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さっすがアーベル話が分かるなー。
[まだ手をつけてなかった食事をお任せして。
それから、ライヒアルトがカルメンに尋ねるのに其方の方を視線が追う。
こちらもまったく、理解していなかったので、
はて何の話だろうと首を捻っていた。
ノーラの言葉、ライヒアルトの言葉、二つを聴いて、確かになぁと頷く]
他の人狼の話もさ、ベアトリーチェから聞ける。
そんな風におかしな状況ってのは、無ぇって。
……裏目だなぁ。本当に。
てか、あいつらがちょっと、頭足りないんじゃねえの。
[ドアの方を見る。先程まで、副団長が居た方]
それは、申し訳なかったような。
よりによっての場所でしたのね。
[苦笑滲ませるライヒアルトに眉尻が下がる]
そうなりますわね。
思うようにならないのは、人狼も同じなのかしら。
[俯いていた顔をあげ、ゆるく首を振る]
だからって、どうにもできませんわね。
何もせずにいたら、自衛団の方に誰かが連れて行かれるだけ。
[余所者である自分は特にそうされる可能性も高いだろう。
小さく肩を震わせた]
でも、後でちゃんと食えよ?
あ。お茶は好きに飲んでいいから!
[と、しっかり釘挿しをしてから、氷室の方へ仕舞いに行き。
茉莉花茶も三倍増しで請求すると決めたので、気楽に勧めた**]
[伏せたまま浅い呼吸を、二、三繰り返す。
ゆる、と一度首を振り、顔を上げる時には
常とさほど変わらぬくらいには取り繕えているだろう]
――…、ラーイも相変わらずなのね。
[視線が泳ぐをみてライヒアルトにぽつと呟き。
玉への応えを聞けば、僅かに表情が明るくなる]
一つ、わけてもらえないかしら。
何か、作るんじゃなくて……、
ラーイの玉をお守りとして持っておきたいの。
[不安だからとかこわいから、とか。
そんな理由は言葉にせず、譲って欲しい旨を伝える]
……俺の親父が、昔話してくれた中にもなかったよ。
[以前、父方の家の事を教えられた時。
その時に聞かされた中にも、今回のような亡骸の例はなかったはず、と思い返す]
……裏目もいいところ、だよな、ほんとに。
まあ……自衛団の頭が足りないというか固過ぎる点は、突っ込みようもないが。
[ウェンデル>>15の視線を辿りながら頷いて]
[それでも肉は残すことになるかもしれない。
銀の印が刻まれていると、それは襲うまで知りようがなかったから]
心臓だけでなく、他も全部。
[せめてその内臓だけは食べつくせるだろうか。
成長途中であれば銀の毒もそう強くない可能性はあるだろう]
内臓も、余すところ無く食おうか。
――夜に。
どうせあの子も、此処で夜を越すだろうから。
[よもや銀を持つとは知らず
子供を喰らう算段をつけてゆく]
音を立てないように、ってのは
押さえつけておけば大丈夫だな。
……いや、ノーラさんのせいじゃないですから。
[眉を下げるノーラ>>17の言葉は柔らかく否定する。
見方をかえれば、それで発見が早くなったのだから……とは、気休めにもならぬから、口にはせず]
……本当に、儘ならない状況……ですね。
でも、何かをしないとならないのもまた、事実……か。
[それとわかっていても、すぐには動けない。
もう一つの名を受け入れる事も含めて──選ばなければならないことが多すぎて。
知らず、大きな息がもれた]
もっちろん。
[食欲復活したら食わせてもらうと、アーベルには笑顔で答える。
お茶は自分も貰う事にした。
やっぱり請求は重要だ]
ご馳走、全部食べるのが毎日続いたら
まるくなってしまいそう。
二人が飢えるのもイヤだけど……
こんなこと早く終わらせて、
逃げられると良いね。
[狩りの算段を聞きながら淡く囁き]
─洗面所─
……かも、ね。
[あくまで冗談のように返しました>>16が、本当になるかも知れません。
きっとこういうところも原因となって、僕は時々彼の性別を忘れてしまうのです]
うん。
……そう言えば、喉乾いた。
[言われるまで気づかなかったのですが、涙の所為で水分が出て行ってしまったのかも知れません。
僕は頷いて、一緒に食堂に戻って行きました]
[相変わらず、と評されること、それ自体には何もいえないというか、言い訳の余地もない。
まして親子二代でこうなのだから、更に申し開きのしようがない……というのは、余談として]
ん……まあ。
無垢の玉でも、気を鎮める効果はあるだろうし。
[明るくなった表情>>19と、お守りに、という言葉。
気を鎮めたいのは、誰も同じだろう、と思うから、こう言って。
依頼のために持ち歩いてた玉の中から、小さめの、それでも一目で高品質のそれとわかる玉を一つ出して、差し出した]
この宿で過ごしている人の方が多いのですもの。
いっそここで。
子供の声は響きやすいから、先に封じるといいかしら。
[爪で裂かなくても、子供の首なら簡単に折れるだろう。
そんなことを考えながら、ウェンに賛成の意を送る]
[エーリッヒとブリジットが戻ってくれば、
ロミは嬉しそうに見たかもしれない。
彼女の側に立ったまま、視線をふたりへと向けた。
ふと思い出して、じいと見るのは彼のポケット。
ギーギー鳴いていたリスの、いると思われるところ]
……さて。
とりあえず、俺もお茶、もらうわ。
[何だかんだで、飲まず食わずのままで通しているのを思い出し、相伴に預かる事にしておいて]
……ヨハナさん、大丈夫かな……。
[気が鎮まれば、意識が向かうのは一人出て行った老婦人。
彼女の選ぶ先は知る術なく。
遅いようなら様子を見に行くか、と、考えていたのはそんな事。**]
[ノーラとライヒアルトと話す内容に、相槌を打つ]
あいつら、本気で頭固いな。
権力持ってるから余計に厄介だ。
[こうやって自分たちを拘束できる、という事実に
苦い顔をした]
もしさ、見せしめとかだったらさ。
最初からそんな事言い出さなけりゃ良かったのにな。
そうしたら何にも起きなかったんだろうに。
――…婆さん、大丈夫かねぇ。
[目を細めて、外へと視線をやる]
まるく……
[カルメンの聲に、童話の挿絵で見たお腹ぽっこり狼の姿が浮かんだ。それはイヤだと強く思う]
そうね、早く終わらせてしまいたい。
水が引いてくれれば、すぐにも消えてあげるのに。
[淡い響きは心を和らげてくれて。微笑むように賛同した]
気を鎮める効果は嬉しいけれど――…
お守りとして、って言ったのだから
冗談でも玉が守ってくれると言ってくれればいいのに。
[少しだけ不満そうな口調で言ってから冗談だとすぐに笑う。
ライヒアルトが差し出す手の下に両の手で器つくり]
――…え。
これって、かなり良いものよね。
譲ってもらって、本当に、いいの?
[玉の質に気付けば途惑うようにライヒアルトを見上げる]
とりあえずさっさと水を引かさなきゃだな。
とはいってもあれ、随分時間かかりそうだけどなぁ…。
[思い出して苦い顔]
――残すのはしゃーねーよ。
なるべくは食う心算だけどな。
寝てる時に部屋に入り込めばいいな。
鍵、壊すのが大変だけどなぁ
音がしないように、注意しないと。
――とりあえず、入ってすぐに口をふさぐか。
噛まれても、すぐ治るからな。
手突っ込むか。
─宿屋─
[食堂に入ってから、まずは椅子に座った友達>>25の元へ行きました。
彼女は僕の泣いていた理由について問いかけてきたでしょうか。もしかしたらもう察していたかも知れません。
どちらにせよ、僕はもう大丈夫だよとそう言って、そっと頭を撫でました。
実際に、思いの丈を吐いたお陰か僕は先程よりも落ち着いていて、それは他にも伝わることでしょう]
……。あれ。
ヨハナさんは?
[奥さんの不在に気づいたのは、それから暫く後の事でした。
でも周囲の誰かから荷物を取りに行くという彼女の言葉を聞いたなら、僕はそれで納得してしまうのです。
尤も今から追いかけたところで手遅れだということすら、僕は知りませんでした**]
[奇しくもライヒアルトと同じ事を言ってしまった。
苦笑が落ちた。
それからは暫く話に付き合ったりした。
やがてアーベルから貰った鍵で、一室を借りると、
そこに荷物を置き、ベッドに入ることになるのだった**]
この状況でそれいうのは、さすがに気休めにすぎるだろ?
[不満げな口調>>28に、く、と低く笑う。
笑みが返されると、少し、気が紛れた]
ああ、構わん。
今のままじゃ、何の役にも立たないからな……。
何かしら、生かされる術があるなら。
それが、玉にとっても一番いい。
[見上げながらの問いにはこう言って]
……気にかかるんなら、あれだ。
この騒動が終わった後、何かお返し考えてくれれば、それでいいさ。
[それが叶わない可能性を完全に横に置いて、笑った。**]
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