情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[女子寮、各階に備え付けられた洗面所の三階。
掌に掬った温い水に顔を浸す。水音。
顎の先から滴る雫を手の甲で拭い、タオルを一枚、たっぷり水を染み込ませてから絞った。
同居人の額にそれを乗せる為に、自室へ*戻る*。]
自分の欲しい物は。
ちゃんと言うべきだったんだね。
欲しい物にはちゃんと手を伸ばすべきだったんだ。
だって、そうすれば。
一人にならないですんだのに。
寂しいだなんて思わずに済んだんだから。
/*
それではお任せしても良いかな?
やりやすいように、というか
応援しているので好きにやっちゃって下さい。
もう散々、好き勝手させて貰ってるからね。
ト書きとかで上手い事書きたかったけど
いまは時間無くて。ごめん。
*/
もっと力が欲しいよ。
そうすればもっと手を伸ばせる。
ねえ。
壊れちゃうくらいなら。
その前にちょうだい?
甘くておいしいの。
力の、源。
それをくれれば。
もっと音色に近づける。
/*
了解しました、ありがとうです。
流れを見ながら仕掛けていくようにします。
無理はなさらずに!
お時間のあるときにまた構ってやってください。
*/
[ぼんやりとそんなことを考えていれば。
いつのまにか日も高い位置まで来ていて]
まあ、とりあえずは。
様子を見に行ってみようかな。
[クルリと身を翻して部屋に戻る。
動きやすそうな服装に着替えると、特に目的を定めるでもなく*外に出た*]
―寮・自室→…―
[彼の少女の声は此処まで届いたか、夢現の中に聞いていたかも知れない。
のろのろと顔を洗い、最低限の支度を済ませて部屋を出る。
ほんの少し前、最愛の妹と久しぶりに会話した場所を、]
……ああ。
今日って、何日だっけ。
[彼女が二度と動かなくなった場所を見つめた。その正確な位置はもう既に思い出せなくなっていた。
ただ、彼女がもう家に帰ることは二度とないのだと、それだけを。]
…母さん、大丈夫かな。
[もしかしたら恋人でもできたのかも知れないと、最期の会話を思い出す。夫を亡くした傷がやっと癒えたのに、娘までも亡くしたと知ったら。]
―寮・自室―
[ごろ、と床の上へ腕を投げ打って、身体を仰向けた。
本当はベッドで寝ようとしていたのだけれど
二段ベッドの骨組みが金属で出来ている為か、
少し動くだけで静電気が走って、痛くて仕方ない。
冬場でもこんな事なかったっつーの、と小さく舌打ちを零して。
妙に冴え渡る感覚へ意識を向けながら、
白い天井を見詰めたままの視線をゆるりと瞬いた。]
……寝れねー。
[がば、と軽く勢いをつけて身体を起こす。
原因は色々思い辺りが多すぎる気がするけども]
―…→桜―
[其処から寮を出て数分の後。あの桜の下に洋亮は居た。うたいわらっていた少女の姿は、今は見えない。
根元に座り、幹に背中を預け、瞳に未だ宿らない感情の代わりに薄紅色を映した。]
『うつわはだいちに、たましいはそらに』
[少女がうたった言葉を思う。大柄な先輩が、お経を上げてくれたと聞いたことを。]
……ちゃんと、いけたか?
[想うのは彼女。
そして、もう一人。]
[人気の無い弓道場…弓道衣姿で座禅を組んでいる]
…………
[小一時間もそうしていただろうか、やがて、ゆるりと瞼を開いて、傍らに置いた弓を取った]
っあー、面倒くせ…。
[ドアノブの金具に数分間四苦八苦しながら、漸く部屋のドアを開ける。
(結局苦労したにも関わらず静電気を食らうハメになったが)
小さな痛みの走る指先を軽く振りながら、廊下へと踏み出そうとして。]
……お供え物?
[ちょこんと3つ並んでいるおにぎりを、思わず凝視する。
確かに、ドアの前に誰かが来た気配はあった気がする。
まじまじと3つのおにぎりをみつめながら、差出人の正体を考えてみて
…考えた処で、思い浮かぶ人物なんて1人ぐらいしか居ないのだけれど。]
…えーと、ありがたくいただきます?
[空腹なんて、色々有りすぎて忘れていた。
自分はあまりにも食に拘りが無さ過ぎる、とちらり考えながら
有りがたくラップに包まれたそれを拾い上げる。
…アルミホイルに包まれていなくて良かった、とか少し思った。
おにぎりの一つのラップを剥がしながら、階下へと降りる。
歩き食いが行儀悪いのは知っているけれど、知ったこっちゃ無い。]
[ポケットの携帯を片手に。圏外という左上の表示は一昨日からずっとそのまま。
アドレス帳を開いて、マ行の一番上に表示された名前。夏休みに入る前、少し唐突にも思えるタイミングでアドレスを聞いて来た少女。彼女が恐らくは。そして彼女も、]
……
[小さく口唇が動き。
はらはらと降る桜の花片が一枚、画面の上に*落ちた。*]
[射場に立ち、無心に弓を引く。離れた矢は、過たず的の中心に立つ。続けざまに次の矢を番え、弓を引く…競技では有り得ない連射だが、流れるような動作に迷いは無い]
…ん、おかか。
[一口、二口と食べ進めて、出てきた具材の名前をぽつりと零す。
…塩握りかと思っていた。意外に豪華。
むぐ、と更に一口含んで。顎を動かしながら給湯室へと入った。
冷蔵庫にペットボトルの緑茶を引っつかんで、
ボトルの蓋を外しながら給湯室を早々に後にする。
…流石に腕が足りないので、2つのおにぎりはポケットの中。]
[ただ立ち食いするのも味気ないな、と
ぼんやりと思考を巡らせて、思い出したのは一つの場所。
正しく言えば、そこ以外で昼食を取ることは久しくなかっただけだが。]
あー…久しぶりに、行くか。
[其処まで口に出して久しぶりと言うのも語弊が有るな、と少し思う。
夏休みに入ってから、まだ、数日しか立っていない。
──随分と、昔の事のように思えてしまったけれど。
玄関まですたすたと歩を進めて、靴へと履き替える。
再び、ドアノブで暫くの苦労を要してから、外へと踏み出した]
[ゆっくりとした歩みは、通いなれた校舎に向かう。
塩っ気で乾いた口の中を、緑茶を一口仰ぐ事で潤した]
…っと、と。……佐久間センパイ?
[校舎へと向う途中、
ぼんやりと桜の木の下で佇む姿に、僅か眉を寄せる。
一瞬、声を掛けようか考えて、やめる。
気軽に、声を掛けるような雰囲気でも無かったし
何より現状、繚乱の桜に足を運ぶ心境なんて、
そう心軽いものでもないと、容易く想像できた。
少し離れた場所から暫しその様子を眺めて、小さく溜息を零す]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新