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[その頃にはωも一緒にいることになるだろう。
部屋に入り込むのにはωが端末を操作し、うまくもぐりこみ中にいるのは一人。
男二人で女性の部屋に行くというのはそもすれば言い訳不能ないろいろ危ない場面でもあるのだが幸い目撃者はいない。
そっと忍び寄って首を押さえ込み、まずはしゃべれないように。目を覚ました向こうが暴れる前に、さらにその体うつ伏せに取り押さえて、返り血を浴びないように間にタオルを挟むことも忘れない]
いただきまーす♪
[人間が食事をするときの言葉。
男の体から発される言葉はその見た目に反した少女のもので、首の後ろのあたりに噛み付き、肉を食いちぎりながら程近い脳から発される知識や知能も吸収していく]
へぇ…うん…。
[租借と同時に、得られていく新たな知識や経験、記憶の一つ一つ、それを肉と遺伝情報と共に吸収していく]
ωも食べてみなよ。
[まだ生かしたままにしているのは、貪欲にその思考も求めるため。
結果として、生きたまま首の辺りから食うという残酷な殺し方となるだろうか]
[すべてが終わる頃にはリディアの首の後ろは頚椎に達するところまで食い荒らされ、脳の一部に至るまでを捕食していた]
ふぅ…満足♪
[血にまみれた口や手などはリディアの部屋の洗面台を使いしっかりと洗って宿主についた証拠を隠滅。
新たに得られた物は大きく、自分の中ですべてをまだ租借仕切れないでいる。
リディアのIDカードは
血にすっかりとぬれたタオルやリディアの死体はそのままそこに放置し、部屋を後にするとωと別れた。]
[帰り道に寄り道するのは第三階層。
向かうのはクローディアの部屋で、リディアのIDカードを使い中に入っていく。
非常事態となっていることもあり、整備士たる彼女のIDでそこに入るのは容易だった]
すでに死んじゃってるけど、いいよね♪
[リディアの時と違い抵抗されることはないのでその首の後ろのあたりに噛み付き、そのまま脳の辺りまで食っていく]
んーー…
[租借をしながら得られるものは遺伝情報と残滓に近い情報。
最後に彼女が手がけていたプログラムのものとか、そして責任感という大きな意思。
彼女の残した厄介な置き土産の知識は得られたが、それをどうにかする技術までは結局得られなかった。
リディアから吸収したものでもまだそれは足りない。
数ある死体を全部食っていけば可能性もあったかもしれないが、さすがにそこまでの行動はばれる可能性が高い。
大人しく、再度宿主の口等について血の痕跡を消した後は部屋へと戻り、元の眠りについたときと同じ場所に。
目を覚ましたとしても自分が操られ惨劇を起こしたことを、まだこの宿主は知ることはないだろう**]
―第二階層・集会室→第一階層・整備室―
[そうしているうちに流れる生存報告>>#1、それからも暫く時間が経過した後。
機械犬は不意に身を起こして、馴染みの整備士の傍へ向かい、服の裾を引っ張った。
彼女が反応したならば、そのまま集会室から廊下に出る。
言葉は使えなくともエレベーターホールまで来てうろうろと動けば、意図するところは伝わったか。
第一階層へ通じるボタンを押して貰って、エレベーターを降りてからは一直線に整備室へと向かった]
[目当てのものを見つけた機械犬が戻るまでには、そう長い時間は掛からなかった筈。
リディアとは何処まで一緒だったか。
いずれにせよそれが機械犬の認識できた、彼女の“最期の姿”となった**]
―第二階層・リディアの部屋(翌朝)―
[朝の警備の後には大概メンテナンスが控えている。
非常事態の最中ではあっても、プログラムに訂正が入らなければそれは実行される。
今日も遺体の転がる廊下の見回りを滞りなく終えた後、機械犬は唯一残っている整備士の部屋に向かい]
くぅ?
[視線をあちこちに向けた後、首を傾げた。
部屋の中に入り、彼女を探すようにうろつく]
[そのすぐ傍のベッドの上には、うつ伏せに眠るリディアの姿が確かにあるのに、機械犬はそれをなかなか認識できない]
[彼女が既に生命活動を停止していた為に]
[リディアが所持するIDカードは部屋の中には見当たらない。
それが何故かクローディアの傍に落ちていることなどは、機械犬には知り得ぬことだが]
[彼女の首の後ろには不自然な穴が空いており、そこから脳に至るまでの中身が失われていた。
更にその先の脳の一部が欠けていることも、少し調べれば分かるだろう]
[しかし今、機械犬の嗅覚は効かない。
ジョエルの時のように倒れた瞬間を見たわけでもない。
故にその目は、リディアの遺体を無機物としか捉えられていなかった。
途方に暮れたかのような右往左往は、次に訪れる誰かか、或いは放送が彼女の死を告げるまで続く**]
─ 第二階層・集会室 ─
[自分とジョエルのやり取りが他者に何を思わせたかなどは、当然の如く知る由もなく。
直後の提案には]
はぁ?
ジョエるん、それ、どーいう発想よ?
[呆れたように言いつつ、眉を寄せる。
響いた機械音声に、表情の険しさを増しながら。
黒銀の銃口が向いた先は──自分の中で一番信用できないままの相手。
一応、感情以外の理由もあるが、その割合は推して知るべし、といったところか]
……っつ……。
[とはいえ、しっかりとした狙いをつける余裕がなかった事と、先の銃撃で受けた傷の痛みは正確な射撃の妨げとなり。
撃ち出された銃弾は、研究者を捉えきる事はできなかった]
……ちょお、良くないなぁ……。
[一発撃つ毎の反動が、どうしても大きい。
早目に手当てはしておかないと──と、思いながら、『お守り』をゆっくりと下ろし。
どんな意図があったかは知れぬが、同じ相手を狙った者の方を一瞬見て、すぐに目をそらした]
……はぁ。
言うは易く行なうは難し……ってぇのは。
わかってないわよねぇ。
[流れる生存報告に対し、零れるのはこんな悪態**]
─ 夜/第二階層・集会室 ─
壊してみろって。
いきなり何言い出すんだよ。
[困惑顔でジョエルを見ながら、その手は機械仕掛けのように銃を抜き、持ち上げて、引き金を引いていた。
銃口の向いた先はジョエルの喉。言葉を奪うように正確に声帯を焼いた。
タイミング前後して他にも3筋の光線がジョエルを貫いた。一つは頭部を見事に消し去るほどの威力で、身体が硬直する]
なんで。
[眼鏡が照明を反射して光る。
生存者報告もオーフェンの叫び声も聞こえていない様子で、ひたすらジョエルだったものに顔を向けて。他の人間も動き出す頃にガックリと前のめりに膝を押えた]
―― Tolo.
[馬鹿と呟き、ククッと短く低く笑った]
取り込めないから理解のしようもない。
人の感情もそう分かりやすいものではないがね。
[固まってしまった「ノブ」を押しのけて表に出る。
一斉掃射をしなかったために殺されてはかなわない。
予測できない発言で窮地に立たされるのも困るから、それ以上何か言われる前に喉を狙って引き金を引いた]
─ 夜/第二階層・集会室 ─
寄生されたから言い出したのかと思ったのに。
[ジョエルからアメーバ状の何かが染み出してくる気配はなかった。高度な生体部品は死んでも人間と大差ない状態を作り出す]
別の理由があったなら、喋る順番逆だろう。
最後まで分からない奴だったな。
[足元を見たまま言って身体を起こす。
上着を脱ぐと無残な姿を晒すジョエルの頭に被せかけた。
室内を確認すれば倒れそうなフランが見えて。
正面から近寄って目の前で手を叩いた]
大丈夫か。
君の方が死にそうな顔してるよ。
─ 夜/第二階層・集会室 ─
学者さんにも判別方法の持ち合わせがないんだから、今のまま頭つき合わせてても何も出てこないよね。
怪我人は手当てもしないとだし。
それぞれ一度休もうよ。
[冷静そうに見えたエリカやスティーヴを振り返って提案した。
フランに拒絶されなければ彼女を部屋まで送り、自分も部屋で休む心算だった**]
分かった。少し待っていて。
[ウサギさんの誘いを受けて承諾を返す。
宿主の性質が違うので隠密技能も素人レベルのものだったが、それでも大きな足音を立てたりはせずに合流した]
これでよし。
[少し手間取った後、リディアの部屋の施錠を解除する。
鮮やかな手際に賞賛の笑みを浮かべながら、ウサギさんが捕食してゆくのを眺めていた]
ああ、いただくよ。
[上着を脱ぎ、片手を素のままに晒して傷口へと差し込んだ。
グチュリとかき回すようにして何かを引きずり出す。白い糸のようなものが引き出された指には絡んでいた]
時間があれば身体の方も取り込むんだが。
厄介なシステムのお陰で隠すのも無駄になってしまうし。
整備士の仕事はなくなっていないから、いつ誰が尋ねてくるか分からない。
ウサギさんが満足できたなら、ここまでにしておこう。
[同じように痕を消し、上着も羽織り直して。
リディアの部屋を出ると微笑みながら別れていった**]
―― 回想 ――
[軍人さんに、ついていく。
見慣れた顔、見慣れない顔、見慣れない階層。
人が出てくると、襲い掛かってきては彼に殺される]
[多分、途中で何かが切れた]
[噛み締めすぎた奥歯が痛い。
涙は睫にはりついて、表情からどんどん色が抜け落ちていった]
―― ……ーム、みたい
[状況からリアリティが抜け落ちて、彼の、息子を探す声がSEに聞こえる]
歌がないよ……
変なの。ない、の
[小さな子供が、彼の庇護下に入る。
そんな"イベントシーン"を見ながらぽつりとつぶやいた]
[カルロスの背中を見上げた。
息子に声かける彼を。
くく、と喉が鳴った]
―― ソレは、撃た……
[……ないんだ?
そう続けるはずだった言葉は、放送によって途切れた]
[脳みそと口が分離したみたい。
父と息子、という日常と。向かってくる人影をかたっぱしから撃っていった非日常と。同機しない]
[音声が流れてくる方を見上げる。
ふと気がつけば、どこかでエネルギーやビーム、銃弾が発射される音が聞こえないなとぼんやり思った]
[音が脳に上手く到達しないまま放送は終わった。
カルロスから他の生存者に紹介されても、上手く反応できない]
………………っ
[ただ、エリカの声が聞こえて。
ロボットみたいに蒼白で無表情な顔。ゆっくりとそちらに向けた]
………だい、じょー……ぶ?
はは、何。だいじょーぶって、何!
[一気に腹のそこから何かがこみ上げてくる。
徐々に声が大きくなって、肩で息をした]
[凍っていた涙が溶け出して、またはらはらと滝をつくる]
………ゃっ ふ も、やだ……
終わりにしてよ。もうやめようよぉ……
[くたりと、廊下に背を預けた]
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