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それではよろしくお願いしますね。
[遠くへ向けた言葉と同じ言葉を残し、ヨハンに頭を下げてから村へと向かう]
[戻る途中、散らばった布や壊れたランタンが見えたかも知れないけれど。
僅か口端を持ち上げるだけで、そのまま村へと駆けた]
はい、はい、と。
[頭を下げる神父を見送り、歩き出す]
……女の子姫抱っこして運ぶ、ってのは、見た目はいいけど。
こういう状況って、ねえよなぁ……。
……あれ?
あれって、もしか……して?
[きょとり、と瞬き一つ]
ホラントの……お気に入り?
なんで、壊れて……それに、この布……。
は……はは。
ま、まさか、な。
[見慣れたものはあっても、姿はなくて。
それが、なんだか嫌な感じで]
……と、とにかく、まずは、ヒルダをだな、うん。
それから、もっかい、探しに、こよう。
[途中、ヴィルへイムと行き合えばヒルダのことを伝えて。
これ以上留まらない方が良いとも伝える]
もしお手間で無ければ、後から来るヨハンさんを手伝って差し上げて下さい。
私はヴェルナー先生を呼んできます。
[頼むとヴィルへイムに対し頭を下げ。
再び村の方へと駆け出す。
向かう先は、ヴェルナーの診療所]
──ああ、良い香りが、漂っていますね。
[診療所では咽ぶような芳しい香りが漂う。
そこは既に紅い雫により彩られていた]
お腹は満たされましたか? マルガレーテさん。
けれど早々に立ち去った方が良さそうです。
ヨハンさんがこちらに向かっています。
[『食事』をしていたマルガレーテを促し、裏口から外へと誘導する。
今の身体能力を以ってすれば、気付かれずに立ち去ることも容易だろう]
やれやれ、食べ損ねてしまいましたね。
……彼で代用させて頂きましょうか。
[細められた瞳が、金に光った]
[…神父が着く頃には、既に、食事は終わっていただろうか。
しかし、シンメトリー…線対称に、肉が残っている]
ぁ。神父様…
お先に、失礼しました。
[そして、手に。口に。
ちら、と覗く牙に。
紅で染められて]
[しかし、神父が先を促せば、少し残念そうに裏口から出た]
切り分けておけば良かったかな…
[少し残念そうにするも、代用、という言葉に、一つ瞬きをして]
構いませんよ。
ああ──余程口に合ったようですね。
私の分も残して頂けたようですが……どうも時間がなさそうです。
後でまた、別の人を頂くとしましょう。
[紅の残る少女の口の辺りを親指で少し拭い取り。
そのまま口へと運び舐め取る。
その味に陶酔するように瞳が細められた]
……いやいや。
まったく、困った子らだ。
ヨハンくん、おぉい、
ヨハンくん、聞こえるかね!
[森の入り口。奥へ向かって声を投げる。
灯りを翳す。ゆら、ゆら、ゆら。月の明かりを森が隠す]
ああ。
無事だったかね、ヨハンくん。
いいや、
ヒルダは無事ではないのだったか。
メルセデスくんに聞いたよ。
いったい、どうしたというのかね?
どうした、って言われても、俺にも何がなんだか。
神父様と一緒に、ヒルダとホラント探しにきたら、ヒルダが木の下に座り込んでて……。
その時には、もう、こうなっちまってて。
……なんか、ホラントも、なんかあったみたいっす。
姿は、どこにもないんだけど……森ん中に、あいつのお気に入りのランタン……壊れて、散らばって、て……。
……森で、ヒルダさんが……。
[言おうとして、迷い]
…あ、覗いては──!
[扉の先を覗こうとするのなら、慌てながら阻止しようとマルガレーテへ手を伸ばす]
そうですか。
[問いの答えには、楽しげな音を乗せて微笑みを浮かべた]
それでは後で味見はしてみませんとね。
時間が経ってしまうと硬くなってあまり美味しくなくなってしまうのですが…。
…けれどこの調子では、この村は直ぐに食べ物が無くなってしまいますね。
そうなったら、別の場所を探しませんと。
──貴女も、一緒にいらっしゃいますか?
[問いは甘く、優しく、少女へと投げかけられる]
ランタンが?
壊れて、
散らばって?
……。
大方、単に思わせぶりな噂をばら撒くだけじゃあ、
人の気を引けないと思ったのだろう。
ヒルダに関しては、そうだな、貧血でも起こしたんじゃないかね。
黒い森は謂れのある場所だ、
しかしだからと言って、些細なことに惑わされては、いけないよ。
御伽噺は、御伽噺に過ぎないのだからね。
そうは思わないかい、ヨハンくん。
非常識と思えることは、大抵、人の妄想から出来ている。
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