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[目を閉じたままゲルダの言葉に]
ありがとうな、ゲルダ…。
ゲルダ、お前は俺の最高の妹だ。
[エーリッヒの言葉を耳に]
覚悟は…いいな?
[確かめるように告げ、
二人が飲み終わったところで立ち上がり]
さぁ、終わりにしようか…、全部。
俺を殺さなければ二人は……死ぬ。
[冷たく告げる言葉、右腕は人のものではない獣のものに]
[ゲルダの言葉に心の中に沸く衝動を押さえつけるように]
俺にはゲルダを…殺せない……。
これ以上…俺には…。
[激痛が体にはしるのを無理やり抑える、
表にでないように、その苦痛を感じていることすらも…]
でも。
マテウス兄さんを選ばないあたしを、兄さんが妹って認めないなら、それでも良いよ。
[口にして、なおさらに胸は痛むけれど]
ごめんね。
あたしも、…兄さんが相手でも。
エーリッヒは譲れない。
[ことり。
カップをソーサーに戻して。
エーリッヒの持つ、銀の刃に手を重ねようと]
それで、兄さんを殺すことになっても。
[動きの鈍い身体。そも相手は荒事の専門家。
どこまで抗えるのか。
そんなことは考えなかった。
ただ、ゲルダを守るのだと。それだけを念じて]
ああ、終わらせよう。
[ゆっくりと立ち上がる。
左手を構え、翠は冷たく燃えるよに]
…うん。
[覚悟を問われ、ただ短く頷いた]
終わらせよう。
[冷たく告げられた言葉。
けれど人ならぬ姿を見て、それでも翠玉は柔らかく微笑んだ]
[ゲルダの言葉が聞こえる返答はなく、二人に右腕を振り上げ飛び掛る。
距離は十分にありきっと二人が反応をするのには十分な距離であったであろう。
振り下ろした手は人間の手、
二人の体を抱きしめるように]
悪いな…二人とも……。
[ささやく声]
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