどこか楽し気に感じるのはこちらも同じで]
そうね。
理由はわからないけれど、イヴァンと話せるのは楽しい。
[気負いせずに話せる数少ない相手だから、と微笑んだ後。
部屋を出た理由を思い出して、あ、と声をあげてから]
ね、イヴァン。
私さっき、誰か叫んでる声が聞こえた気がして目がさめたのだけど。
何か知らない?
[自分が目覚めた理由について、彼に問いかけた*]
─ 翌朝 ─
[部屋を出たものの、あてがある訳ではない。
とりあえず一階に行けば広間なり厨房なりに誰か居るだろうと、階段を下って行って。
念のため外も見ておこうか、と玄関から出て周囲を見回した所でその異変を目の当たりにした]
……え…?
これ、橋…?
[氷の堤によって壊された橋の惨状に、続ける言葉を失くして。
>>10近くにオトフリートがまだこの場に残っていても、暫く気がつけぬまま立ち尽くした。
声をかけられるか、ようやく気付く余裕が出来たなら彼に向かって。
誰も居ないなら、独り言のように「皆にも知らせないと」と小さく呟いた後、屋敷の中に戻っていった**]
あはは、合ってる合ってる。
[何も出来ないし腹が減るだけなので寝てしまえ、と。
後で様子を見に来た父が呆れて下ろしたと言う話は、父の飲み仲間の間でも語り草らしい。
ひとまず互いの証明は出来たものの、話が出来る理由は分からず。
けれど内緒話、と表現したことはカルメンも不安を軽減することが出来たようだ>>*7]
これはこれでありだな。
あー、実は橋のところで氷の堤が出来ちゃってさ。
壊れちまったんだよ。
橋が壊れたことは多分すぐに伝わるだろうし、架け替えも準備してくれると思うんだけどね。
[架け替え作業の中心になるのが自分の父であるため、その辺りに関しては疑うことはない。
それをカルメンにも告げ、これ以上の不安を与えないようにした**]
/*
業務連絡ー。
旅の詩人襲撃、プランがあるなら任せますが、特に無いならこちらで動きますよ、と。
今日はこれにて失礼ノシ**
[>>*9こちらの答えに、合ってると笑うコエ。
落ち着いてくれば、それは確かに自分の知るイヴァンのものだと解った。
わからない現状ではあるけれど、子供の頃から肝が据わっているイヴァンとならば大丈夫に思えてきて。
けれど、続き問いかけた答えは、大丈夫とは言い難いものだった]
…そんな。
じゃあ、暫く橋は渡れない、のね。
[橋自体の架け替えは滞りなく済むだろう、とはこちらも分かっている。
見知らぬ人も居るが、此処には知己が居るのだから不安に思うことも無いはずだ。
なのに、どうしてか分からないけれど──閉じ込められた、という意識が不安を感じずにいられなくて。
実際に氷の堤に壊された橋を見にいったのは、矢も楯もたまらなかったから**]
/*
業務連絡ありがとうございますー
正直ノープランなので、動いていただけるなら助かります。
こちらも今夜はこれでお休みなさいしますねノシ**
―翌朝―
[顔を点き合わせてみたところで橋が壊れたと言う事実はやはり変わらず。
昔馴染みを「さん」付けで呼んだのは、困惑半分と寝起き半分だが当人はそれと気付かぬまま]
この村に腕のいい大工さんがいたことに感謝するよ。
きっとおじさんならすぐに何とかしてくれるよね。
[多少落ち着いたか口調は普段の物へと戻り、イヴァンの信念の籠もった言葉>>15に頷く]
みんなにも言っておくよ。
焦ってもいいことはないしね。
[冬の湖に落ちる事がどれほど危険かもいつもの皆なら承知のはずだけれど、念を押して置くに越した事はないから、その件についても承知して]
[やっぱり、と声を零し首を傾げるエーファ>>17には]
あぁ、ほら、大きな声が聞こえたからさ。
こんな時間に起きて外の様子を見に行くのは君だろうと思ったから。
[そんな風に声をかける。
決まり悪そうな声を上げ、朝食の準備をと屋内に戻るのに]
こんな時こそいつもどおりの温かい食事が大事だね。
おいしいの期待してるよ。
[と見送って、残ったイヴァンもあの声で起きたんだなと呟きから察する>>18
薪の用意をすると言う彼に]
力仕事は任せた!
俺でも出来る事があったらいつでも言って。
[と作業を任せやはり見送ると、もう一度橋を見て一つ息を吐いた]
[さて、戻ろうかと思った矢先、背後から声>>22が聞こえて振り返る]
あ……カルメン、おはよう。
そう、橋。壊れたってさ。
でも大丈夫、すぐに向こうも気付いて直してくれる。
だから、今は落ち着いて?
[呆然とした様子のカルメンに声をかけ、簡単に状況を説明する。]
そうだね、皆にも知らせないと。
それに、いつまでもここじゃ冷えてしまう。
エーファが朝ご飯を作ってくれるっていうから中に入ろう?
[皆に、と呟くカルメンに頷き、中に入ろうと促す。
焦っていても仕方がない。
橋は落ちて、ここは孤立してしまったのだから。**]
─ 回想・広間にて ─
[楽譜を脇に置いた>>0:20男から声をかけられ、
「覚えてないかもしれないけど、雑貨屋の息子のオトフリートだよ」>>0:165
と自己紹介されると、
思いがけない再会にユリアンは目を丸くする。]
え……と、確か……村を出て行った?
[顔にはさっぱり見覚えがないけれども、
雑貨屋を営む家に、兄より少し年上の子どもがいたという話は聞いたことがある。
なさぬ仲の両親>>0:21に反発し、村を出ていってしまったと。]
ご無沙汰しています、が……。
戻ってこられたんですか?
[狭い村のこととて、家庭内の事情も大概筒抜けだ。
兄の口調は世代の近いオトフリートに同情的だった。]
[黒猫のモリオンに小さく手を振っていた>>0:166オトフリートは、ユリアンの顔つきに気づいたらしく、
「何か気になることでもあるのかい?」>>0:166
と問いかけてきた。]
ああ、いえ……。
[気になることはある。
けれども、初対面に近い相手に伝えてどうするとも思え、ユリアンは曖昧に微笑んで俯く。]
氷の堤を見に来る町のひとも多いですからね……。
[「ご家族は元気なのかな?」>>0:166
続けられた問いには頷いて。]
兄も母も町へ移りましたが、おかげさまで元気ですよ。
[その後、会話が途切れれば、カルメンに声をかける彼>>0:167を見送るだろう。]**
─ 回想・広間にて ─
[華やかな雰囲気の女性が広間へ入ってくる>>8と、合わせたわけでもないのに、皆の視線はそちらへ向いただろう。
「カルメンって……あの?」>>0:167
と声をかけるオトフリートとは年齢も近いし、子どものころ親しかったのかもしれないと、ユリアンは勝手に解釈して。
村では数少ない若い女性。
しかも、着飾らなくとも目立つ容姿だ。
ユリアンとしては、第一の顧客になって欲しかった、のだけれども。
エーファに話しかける>>9カルメンから視線を外し、傍らの愛犬へ手を伸ばす。
その黒い毛を撫でながら、誰にも聞こえない声でつぶやいた、]
残念……。
[仕立て屋を仕事としてやっていけるかどうかわからず、意気込んでいた時期だった。
婚約の噂を雑貨屋の客のおしゃべりで聞き込むと、確かめもせずに彼女の屋敷へ向かったのだ。]
[資産家夫妻の迷惑そうな表情も、まだ公にしたくないだけだろうと軽く受け取ってしまい。
たぶん、あの時点で夫妻は娘の婚約を快く思っていなかったのだ。
カルメンの両親をこの村から離れ>>12させた原因が、自分の売り込みにあったことは知らない。
しかし、その後の相手の対応から、何か気まずい事情があったのだろうとは察している。]
ほんとう、残念だよ……。
[頭の中で思い描いたウェディングドレスのデザインを、この手で形にしてみたかった。
そして、彼女に着てほしかった。
窓の外に視線を向け>>11、何か考えているらしいカルメンをちらちらと意識しながら、ユリアンはため息をこぼす。]**
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