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─中央ビル前─
[ばさり、と音を立てて片翼の鴉が舞い降りる]
……ってと。
さすがに悠長に再生待ちもしてられんし。
治療して、状況確認して……。
[ふ、と。
視線は空へと向けられる]
あとは、やられる前にやれ、ってとこか。
[呟きながら、ビルの内部へ。
最初に向かうのは、一階のメディカルルーム]
……あー。
これ、結構値が張るんだけどなあ。
[左腕の傷を治療しつつ、服の下に巻きつけてある布の、見事に断たれた様子にこんなぼやきを漏らす]
ま、こっち取られるよりはマシだが。
[小さく呟いた後、予備の布を元のように巻きつける。
布は、防刃効果のあるもの。動きを妨げない、最低限の防具。
先の『奇襲』の際に一撃を防いだ右腕には、なんの処置も行わずにメディカルルームを出ると、モニタールームへ]
……落ちたか。
[自分たちの戦いとほぼ同時に進んでいたもう一つの戦い。
その結果に、小さく呟いて]
さて、んじゃ、俺はどうするか……とりあえず、上から眺めて考えるか。
[呑気な口調で呟くと、モニタールームを出て。
屋上へ向かおうと、階段を登り始めた]
[接触は不注意だった、というほかない]
[ユーディットのことを考えていて、周囲の気配の確認を怠った状態で、保守用ダクトから階段の踊り場へ飛び降りてしまったのだ]
[折りしも、階下からはライヒアルトが、屋上へ向かうべく階段に足をかけていたところ]
[対峙は一瞬、相手が何か言いかける前に、ワイヤーを繋いだナイフを抜きざま投擲した]
─中央ビル・階段─
さてさて、どうするか……そろそろ、相性的な贅沢は言えんし……。
[そんな呟きを漏らしつつ、登りかけた階段。
ふ、と、感じた気配に『龍眼』がきょと、と動く]
この気配……って、ちょっ!
[上の踊り場の気配、飛来するナイフが風を切る音。
とっさの判断で翳したのは右腕。
いつかの奇襲と同じく、キンっ! という金属音のようなものが響き、刃を弾く]
……っつーか、いきなりだなっ!
[呆れたように言いながら、手にするのは漆黒の針。
それを、手首の返しで投げつけつつ、窓を背にするように位置を取る]
(交渉の出来る相手ではない)
[自身の不注意さへの激昂はひとまず心の隅に追いやり、考える]
(前回は奇襲を受けた。今は、攻撃される前に仕掛ける!)
[その『前回』は蜂蝶に演出されたものとは、未だ知らない]
[投擲したナイフは右腕に弾かれた]
[ついでのように放たれた黒針を、相手がしたように腕で受けながら、階段を駆け下りる。濃紺のコートは衝撃を受けて硬化し、針を通さない]
[肉薄しながら右腕を振る。ナイフに繋がれたワイヤーが、蛇のようにライヒアルトへ襲い掛かる]
……そりゃま、確かにそろそろとは思ってたけど。
[右手に新たな漆黒を滑らせつつ、ぼやくような呟きを漏らす。声音と裏腹、常磐緑は鋭い]
狭い場所では、『仕事』以外じゃやり合いたくないんだけどねっ!
[蛇の如き動きで迫るワイヤー。
動きを封じられるわけには、と左手で払いのけようとするものの]
……っつ……!
[触れたそれから伝わるのは、衝撃]
……面倒、なんだよ、この帯電青年はっ……!
[僅かに顔を顰めつつ、腰を落として。
アーベルの態勢を崩そうと、足元に向けて打点の低い蹴りを放った]
─中央部・廃墟─
[あのあともひたすらにゴロゴロと転がっていたが、]
…………んー。
[そして、ぴたり止まりむくり起き上がると、コキコキと首を動かし、]
んー。(背伸び
まだ本調子にはほど遠いけど、これ以上時間掛けるのもねぇ。
[そう呟くと、よっと十字架を背負い歩き出す。]
─中央エリア・どこかのビルの屋上─
既にカードは一つ決まっていますわね。
残るは3人……。
お疲れのところを叩いてしまうのも良いかしら。
彼女の声は聞くに堪えない醜さなので嫌なのですけれど。
それに………一方的ですけれど、彼らには戦う理由が出来ておりますしね。
勝手に潰し合ってくれるはずですわ。
[クスリ、口許の朱が弧を描く。影を伝い地面へと降りると、先程目的を見かけた方へと歩き出した]
―西エリア―
[雑多な建物群を通り過ぎれば、視界が開ける。
周囲に広がるは、一様に薄く水を被り、如何にも足場の悪そうな湿地帯]
ここいらで良いかね?
[背後のユーディットに問い掛けながら、足取りは僅かに緩やかに、慎重さを持ったものになった。
靴底が水面に、そしてその下の泥に触れる]
(――成功だ……!)
[少女と鉄槌。二つの重量を支える右足は、湿地の泥にしっかりと支えられて立っていた。
正確には、湿地の泥を操る少女自身の『力』によって、だが]
さて……やるかいね、『万華鏡』さ。
[鉄槌の柄を両手でしっかりと握り、少女は向き直った]
[相手の蹴りを、飛び上がってかわす。駆け降りざまのため勢いがつきすぎ、ライヒアルトを飛び越えてしまう]
[振り返るのは、相手と同時。窓際の廊下、互いに手を伸ばせば届く、超至近戦]
(あいつもこっちも一撃必殺の間合いだ)
[考える暇も惜しみ、ナイフ、蹴りの連撃を放つ]
[その身体は青白く燐光を放ち、一撃一撃を帯電させていることが分かる]
─中央部・廃墟─
ぬぅ、お姉さんと遊んでいるうちに、見ようと思ってた舞台には決着ついちゃってますし。
あー、直接観たかったなぁ。
[そうしてふらりふらりと歩いていたわけだが、]
…………げぇ。
[正面から歩いてくるのは、多分お互いに絶対的にそりが合わないであろう相手。
思わずスッゴイ嫌そうな声が漏れる。
こほん。ひとつ咳をすると、]
……何かご用ですかぁ?
[首を傾げ、にっこりとそう問いかけた。]
……ちっ!
[足払いの一閃はすり抜けられ、舌打ち一つ。
素早く向き直り、態勢を整える所に畳み込むようなラッシュが繰り出される]
だから、面倒だって……!
……っかたねぇな。隠し玉、見せてやるよ……!
[言いながら、手にした針を落とす。
繰り出されるナイフは、まともに受ければ大打撃は必至。
それに対し、翳される右腕は人ならざるモノ──鉤爪と鱗を備えし龍のそれ。
獣の神を求める者が鴉に与えた、異種の身体]
お題は、高くつくからなっ!
[龍鱗に覆われた腕でナイフを受け止めつつ、蹴りを何とか往なすべく、位置取りを変える。
背中には、窓。
勢いを殺しきれねば、飛び出すは必至か]
─中央部・廃墟─
[下品とも取れる嫌そうな声。探していたために、鉢合わせて顔を顰めることは無かったが、聞こえた声に軽く眉根が寄った]
この場に於いて用と言えば一つしか無いのではなくて?
[それでもすぐさま表情は笑みへと変わる。軽く首を傾ぐと、チリリとイヤリングが鳴った]
貴女に相応しい場所へご案内しようと思いまして。
わざわざ出向いて差し上げましたわ。
―西エリア―
…なるほど。
[少し盛り上がった土の上で足を止める。
泥濘の上にいるはずのロミの身体が沈んでいないことを確認すると、薄く微笑んだ]
ええ、良いですよ。
[左手を前方に構える。
黒瞳に白い光が走ると、手の中の髪ピンは長柄の鎌に変じ]
よろしくお願いします。
[三日月のような刃を上に構えて、軽くお辞儀をした]
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