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……んー、いいよ。
でも珍しいね、俺の手伝いしたいとか。
[元々頼まれ事などは断らない性質ではあるが。
ゲルダの頼み>>12には、数度眼を瞬かせてから了承した。]
まだ、お腹もいっぱいなのだけれど。
[満腹というよりは何かが詰まったような感覚なのだが、上手く言い表せず。
血抜きして届けようというウェンにも、淡く微笑む気配を向けた]
お願いするわ。
食べられそうなら、ちゃんといただきます。
[ごめん、とアーベルに言われればふるりと首を横に振る]
もう一つの家なんだから……
これくらい手伝わせて。
[お茶くらいしか淹れられないけど、と
軽口のような言葉を添えて彼の前にもカップを置いた]
朝起きてすぐ、あの騒ぎだったしな。
でも、食わんと持たんのは、確かだし……後で、軽いものでも作ってもらうか。
[カルメンの言葉>>14に、ひとつ、頷く。
こんな状況でなければ、揶揄の一つも交えるところだが。
場の空気と、それから、紡がれた名前と。
その後の呟きに、途切れて]
……やっぱり、教えとくか、気を鎮めるまじない?
必要なもの、部屋に置きっぱなしだから、今すぐは無理だけど。
[投げかけたのは、昨日の言葉を引いた問いかけ]
[ブリジットとミリィにも微かな会釈を向け紅茶を運ぶ。
二人に向ける言葉は見つからずふっと伏せる眸。
ロミの名がブリジットの口から漏れると]
力を持っていたという話は聞かない、けど……
[如何してか、思う事はあれどそれは言葉にならない]
[アーベルの答えに、僅かに表情が動き。
ほ、と窄めたくちびるから息を、吐いた。]
あ、アリが、トウ。
…そのトキに、り、り理由、はナスから、
は、始めると時、よ、呼んで。
[ペコリとひとつ、頭を下げる。
これで良い、ハズ。最善を考えたつもり、だった。]
[人狼についての話にも
見定める者についての話にも
今は積極的にそれに加わることはない。
エーリッヒへとカップを手渡せば礼の後、
尋ねが聞こえて]
――…ん。
私より、エリィの方が心配だわ。
[昨夜は眠れず寝不足気味な顔だったが
普段はあまりしない化粧をしてそれを誤魔化している。
薄っすらと纏う粉の香りでしか気付けぬほどささやかなもの]
まだ、大丈夫。
[安心させたくてエーリッヒにその言葉を紡いでみせる]
うん…、そうだね。
[くす、とカルメンの軽口のような言葉>>17に小さく笑って。]
わかった。
その時はちゃんと呼ぶよ。
[こく、とゲルダの言葉>>21に頷いた。
暫くすれば食事の準備などをし始めた**]
[あの騒ぎにゆると頷く]
アーベルがきっと考えて用意してくれるんじゃないかしら。
[ライヒアルトの言葉を受けて紡ぎながら
視線はアーベルの方へと向けられた。
そのときアーベルの小さな笑みが蒼に移り、目を細める。
ライヒアルトから揶揄の響きは聞こえない。
尋ねに、ふ、と一度目を伏せてから、再び視線重ねて]
後で、教えてくれる?
……ん、都合の良い時で構わないから。
[徹夜は慣れているから直ぐにとは言わず]
発作も心配だけど……
そうじゃなくて、……広場で具合悪そうにしてた、し。
堪えているんじゃないかと思って。
[心身ともに案じているわけだが
緩い笑み浮かべるエーリッヒに
それが通じているかは知れず言葉を継いだ]
――…エリィにはお見通しなのね。
何かあったら……
[語尾は消え入るように薄れて。
伸ばされた手が触れれば、少しだけ擽ったそうに目を細める]
ん、そう、だな。
[アーベルが、という言葉>>25に同意の頷きを落とす。
目を伏せる様子に、大丈夫なのかと思いはすれど、案ずる言葉はエーリッヒが投げていたから、重ねることはせず]
ああ、何か食べたら、部屋に戻る心算だし。
いけるようなら、一度、泉まで出る心算だけど……とにかく都合のいい時に、声かけてくれれば。
[徹夜に関してはお互い様という所だから、時間に関しては特に触れず。
紅茶のカップに口をつけて、伝わる温もりにほっとしたように息を吐いた。**]
[伸びた手に触れたのは柔らかな感触>>26。
梳く様に撫でて、ゆるりと手を戻した]
ああ、うん。
あの時は薬も飲んでなかったし、ね。
今のところ、何とも無いわ。
[冷静で居ると言うよりも、何かが麻痺しているのかも知れないけれど。
エーリッヒがそれを知る術はない]
そうやって言うってことは、何かあるってことね?
今は無理に聞かないわ。
言える時で良いのよ。
[ライヒアルトとも何か約束をしていたようだったから、いつでも良いから、と付け足して小さく笑んだ。
紅茶を口に運ぶと香りが鼻を抜けていく。
その心地良さと身体に染み渡る温もりに短く息を吐き、周囲の会話に耳を*傾けた*]
[自衛団長の言葉を信じるとはとは言え
罪の無い者にまで殺し合いを強いている現実や
年端も行かない少女が惨殺されたことは
自衛団員たちの胸に昏い影を落としていた。
そこに投げ込まれた
女商人の自分たちを詰問する言葉。
誰が好き好んでこんな役目をするものかという不満と憤り
村に人狼が潜んでいるという恐怖と焦燥は
徐々に、団員たちの理性を溶かし始めていった]
[誰が悪い?――団員たちは自問する。
人狼に貪られ、滅びる過酷を与えられる程、自分たちは罪深いか?
――否、と。
団員たちは自答する。
災いは、外からやって来るものと相場は決まっている]
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