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気にすんな、って。
[ごめん、という言葉に微かに笑んで]
お前の身体の事わかってて、探偵の旦那が煙草吸うの見逃してた俺も俺だし。
[悪かったな、と肩を竦め。
それから、桜の下に集う面々を振り返って]
って訳で、俺、榛名送ってくわ。
神楽舞台作り始まる前に、退散しとけよー?
[軽い口調で、こんな事を言っておいた]
別に大きくもないですよ。最初は継ぐ気だったのですからね
[だから葬儀などもしっかりと行ってはいたが。他のものからすればその後唐突に消えたということになっているのだろうと
だが晴美のなぜ戻ってきたというのは答えに窮する。自発的に戻ってきたというのとは違うのであって]
何も言わずに去るつもりはなかったので、見つかっても別に構いませんでした。嘘ではないですよ。
会いたくなかったらとっくに村から出ていますしね
過去も少しは見れるようになったので戻ってきただけです
ああ、じゃあ集まったのは偶然か。
最初は本気でナンパかとも思ったが。
まあ聡にそんな甲斐性があるはずもなかったか。
[それほど付き合いの長い相手ではないから、それは想像にしか過ぎないが]
していたらしていたで躾の対象にしてたがな。
特に、可愛い玲ちゃん相手なら。
[けらりと、纏う雰囲気は軽いもの]
…いいえ。
裕樹さんが謝られることじゃないですから。
[フルリ、と裕樹の取り成しに首を振った。
続いた言葉には小さく頷いて]
そうですね、好きなことなら。
私も…。
>>420
[琉璃の仕草から女っぽい動作が伺えたが、すでに骨格の問題から、間違いなく男性と判断している利吉の目にすれば、オカマさん、としか思えなかったり。
まあ、さすがにそれを表に出すようなことは無いのだが]
へえ。
歌手か。
お嬢さんと言い、兄さんと言い、有名人多いねえ、この村は。
[その告白には、あまり感動も無いように言った]
歌は売れてるのかい?
ああ。失礼。俺の家には、音楽を聴くような機械どころか、TVすらもないからね。
そういう世間一般の芸能事情は知らんのだよ。
ま。代わりに、本だけは山のように積んでるけどな。
この前、地震が起きたときは、本につぶれて死ぬかと思った。
利吉さんの最後?
ああ、死ぬときくらいは人生、一生のお願いってやつである程度の迷惑はゆるされるんじゃないかな?
立つ鳥後を濁さずともいうけどもね。
それまでの生き方次第?
[そして再び首をかしげいつもの考えるようなしぐさの後]
いろんな人が集まりすぎてぱんぱんになってるのかもね。
利吉さんもその風船に入れられた空気の一つかもね?
でも、割れたら大変だ。うん。
テープを張って針をさして空気抜くとか無理なのかな?
ええ、どっかで支払わないと。ですね
[苦笑する史人にそういった後、調子の崩れた榛名を送るようなので]
私はまだ晴美様と話しますので、お任せします。
榛名さんもお大事に
[といって二人を見送った]
さすが探偵さん。世渡り上手ですね
ああ、私もそのぐらいに出ようと思っていますので、その間はよろしくお願いします
[と、利吉に軽く会釈]
[瑠璃の視線に気付けば、小さな笑みと共にこくりと頷いて見せて。送り狼の言葉が聞こえれば、無いよね、と思いながらクスクス笑う。
史人の隣に立つ形になると]
今回のは、運が、悪かったようなもの、じゃないかな。
煙が来る位置に、私が、居ただけ。
[誰も悪くないと言いたいのだろう。謝罪と共に肩を竦める様子にゆるりと横に首を振った。
もう一度桜の木の傍に居る者達に会釈で挨拶をすると、史人と共に丘を降りる道を歩いて行く]
補習かァ・・・厳しそうだよな、史人サン。
[呑気に言いながら、追撃を交わしたりしていたが、]
・・・んン。
どーかな。もう、忘れた。
[ぴたりと手を止めて、涼の頭に降ろす。
笑みは相変わらず困ったように。]
謝るコトじゃねェさ。
巫女の心を乱すような言葉は慎んでください。
災いを防ぐ為、禍を起こさぬ為に私たちは力を注いできたんです。
[聡の言葉には苛立ちを隠せず]
気に入らないのなら、出て行って下さって結構。
寧ろ…。
[その方が有難い、とは流石に口にしなかった。
今ここにいるのは、村人ではない二人だったから]
[史人に送り狼になる度胸があれば、恐らくあれやこれや色々と今の彼ら幼なじみ間の関係が変わっていたんだろうなと思うが敢えて言わない。]
運の良し悪し、で済ませていい問題かよ。
実際、きつかったんだろ?
[ペースを合わせて歩きつつ、投げかけるのはこんな言葉]
周りに気ぃ使うのはお前のいいとこだけどさ。
もう少し、わがままになっても悪くないんじゃね?
ん…、でもまあ一応、な。すまない。
[玲に対して謝罪の言葉を述べ。
出来得る限り、話題を逸らすべきかと]
…玲ちゃんの好きな事、教えてもらえるかな?
[尋ねた時には、雰囲気はさらに悪くなっており、困った様子で笑う]
さっちゃんそれ、小姑みたいに細かすぎ。
[真顔で言い放つ。]
花とは見てなくても性別は女だからね。
細かいんなら、そういう違いも分かりなさいな。
呼び方はさっちゃんが私より年上になったら変えてあげるわ。
[つまり、一生変わらないという事で。]
世話の件は………まぁいっか。
はいはい、勘違いで結構よ。
[ひらひらと手を振って、それ以上その話題は控えた。]
そっちはとっても、楽しそうだね。
[くすりと思わず口を挟んでしまい]
ああ、すまない。
あまりにも楽しそうだったから、ね?
すくなくとも、
今こうしてボクたちは意識を交わすことができる。
それは紛れもない事実じゃないかな?
― たのしいっていうか、
― その、再確認?
― るりも、そばにいればいいのに。
[少し、拗ねたような色が、聲には混じってしまって、少女は慌ててしまいました]
― いまの、ナシ!
[ニィィ。腕の中の猫が高く声を上げる。
フッと息を吐くと首を振った]
これだから…。
[茶化すような聡の物言いにも反応は見せず。
視線を落としたところで丁度裕樹から声をかけられて]
…細工するのは、好きです。
まだまだ全然未熟ですけど。
[少し間が空いてから、静かな声で答えた]
・・・ッと。
ハイハイ、わーッたから。
[最後の最後で折れたか、或いは充分遊んだからか。
小指を差し出した。]
・・・大丈夫だって。
気にしちゃいねーからさ。
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