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― 玄関 ―
……ン?
[警戒の色を見せるマリーに緩く首を傾げる。
響の名を出されると安堵の色はすっと消えて]
響……? 此処には来てないけど……
響が如何かしたの……?
[如何して彼女が響の事を訊くのか、と
訝しさを覚えながらも警戒の色はなく
ただ不思議そうな気配を漂わせる]
─廊下→調理室─
……だなぁ。
なんかこう、行動重なるとゆーか、なんとゆーか。
[>>404 小さく笑う友梨に、こちらも微か、笑う]
まあ、妙な縁はあるんかもなぁ。
[なんて、呑気な言葉を返しつつ。
調理室につくと、最初は手持ち無沙汰にしていたのだが]
……おぅ、そいや皿がいるな。
って、次々言うな、次々。
カップとトレイ、な。りょーかい。
[>>405 出された指示に突っ込みで返しつつ、言われた通りに棚を開ける。
そも、ここまで来た理由の一つは、動いていたかったから、なので。
何かやる事には、抵抗はなかった]
[揺れた意識は指先に灯る熱と痛みにより現実へと引き戻される]
───ねぇ、やっぱり、ゲーム進めなきゃダメなのかな。
[込める思いは拒絶の念]
―玄関―
ヒビキ、PCルームから一人飛びだしタ。
皆ビックリ。マリーだから追い掛けた。
でも、追いつけなかったヨ。
Youの所、来てない?何処いった……。
[矢張りなんとなく距離を開けたまま、眉間に少し皺をよせて拙い日本語で状況説明をする。
ちなみに警戒した猫の様なオーラを身にまとっている理由を聴いたなら、おそらくは他者は呆れたような顔をするのであろう。
……なんとなく、キラキラ王子様オーラが苦手なのだった。]
うん、生徒会メンバーを描いた絵だったんだけどね。
[答えてからダミーの話になり]
そういうことに、なるだろうね。
[どういうことなのか具体的にコエに出すことはない]
ご指定が、入ってるんだからね?
─パソコン室─
本当にねぇ。
自分が丈夫だからって周りもそうだとは限らないんだから、もう少し気を使ってくれれば良いのに。
[桜子の言葉に同意しながら、こちらの問いに頷く>>407のを見てあぁやっぱり合ってた、と小さく苦笑いして。]
うん。本心。
佑が、あぁいう嘘をつくタイプには見えないでしょう?
[苦笑しながら、そう首を傾げて桜子を見。
その彼女から、蛍子先輩は平気なんですか?と聞かれると、きょと、とした後にあぁ、と頷いた。]
うん、だって私ちっちゃい頃から一緒だもん。
だから平気っていうか…あれが普通だったから、ね。
[そう苦笑と共に返しながら思い返したのは、中学生の頃のこと。
小学生まではまだ良かったが、思春期に入ってからは佑のあの言動のおかげで女子のやっかみを買うことが多々あった。
自分が演劇をはじめ男役が増え女子のファンが出来てきたことと、相手が誰であっても変わらない佑の言動のおかげでそれは減っていたけれど、あれは本当に辟易したものだ。]
諏訪さんは、確かめたいことがあるって、ハルにはパソコン室に報告に行ってもらったよ。
ボクも調べたいことがあったから二人とは別行動。
[それから返る言葉は同じようなもので]
そう?二人ともそんな悪い相手にボクは思わないけどね。二人とも謙虚なんだね?
[ボクは笑顔でそう言ってから]
とりあえず屋上、調べてみようか。
[困ったように溜息をつく桜子に気付けば、ごめんね?とその頭を無意識に撫でて。]
慣れない内は困っちゃうだろうけど…できれば、言葉通り素直に受け止めてくれる?
悪気があってやってる訳じゃないし…いや、たまに悪ノリしてる時もあるか。
あ、ごめんごめん大丈夫。
佑がそういう時は高峰君がストッパーになってくれるから。
[眉を寄せて幼馴染の言動を思い返し、ふと困った表情の桜子の視線に気付いて慌てて手を振り。
清清しいまでの笑顔で付け加えたとか。]
─調理室─
[棚から食器を出している間にも、視線は時折り携帯へ。
やはり、気にかかるのは、先ほどはスパム、と片付けたメールの事]
(……あれが、マジだとして、さ。
リアル人狼とか言われたら、いっちばんきつくね、あれって)
[『ゲーム』だからこそ、笑ってもできる役職。
しかし、現実に『ソレ』が関わるとしたら、笑い話にはならない。
そんな事を考えていたら聞こえた、声>>413]
はい?
やっちゃったー……って、おいおい、大丈夫かっ!
[振り返った先に見えた色。
茫然とそれを見つめる様子に、手にしていた皿を台の上に置いて]
ほれ、傷、抑えとけ。
[ポケットから出したハンカチを突きつける。
反応がすぐにないようなら、勝手に抑える勢いで]
桐谷さんは、嫌、なのかな?
[ボクは特に何も意識したわけではないコエで尋ねてから]
嫌なことは、無理にしなくていいと思うよ。
[感じる拒絶の念に、やさしいコエで]
だから、ボクが責任をとるから、ね?
仲間同士で喧嘩したって得はないしね?
[責任、ボクのその言葉が意味するのは一つで、
ただそれを行わない選択肢はもうボクの中にはなくなっていた。
あの絵と文字を見てから、もうそれしかないように、ボクは思っていたんだ]
……調べたいこと、屋上、ですか?
[確かめるように、マコトに聞いた]
謙虚って言うか。自分をよく知ってるだけです。
[彼氏は欲しいと思うけど。でも、届かないものだと諦めている]
[屋上を調べるという提案には、こくりと頷いてそこに続くドアを見た。ノブを捻る。カギがかかっていた]
露島先輩。かぎ、持ってます?
……高峰先輩が?
[誠と友梨の会話はこちらにも届く。
1人きりで歩く春陽がその名前を耳にした時、
丁度、話題の人物とすれ違った]
― 玄関 ―
[マリーから響が飛び出した事を聞けば深い溜め息が零れた]
響のヤツ……、何考えてンだ。
二度も同じ事繰り返すなんてよっぽどあの部屋が嫌いなのか?
[肩を竦め、親友の姿を探すように視線を彷徨わせる]
追いかけてくれたんだ。
ありがとね、マリーちゃん。
アイツ陸上部のエースだったから、ね。
追いつけなくても仕方ないよ。
……本当に何処に行ったンだろうね。
此処以外の出入り口、確かめに行ったのかな。
[彼が帰ろうとしていた事を思い出しポツと呟く。
マリーが苦手意識を抱いていることもその理由も佑一郎は知らない。
だから、警戒されている事に少し困っているのか動けずにいる]
いたよ、『ダミー』。
[春陽は彼の行き先を目で追い、声にのせた。
ただそれだけ。
それ以上のことは、春陽の役割ではなかったから]
―― 屋上前 ――
……まだ、分かりませんよ。
[ポケットをごそごそ探った。
小さなピルケースから、黒いアメリカピンを取り出して]
先輩。細かい作業、得意です?
[振り返って、2人に聞いてみた]
─調理室─
[>>421 呼びかけへの反応はすぐにはなく、引っ張り出したライトブルーのハンカチに紅が滲む]
あー、いーからいーから。
包丁の傷って、思ってるより深かったりするから、ちゃんと止血せんとあかんだろ。
いいから、ちゃんと抑えとけって。
[わたわたするのには、きぱっと言い切った]
後は、俺やるから。
[ちなみに、喫茶店でバイトをしているのは伊達ではない。らしい]
うん、後は生徒会室の方も見てきた。
屋上は外出るっていうのは大変だろうけど、外の空気吸えるだけでも違うだろうしね。
[そう笑顔でハルエに答えて]
んーー、ボクは少なくとも宮町さんとデートとか行くなら、それはとっても楽しみだけどな。
[笑顔のままでさらりと、ボクは他意もなく言っていた]
鍵はボクはもっていないね。
職員室にもなかったよ。生徒会室の鍵はあったのにね?
― 2F廊下 ―
[覚えの有るこの感覚は、戦時中に感じていたもの。
いつ敵が出てくるとも知れない張り詰めた緊張感。
どこかにいるだろう敵の視線。
そういったものと、今の状況はよく似ていた。
ふと、入口が空いていた教室を見つけると入った。
出入口付近にある電気のスイッチに手を伸ばしたが、明かりが灯る事は無い。
蛍光灯が一斉に駄目になるはずは無い。
確実に停電している、少なくとも電気が流れていない。
それでも点いていたパソコン室のPC一台だけ。
無機質なPCが告げた内容は、LiGでの人狼ゲーム開始の合図。
11人の生徒、1人だけ異質な己。
ダミー、という言葉がちらと過ぎった。
眉根が寄る。]
―玄関―
ヒビキ、陸上部エース、マリーも知ってる。
ユウイチロウ、弓道部のエース、知ってる。
[コクコクと頷く。
マリーの属するクラスでも、あこがれの先輩として良く名の上がる2名であった。]
他の出口……。
Hum……ココも開かない?困ったネ。
マリーも、他探す?
[そして、その噂話によって苦手意識を植え込まれているという自覚はマリーにはない。
マリーが間に受けた噂話は、モテル男にありがちな、同性のやっかみのようなものではあるのだけれど。
動かないユウイチロウとは対照的に、金色の猫もどきは、じりじりと後退中。]
純情じゃ仕方がないよね。
[アズマの言葉には納得したようにうんうんと頷いて]
ダメそうだね。
[ドアノブをひねるハルエを見ていたら、ヘアピンを取り出し聞かれた言葉にボクは答える]
ボクは人並みかな。
さすがに鍵開けの技能なんてもってないし。
― 玄関 ―
[不意に鼻がむず痒くなり小さなくしゃみが二度。
寒気もないしアレルギーもない男は鼻筋を軽く指で撫でて首を傾げた]
――…風邪、じゃないし。
誰か噂でもしてるのかな。
今の流れだと響がくしゃみする所だろうに。
[独り言ちて思い出すのは
一そしり二笑い三惚れ四風邪、なる諺か]
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