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[まさか後ろの二人に目印にされる金髪だとは思わずに、
子供はてけてけついていく。
時折きょろきょろ視線をさまよわせて、
やがてついた法被……
ではなく温泉。
嬉しくなった。]
[時折感じる視線に振り返る…が、見る側も見られる側も移動していたためか、視線が合う事はなく…軽く首を傾げ]
…
[…法被を着た人が受け付けをしていて…]
…んー…混んでる…って事は…ある?
[聞いてみたら、というヴィントの言葉は、二度目のことで…一度目はとても幸せな気持ちになれたのだけれど…と少女は考える。ユリアンの悩みに不用意に口出ししていいものか?気になるのは確か、なのだが]
[温泉の入り口にいた明らかに祭り実行委員、な人の姿を見た時、ふと思いついて、少女は問いかけた]
あの…団長さん、見つかりましたか?
[考えている様子に、ネズミはゆらりと尻尾を振るのみで]
『……自分から、言わないからね、フェーンは。
知りたいと思った事は、聞いた方がいいよー。
……とにかく、鈍感だし』
[「いやあ、一応探してるんだけどねえ」という返事に、そうですか、と頷いて…心の中では「一応」なのか?とちょっとだけツッコミを入れつつ…少女は溜め息をつく]
[結局、ちゃんとやってきたユリアンとミリィにこっそりと微笑んで。はぐれないように主の後ろを付いていく。
受付では派手な法被の人がいて。
無料という言葉に、目をぱちくり。なんて豪快な。]
[団長の話ははじめて聞くはずだが、
子供はすでにそれを教えてもらっていたから、
特別驚くことは無い。
ミリィと会話する実行委員を見た。]
早く見つかると良いですね。
コエが届けばいいのになぁ。
[どうして一人しか、無理なんだろうなぁと思う。
あのとき、聞こえたコエと風は、もう聞こえない。]
[温泉にたどり着いた所で、ようやく先に行った集団に追いついて。
さすがにと言うか、にぎわってるな、と思いつつ、ふと空を見上げて嘆息]
光……。
[小さな呟き。どうやらまた、意識が細工に飛んでいたらしい]
やー温泉。ひっさしぶりー♪
[温泉にたどり着けば、どこか嬉しそうに両手を上げて。
ミリィと自衛団員の会話をちらりと耳にすれば
無言のまま、何かを考えるように視線を空へと向けた]
[到着後]
[追いついて来た姿に微笑みつ、とりあえず法被の人にタオル等の貸出を頼み]
…結構多い…のかしら?
[出入りする人を見、ぽつり]
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