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竜族は何をやっているのだ。
[ゆると目を向けるそれは。
怒りの色に、染まる。]
返せというても還らぬだろう。
わかっているから僕は殺さなかった。
何ゆえ命の属性あるものに、
それを教えられない。
母があるならその母が
違うのならば他のものが
教えてやらねばなるまいよ
……そうか。
[火炎の若竜の言葉に、呟いて]
何故、道を失したのか……。
竜郷への道標は、魂の内に。
それは、変わらぬはずなのに。
[...はティルの隣に行き、頭をぐしゃっと撫でた]
この状況で、どう見たら「大丈夫」といえるのか、簡潔に答えてもらおうか。
そりゃあ、僕は何も力を持たないし、
ティルから見たら頼りにならないのは重々承知だけど。
心配なものは心配なんだ!
[もう一度ティルをぐしゃっと撫でてクレメンスのほうを見た]
[困ったように、首を傾げる]
確かに私と、この娘は対なる属性ですから、不安定な様子が殊に気にかかって、様子を見てはいましたが、覚醒せぬ竜の子に不用意に力を分け与えたりはしませんよ。
私の司る力は、心の定まらぬ者には毒でしかありませんからねえ。
[こどもはひとり、いつものように、「Kirschbaum」へとあゆんでゆきます。桜の花びらは、はらはらと舞って夜闇をいろどって居りました。
扉をそっと開くと、カランカランというベルの音が聞えます。いつもより人は少ないようでした。今日はユリアンは居ないようでした。いいえ、他の皆も居りませんでした。
カウンターまでいって、せいの高い椅子によじ登って腰をかけますと、両の肘を突いて頬に手を添えました。外に居たせいか、少し冷く感じます。]
[冷静なのを装うことなどとうに慣れて。
高ぶりを抑えるも、すぐにできること。
竜の二人に、ごめんと小さく呟いて。]
……それでもかの子は、何故、死なねばならなかった。
たかだか力を試すためだけに。
[風の子に、コエを届けられる相手に、撫でられて。
ようやく、その瞳からしづくは溢れた。]
[そっと、イレーネを抱き起こし、乱れた衣服の狭間に刻印を見る]
ああ、これが封印の印ですか…幼い頃に施されたせいで、所々掠れている…どうやら、そのせいで、力の制御が出来なくなったようですねえ。
─墓地─
[2人とともに墓地へ駆けつけると、そこは混迷とした気配]
これはまた……
[血を流し、倒れ伏すイレーネ。右腕が無く、眼に亀裂の入ったティル]
凄惨ですねぇ
[そう呟いた彼女の口許は僅かに笑みの形に歪んでいた]
[翠樹の魔の瞳に宿る、怒りの色に。
紫と翠の双眸は、僅かに伏せられるか]
……返す言葉もない。
輪転を司るものが、その理を失した事。
その事実が確とここにあるのだから。
それにより、俺にとって慈しむべき世界が傷付き。
……俺を育てた竜王の想う、いとし子も傷付いた。
[その場の空気は力を受けてひずみ始めていて。
けれど下手に手を出すと逆に均衡を崩してしまいそうで]
…………。
[無意識のうちに、そっと近くにいた人物に触れた。
すなわち、対たる存在であるナターリエの手に]
[ティルの問いに、ああ、と頷き]
ですから、あれは私の使い魔。様子を見ていたと申し上げたでしょう?
何の力も持たぬ、ただの夢魔ですがイレーネは時折夢にうなされていたようなので。
[一瞬、鋭い視線がオトフリートを見返したか。…だがすぐに、それも笑みに擦り変わる]
御意のままに。
[慎重に、イレーネの身体を降ろし、立ち上がって静かに後ろに身を引く]
使い魔なのはわかっているよ。
君の使い魔が何故そこに居たのか。
夢にうなされて?
君は何かかの女に言ったのだろうか。
かの女は使いこなせていない力を、何ゆえ突然、使おうと思ったのか?
君ならわかるでないのか? クレメンス。
……皆も、下がってくれ。
[クレメンスが離れるのを見て取ると、他の者にも静かに声をかけ。
右腕の鎖を解く。
ふわりと揺らめく無限鎖が、時竜の周囲を舞い]
−Kirschbaum・一階−
[ぼんやりしていると、眼の前にジュースの入ったグラスが置かれました。月の光を受けて、柘榴石のようにきらめいています。]
ありがとう、ハーヴェイ。
[お礼を云って、端に口をつけました。こくん、小さく喉が鳴ます。]
……エーリヒが、居なくなってしまったのだって?
[そう訊ねると、ハインリヒも居なくなったのだと、教えられます。さきほどまでオトフリートやミハエルが居たことも、伝えられるでしょうか。もしかしたら、呆れていたりするかもしれません。けれどもこどもの耳には、上手く入らないのでした。]
…書の再封の使命を終えたら、俺が連れて行きます。
場合によっては、裁かれるかもしれないけど、
彼女には、知識と…居場所が必要だ。
[目を覚まさぬままのイレーネを見つめる。]
[ティルの顔を見返す]
これを言うと、私が街に住みにくくなるのですが、言わねば私も殺されますか?
私にとっては、夢と心は我が領域、時折街に住むものの夢を覗くこともある。まして、街にやって来た生命の竜、気にならぬ筈がないでしょう?
イレーネと直接言葉を交わしたことは余りありませんよ。せいぜいが挨拶程度。
先刻も申しましたとおり、あまり近付き過ぎては、彼女のためにならぬと思っていましたからね。
彼女が最近特に不安定なのには気付いていましたが、この街に集まった方々の事を思えば、それも無理からぬことと思っていました。それ以上の事は解りません。
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