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〜二階・自室〜
[朝日と共に目を覚ました]
[階下へ降りる][そこに立っていた自衛団員に挨拶]
すみません、一度自宅に顔を出して来たいのです。
ええ、逃げたりはいたしませんわ。
ご心配でしたら、ご一緒いたします?
[自衛団員に微笑んで問いかける]
[嫌そうな顔をされた][虫でも追い払うかのような仕草]
ありがとうございます。
[お辞儀をすると、足早に自宅へと向かう]
ですね。
作ってくれる人がいて助かりました。
[相変わらずにこにこと笑いながら、続く言葉には暫く考え込む。]
・・・・んー。
ぼくには心当たりないですね。
[済まなそうな表情を*作る。*]
そっか。心当たりはないか
[やはりそうか。とどこかで思いながらもすまなそうな表情になったリディには]
気にするな。俺だって何もわかっていないからな。
[と気遣うようにいう。最もそういうのが似合う存在でないのは自覚しているので効果にそれほど期待はしていない
そして、自分が自室に戻った後来たのだろうか。広間に来た金髪の少年に目を向け]
[広間まで来ると、ちょうどマテウスがリディに向けて、...が知りたい事を質問している場面に出くわし、思わず足を止めた。
しかし、リディとついでマテウスも知らないと口にした事で、思わず...は小さく嘆息した。
それが見抜かれた訳ではないと思うが、そのタイミングでマテウスの視線がミハエルを見たので、...はわたわたと慌ててしまった]
あ、や、お話中にすいません。お邪魔でしたか?
[嘆息をし、わたわたと慌てだした金髪の少年を見た
その挙動に少し不審感を抱くも、次に言われた言葉を聞いてそれは消え]
いや、それほどたいしたことは喋ってないんで邪魔なんてことはないさ。なあ、リディ
[と軽くリディに同意を求めるように言って]
で、俺はマテウス。この子はリューディアっていうんだが、そっちの名前を聞いてもいいかな
あんた。といっていいほどの育ちでもないようなのでな
[身なりなどを見てそう当たりをつけて聞く]
―朝方―
[まだ陽の低いうちに目が醒めて。
下に降りると水を一杯、そしてパンを一つ貰った。
特にすることもないので集会場の回りを散歩していると、ノーラやブリジットが外へ出てゆくのが見えた]
戻る人もいるのね。
荷物、もっと持ってきた方が良いのかな。
[近くにいた自衛団員が聞きとがめて渋い顔をする。
余り動き回るなという]
…逃げたりなんかしないのに。
お役目ご苦労様。
[溜息交じりの口調で答えて。
借りた部屋に戻ると持ってきたノートを開いた]
―現在―
[思いつくままに筆を滑らせる。
途中何度も手を止めて窓の外をぼんやりと見たりして]
綺麗な月。
次はあれを表現してみたいんだけどな。
また相談してみようかしら。
[考え事を口に出して纏め。
気がつけば太陽はもう頂点を過ぎていて]
…喉、渇いた。
[ノートを閉じると階下へと向かった]
〜自宅前〜
[自宅前に到着][自衛団員が玄関前に立っている]
あの、中に入ってもよろしいかしら?
[いきなり目の前に槍を突きつけられる][穂先を見つめる]
[二階の窓が開けられる][上を見上げる]
[隙間から覗いている義父と娘の姿を視認]
[ママーと叫ぶマリアの声が聞こえる]
[涙をこらえて二人に笑って手を振る]
すぐに戻るからねー!おじいちゃんの言うことよく聞くのよ!
お義父様、マリアをしばらくお願いしますね。
[マリアが自分を呼ぶ声が聞こえる][老人が頷くのが見える][窓が静かに閉められる][人影が窓から消える][窓をしばらく見つめていた]
[槍の柄で軽く肩を小突かれる][顎でここから去るよう示される]
[自衛団員にお礼と労いの言葉をかける]
[自宅前を後にした]
マテウスさんとリューディアさんですね。私はミハエルと言います。宜しくお願いいたします。
[本来であればファーストネームも名乗るべきなのだろうが、ここに集められた要因が想像通りであれば、今は名乗るべきではないと判断し、口から出かかったファーストネームを飲み込んだ]
でも、私もそんなに育ちはいい方ではないのですよ。確かに、このご時世で家は裕福な方でしょうが、他の兄弟が揃って出来が良いのでいつも家では爪弾き者ですよ。
[そう言って苦笑した]
― 一階広間 ―
[話し声が聞こえたので先に広間を覘いてみた。
リディとマテウス、そして初めて見る金髪の青年]
…こんにちは。
お茶、淹れてきますね。
[男性二人に軽く会釈をし、リディには小さく手を振って。
向かった台所は粉で白く染まっていた。
少しの間呆然としてから、とにかくお湯を沸かし始める]
ミハエル…な。よろしく
[どこかで聞いたことのあるような名前である。ファーストネームまで聞いていたら思い当たっただろうが。この段階ではわからずに]
そうかね。少なくともどこぞの馬鹿貴族よりはましに見えるが。そんなところと比べても仕方ないか。
[と軽く肩をすくめながらいい。降りてきた。直接はほとんど喋っていないが、名だけ確認した。イレーネという少女に、こんにちは。と返してキッチンに行くのを見送り]
どういう基準で集められた容疑者なんだか
[と、ぽつりと呟き]
[馬鹿貴族という言葉に苦笑する。
確かに、今のご時世私欲のみで動く貴族が多すぎる。だからこそ父親を尊敬しているし、周囲の貴族に関しても意識を改革していかなければならないと思いなおした。
しかし、そんな事よりもマテウスが口にした次の言葉に、小さな決意はすぐさま頭の片隅に追いやられた]
容疑者……?
えっと、それは一体なんの容疑者なのですか?
実は父にこちらへ向かうように指示されただけで、詳しい内容について教えてもらっていないのです。よければどういうことなのか教えてもらえませんか?
[その間に流しとその横の台の上だけをとりあえず拭いて。
見つけた紅茶の缶とティーポット、カップを人数分取り出した]
ひとつ、ふたつ、みんなの分。
最後にもひとつ妖精さんへ。
優しく注げばいい香り。
妖精さんの贈り物。
[小さく歌いながら茶葉を掬い入れ、沸いたお湯を注いでゆく。
上に布を掛けて暫く蒸らし、カップと一緒にトレーに乗せ]
皆さんもどうぞ。
[居間へと戻り、カップに注ぐ。
フワリとマスカットに似た香りが広がってゆく。
ちなみに砂糖と注し湯、ミルクやレモンもトレーに乗っている]
[返事を貰った相手には注いだカップを手渡して。
最後に自分の分を、何もいれずに用意して端の席へと移動する。
紅茶が冷めるまでは口も付けずに、じっとマテウスやミハエルの話を聞いている*だろう*]
[ミハエルの問いに、特に答えないでいる理由もないので言う]
それをさっき、リディとも喋っていたところだ。とはいっても、結局わからなかったのだがな。わかってることでいいならだが
[と前置きして]
共通してるのは容疑者はこの集会場に集まれっていって、俺やリディや、さっきのイレーネも自衛団によって集められた
俺は外から来た人間で他にもそういう奴はいるが、村に住んでる人間も集められてるらしい。が、何の容疑かはまだ俺も知らない。
知っていることというより把握したことだが、それぐらいで、俺が見ていない人間がいなければ13人ほど集められているな。
[と説明をして、どうぞ。といってカップに注ぐイレーネにどうも。と軽く会釈をした]
[思わず身を乗り出しかけたところを、イレーネがお茶を淹れてきてくれたため、それ以上不自然に乗り出すことはなかった。
テーブルの上に置かれたお茶をしばし見て、それから部屋隅に移動した彼女に笑みを浮かべてありがとう。とお礼を述べた]
村の設定が変更されました。
[イレーネから受け取ったカップを手元に置く。
紅茶にあまり馴染みなどないが、香りは気に入ったのでまだ口はつけずに楽しみながら
端の席へと移動したイレーネには感謝の意を示すように軽く会釈した後、ミハエルに向き直り]
そして今、容疑者ってのが続々と集会所に集まってきて説明を待ってる状態だが、何かわかったことはあったか?
[と、さりげなさを装って、先程身を乗り出したミハエルの挙動から何かを探るように聞く]
13人もですか……。
[それはよくぞそこまで人数を絞ったと言うべきか。ただ気になるのは容疑者と話しているにも関わらず、罪状を伝えていないことだ。
やはり心情に影響を与える部分を伏せたという事は……
そこまで思考に入り込みかけて、...はマテウスの視線に気付いた。
そして何か探るような言い回しに、どこまで仮説を話すべきか躊躇する。
だがこれまで行ってきた公務が染み付いた体は自然と言葉を紡いでいた]
……あくまで仮説でよければ。
…ああ、仮説でも構わないさ
[やはり何か一つでも見当がついていたのだろうことがあたったようで、逸ることなく先を促しながら、カップを手に取り紅茶を口に含む]
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