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[ご馳走様。と空にしたカップを両手でテーブルにおいて、ぱちりとした大きな翠の目でユリアンを見たまま、こてり。と、首を傾げて]
…、ユリアンは、ボクが、名付けてしまっていいのかね?
[逆に一つをたずね返した>>6]
ボクの感じたことで名はつけられるけれど、
……そうだな。ボクはユリアンのこころを知りたい。
―食堂「白雪亭」―
使えそうなら貰いに行くといい。
[机に置いた新作キノコをベッティに示す。
言葉は足らないが試食してみろということらしい。
食事に戻ろうとすれば扉が開いて]
何を引きつってんだ。
[ウェンデル笑顔の中の違和感を察知して、睨むように目を細くした]
…ゼルのところに行く時は、あたしもついてくからね。
[ぼそり、兄にそう告げる声はとても低く。
きちんと手当てを受けるのを見届ける気満々で。]
─村の通り─
[イレーネとレナーテの間の微妙な空気に気づいているのかいないのか。
……気づいていない可能性が非常に高いが。
とてとて、と進む足取りは楽しげなもの]
ティは色々作ってくれるからね。
楽しみなんだよ。
[自分も、料理はするけれど。
人に作ってもらえるのはまた、別格であるらしい]
このきのこは、ユリアンが創ったものだから、
その事を残したい、とも、願う。
[名も、知も、残すためにあるものだから。と、語り部見習いは至極真面目な顔をしてきのこ畑の若い主を、翠の両目でじっと見返し]
嫌でなければ。
[その後の予定になるゲルダとユリアンを見比べ、そう付け加え>>11]
ああ。このあとは──
…あの少々忘れっぽい記録者が、
また依頼を忘れていないかを確認しにいかないといけない。
ユリアンが急がないなら──そしてボクでよいなら、
宿題に持ち帰りでもいいだろうか?
[エーリ兄の手で、どんな色が見られるのかも、見てみたい、と添えて伝えた。]
─食堂「白雪亭」─
(からんからんからーん)
あ、いらっしゃーい。
[新たな来訪者は、常連の筆記者の少年。]
やあ、ひさしぶりだねウェンくん。
…………まさか、ひさしぶりの間食事摂ってないとかなんてことは……ないよねぇ。
[にこーっとしたウェンデルに、こちらも負けないほどににこーっとした笑み。]
[楽しげなユーディの言葉に頷いて。]
そうだね。
今日のメニューはなんだろう。
ベッティのごはんは何でも美味しいから、楽しみだよ。
ね、レナ。
[自分の視線を受けて冷や汗を垂らしていた兄にもそう笑って話しかけた。]
―食堂「白雪亭」―
ヒキツッテナンテイマセンヨ。
[言葉がつられて引きつった。
ゼルギウスの視線には、左後方へと視線を逃がしてしまう。
あるのはすぐ傍のドアばかりである。]
な、何日ぶりに会ったかなぁなんて思ってさ。
二人と会うのも久しぶりじゃないか。
[しかし視線は戻らないのだった]
― →白雪亭―
……。
[低い声には汗の筋が増える]
[逃げられるかの算段はきっと無駄になるのだが]
[食堂に誰がいるかはまだ知らず]
ああ、私もベッティの食事は好きだよ。
[食材を渡すついでに食事することは少なくない]
[ユーディットとイレーネに頷きを返した]
[食堂に着けば一歩前に出て扉を開き押さえて]
さ、どうぞ。
[二人を通してから中へ入ろうとする]
─食堂「白雪亭」─
[もちろんベッティの声にも、思わず足が一歩さがりかける。]
や、やだなぁ。
僕はちゃんと食事を摂っていたよ。
うん。
……一日にパン一個くらいは。
[ぼそっと付け加えた。小さな声で。]
心か…
[ミハエルにそういわれて、真面目な顔でこちらを見られれば、新作のキノコを手にした。
思ったのは緑だなーとかゲルダがおいしくないといったこととか。
そういえばゲルダの髪の色も緑だとか、だんだん考えは関係ない方向にいきそうになり]
緑……水……
[ちょうどミハエルにお茶を出したときのこと思い出していただろうか、
呟く二つの単語はミハエルが名前をつける指標となったかもしれない。
丁度宿題にといわれて思考は停止]
ああ、急がなくても。
時間はないわけじゃないし。
─ →白雪亭─
うん、そうなんだ。
いつも思うけど、ティは凄いんだ。
ん、ティだけじゃなくて、みんなみんな、凄いと思うけれど。
[イレーネの言葉に素直に頷く。
扉を先に開けてくれたレナーテに、ありがと、と笑って先に中へと入り]
ふにぃ?
ウェル?
[久しぶりに聞いた気がする声に、きょと、と瞬いた]
―食堂「白雪亭」―
ああ久しぶりだ。
[ベッティの言葉を聞いて、ますます表情は険しくなった]
そうか引きつる程嬉しいか。
まさか折角の再会早々俺を怒らせるような真似はしてないよな?
[淡々としているが声音は低い。
表情を緩めることなく、目を逸らすウェンデルを尚も見つめている]
─ →食堂「白雪亭」 ─
そうだね、ベッティはすごい。
ユーディもすごいよ、この間みせてくれたのも綺麗だった。
[ユーディの言葉に優しい笑みを浮かべながら相槌を打ち。
そんなことを話していたらすぐに目的の場所に着いた。]
あ、レナ、ありがと。
[食堂に着くと、兄が扉を開けてくれたのでユーディに続いて中に入ると。]
あれ、ゼル。
に…ウェンもいる。珍しい。
─食堂「白雪亭」─
ん、わかった。色々試してみるね。
[ゼルギウスから差し出されたきのこを、一旦厨房へ持って行く。
色々と調理法についても思いを馳せつつ、明らかに動揺しているウェンデルに、ほう……と目を細めると、]
倒れて困るのはウェンくんだろうに。
体壊しても知らないよー。
[はぁとひとつ溜め息。そうしていると]
(からんからんからーん)
あ、いらっしゃーい。ゆっくりしていってねー。
[新たにやってきた3人に、にこっとスマイル。]
―食堂「白雪亭」―
や、やぁユーディットにイレーネにレナーテ。
ひさしぶりだけど、ちょっと僕は分が悪いかr……
[やっぱり引きつった笑顔で挨拶するものの、
低い声が聞こえれば、軋んだ音でもしそうなほどゆっくりと、
ゼルギウスの方を振り向いた。]
も、問題はないよ。
一応、手が痛くならない程度の量を写すようにしてるし。
ゼルギウスに迷惑をかけるようなことには……。
[険しい表情を見る。
視線をなるべくそのままに保つように――と思っていたのだが、]
……ごめんなさい。
[あっさりと負けた。つい横へ逃げてしまう顔は正直だ。]
─白雪亭─
[すごい、とイレーネにいわれて浮かべたのは嬉しげな笑み。
その笑みのまま、ベッティにぱたぱた、と手を振って]
……ふに?
ギィにい、こわい顔してるー。
ウェル、また、ご飯食べるの忘れてたの?
[こて、と首を傾げながらウェンデルに問う。
方向性は異なるものの、よく薬師に怒られている、という点では、妙な仲間意識があるらしい]
─食堂「白雪亭」─
う。
わ、悪いとは思ってるんだ。
つい忘れちゃうだけで。
その。
ベッティ、食べやすい食べ物がほしいなって、思うんだけど。
なにか、もらえるかな…?
[少し控えめに強請った。腹を押さえて。]
[>>26 ユリアンが手にしたきのこをみて、紡がれる言葉にこくり、と頷く。]
やわらかくて、流れるような。
みどり、みず。
冷たくない水?
それから──すこし、ゲルダの髪のいろに、似ている。
ボクも、好きないろだ。
[考え事をしているときの無表情が、ふと好きなものを隙というときの、柔らかい笑みになり、素直に育った語り部の口は、ユリアンの内心を知ってか知らずか、思った事を思ったままに口にする。]
─食堂「白雪亭」─
や、ベッティ。
ご飯食べにきたよ。
[出迎えてくれた彼女に笑顔を向けて。
ゼルとウェンの表情をみると、あぁこっちもか、と内心呟いて。]
なんでこう無茶するヤツばっかりなんだろうね。
[兄に視線を向けながらそう言った]
―食堂「白雪亭」―
[ベッティが一度厨房に行き、戻ってくる間も視線は外さない。
扉が開いた時にだけ、一瞬そちらに視線が移る。
が、今はこちらが先とすぐさまウェンデルに戻して]
……次やったら2倍取るからな。
[最終的に目を逸らしたウェンデルに短く警告をして、漸く視線は外れた]
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