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[昔から魔力への感応は高い方だった。殊に、魔力が移動する瞬間の揺らぎを感じ取ることが得意で]
確かに、これは、まずい、かも…
[空の彼方に飛んでいったピンクのふわふわ>>12感じたのは、それと同質の魔力。それも大量の…]
おい、逃げ…!!
[その揺らぎが召喚術を使った学生達の頭上にあると知って、叫ぼうとした時には手遅れだった]
― 『世界樹の仔』付近 ―
[眺めていた先>>4、召喚実習に降ってきたものには大して驚いた様子は見せない。
「もう少し危険性のある失敗なら面白かったのになぁ」などという小さな呟きは、傍らの白狼には聞こえていたが、ゼルギウスには聞こえていたかどうか]
まあ、これはこれで面白いか。
[仕込み云々の呟き>>14は{1}(奇数…聞こえた 偶数…聞こえなかった)。
まあ、聞こえても聞こえなくても、この男の反応はほとんど変わらないだろうが]
……て、ちょ、ま。
[魔力を感じた──と、思った直後に空から溢れたパステルカラー。
遠目にはやたらと綺麗ではある、けれど]
なんで、いきなり降ってくんだよっ!
『……どうやら、この近くで召喚呪が使われた様子』
冷静に分析すんなっ!
あれに埋もれたら、マジで死ぬぞ!
[白梟に突っ込み飛ばす様子は、それはそれは真剣だった。
どうやら、前にも埋もれた事があるらしい]
─ 『世界樹の仔』の傍 ─
偶には帰りたくならねーのか?
[>>8過去に理由を尋ねて誤魔化された記憶もあるので、
問い掛けにしては軽い声で一言だけ。]
面白そうな事には俺も漏れなく乗っかるけど、俺の所は割と雪深かったからなー。
結構雪がふわふわと沢山、そうそうあんな風…に、……あ?
[アーベルと白梟の掛け合いを楽しそうに見遣りながら、身振り手振りでついと空を仰いでみた所。
視界に入るのは降り注ぐパステルカラーの、ふわふわ。
近くで起こった事>>2は知らなかったため、え?、と其の儘暫し見上げ。**]
失礼しますっ!
[大量のふわふわに埋もれた学生達の姿を見ると、オトフリートに一言投げかけてから、駆け寄っていく。もちろん窒息する前に救助しようと思ったわけだが、それより早く導師による結界構築と学生達の退避が完了してしまう>>14]
結界?…て、こら、お前、ティル?!
[埋もれた学生達の気配が、ふわ溜まりの中から消えた事には安堵したものの、そのふわ溜まりに勢い良く突っ込んでいく仔熊の姿>>16に、また焦る羽目になった]
[手遅れな目にあう学生達を見ながら、まぁ死ぬ危険があるわけではないととりあえずそれは置いておき、
いやむしろこれは天からの授かりものなんだとか考えがどっかで飛躍もしていたかもしれない]
とりあえず、ダーヴィッド。
近くにゼル導師がいたはずだ。
こういう時に心強い方でもあるわけで、まずはそちらに行くことを提案するが。
[人によって彼に対しての思いはさまざまなので、ひとまずは提案という形をとった]
[聞こえた小さな呟き>>18に、真紅の瞳に楽しげな色が宿る。
肩の上の水晶龍は、呆れたようにぱたり、と尾を振っていたが。
仕込み云々の呟きは、例え聞こえていたとしても特に気にするつもりはなかった。
それはそれで面白い、とか、主にそんな理由で]
さて……隔離はしたが、ここからどうしたものか。
[なんて呟いている所に響くのは、どたどた、という足音。
振り返った先には、用務員の姿があり]
ああ、ギュン爺か。
偉い事になったな。
[一体何があった、これからどうする、と突っ込みを重ねるギュンターに、どこまでも平静なまま、他人事風味でさらっと言った]
─ 『世界樹の仔』付近 ─
[ずしゃあ、とふわ溜まりに突っ込んでは掻き分けて出て来るティル。
埋まる、と言う危険性は頭に無いようです]
ぅ、ぅ、がぅ。
…ぅ? がぁう?
[掻き分けてる最中に、ぽんっ、ぽんっ、とふわふわが増えていきます。
それに埋もれて出にくそうにしている時、名前を呼ばれて>>21鼻先をそちらへと向けました。
なぁに?と言っているように見えたかもしれません]
ふむ、案ずる前にすでに対処済みか。
[ゼルギウスの仕事の早さに感心しながら、
提案よりも先に救助に向かったダーヴィッド、そして遠巻きに新たに突っ込む姿とか眺めたり]
まぁ、問題解決にいろいろ大変なことにはなりそうだが……
[大量のふわふわ、そしてある意味密室ともいえる場所のこれは逢瀬のごとく…、
思わずにやりと妖しげな笑みを浮かべていたとか]
[軽い声の問いかけ>>20には、苦笑めいた笑みを浮かべるに留めていた]
あー、そっか、そこって正反対なんだなあ。
雪が多いと、大変、って聞くけど……。
[雪深い所、というエーリッヒに相槌をうち。
なげようとした言葉は、降ってくるふわふわによる自身の動揺によって途切れた]
っていうかエーリ、のんびり見てたら埋もれるから、あれっ!
[そしてその動揺は、言葉を途切れさせて見上げる様子に気づくと、ちょっとは静まった。
かも知れない]
全く!何をやってるんだ。
ふわふわは、これでも魔法生物なんだぞ?
[だから、不用意に魔法は使えない。ティルが刺激しただけでもぽんぽん増えてる有様>>24を見れば尚のこと]
おいで、ティル。危ないから。
[なので、自力でふわふわを掻き分けながら、こちらに気付いたらしいティルを抱き上げようと、手を差し伸べた]
ん、まあ、あれだ。
召喚元は外に出したから、継続しての召喚はなかろうが。
……問題は、これからどうするか、だな。
何せ連中、俺が触るだけで無尽蔵に増えるし。
[『魔本』との盟約により、世界と世界の狭間にある『混沌の海』と繋がる身体は、ある意味では無限供給される魔力発生器。
ふわふわに触ったらどうなるかは、推して知るべし]
そんな訳だから、生徒を外に出すにしても、一気にはできん。
ま、ゆるゆるとやって行くしかあるまい。
一応、ギュン爺は外との連絡をとっておいてくれ。
[どこまでもさらり、とギュンターに依頼する様子には。
やっぱり、危機感は欠片もなかった。**]
くぅ? くぅん…。
[ダーヴィッド>>27に叱られて、ティルはしゅーんとしてしまいます。
ふわふわを掻き分けてからティルを抱き上げるダーヴィッドには抵抗しないものの、残念そうに離れていくふわふわを見詰めていました。
両脇を抱えられて、両手足を力無くぷらーんとさせています]
―中庭・『世界樹の仔』付近―
[右見て、左見て、最後に上を見上げたところ]
わー綺麗ー。
『おー』
[パステルカラーのふわふわした生き物がふわふわと降ってくる光景。
同じく異変に気付いていた柴犬と共に、何処かで埋もれて弾きだされた実習生たちには気付かずに眺めていた。
数年前に起こった騒動は噂に聞いていても、実際に経験していなければ反応はこんなものだ]
さっきの変人さんな先輩、今頃喜んでるだろうねー。
[呑気に呟いた言葉はきっと間違っていない]
[なんだか、しゅんとした様子の仔熊>>29を見ると、男は困ったように眉を下げる。けれどこの状況で優しい言葉をかけられる器用さは持ち合わせておらず]
とにかく、ふわふわは危ないんだ。危ないものに触っちゃダメだぞ。
[持ち上げた身体を、胸に抱き寄せて、ぽふ、と頭を撫でると、そろそろと、ふわふわを刺激しないように気をつけながら、ふわ溜まりから離脱を試みる]
[突っ込んで行って増やしたり、降ってくる様子に感心したり。
各人各様の反応に、思わず感じるのは頭痛]
そりゃこいつら、単独では可愛いけどさっ……!
[暖房としての機能性の高さは認めていたりするので、毛嫌いしているわけではないのだが。
月闇から雷撃へ転科する際に受けた選抜迷宮試験で押し流されたり埋もれたりした記憶は、大量のふわふわに、ちょっとした恐怖を植えつけていたりする。**]
[ダーヴィッドの再度の忠告>>31に、ティルは彼とふわふわを何度も交互に見遣ります]
……きゅう。
[頭を撫でられると、小さく一言だけ鳴きました。
ダーヴィッドの胸に抱えられる姿はまさにぬいぐるみ。
ふわ溜まりからの離脱が完了するまでは、きちんと大人しくしていることでしょう。
もしかしたら、うとうとと眠っているかも*知れません*]
さて、個人的には非常にうれしい状況ではあるが、制御ができていない状態での大量発生というのはいささか問題ではあるな。
[>>30ミハルの予想に反して手放しに喜んではいなかった。
とりあえずはと、ふわふわに埋もれたティルやそれを助けているダーヴィッド達の方へ]
ふむ、ふわふわ達の気がだいぶそわそわしているように感じる。
[その一画のふわふわ達を眺めながらそんな感想を漏らした]
きゅう…… ふわふわ あつめる のー。
[ダーヴィッドに忠告された時に鳴いた声は、承諾の声ではありませんでした。
種はしっかりと、ティルの中で芽吹いて*いたのです*]
いいところへ、フワル殿。
[大人しく抱きかかえられていたティルの重みが増して(多分寝かけてるせい)さすがに、ふわふわを避けにくくなっていた所へ、オトフリートが近づいて来たので>>34天の助けとばかりに声をかける]
このふわふわ達に、私に踏まれないように、避けてくれるように伝えてもらえませんか?
[ぼんやりと見上げている合間にも、誰かが注意を飛ばした>>26通り、だんだんとふわふわで固められていく足場。
しかし周囲の話は全くもって聞いていなかった為]
……あれ?タローさん?
[我に返ったのは、膝下くらいまで埋もれた頃。
姿が見えない使い魔の姿を探すと、近くのふわだまりが不自然に動いていた。
そこに両手を突っ込んで、すっかり埋もれていた柴犬を引っ張り出す]
『ぶはっ』
もー。もうちょっと早く言ってくれたら良かったのにー。
『……すんません、もう結構前から助け求めてたんですけど……』
[そんな会話を繰り広げつつ。
柴犬を抱っこしたまま、ひとまず脱出しようとふわふわを掻き分けて歩き出した**]
― 『世界樹の仔』付近 ―
[召喚魔法は本を読んだり他所の学科の講義に紛れ込んで聞きかじった程度なので、ゼルギウスとギュンターの会話>>28は聞いてるだけで、中庭を見回していた]
んー。
アイツら(=少し前まで実技指導してた生徒たち>>0:166)いれば、ちょうどいい実戦経験のチャンスなんだがなぁ。
さっきまでその辺にいたくせに、こういう時に限っていねぇし。
[どうやらこの事態はゼルギウスが故意に招いたことのようなので、なんだかんだ言いつついざとなれば奴がどうにかするだろう、と他人事認識。
あれ、神聖騎士道ってなんだっけ?]
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