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─西殿前─
[伸ばされた腕はがっちりクレメンスの襟首を掴む]
儂らが触るとろくなもんにならんじゃと?
[言われ疑問符が浮かぶが、クレメンスに倣うようにティルの方を見やる]
!?
何じゃこやつは!
[こちらに敵対意識を見せる羽をもつ巨大な蛇がそこには居た。驚きにクレメンスの襟首を掴んでいた手が離れる]
私もついぞ知覚出来ずにおります。
ティル様は風と親しき方、そちらからも何か聞いているのかもしれません。
[未熟というノーラには首を振り。
言いながらも僅かに自嘲が混じりかけるか]
エーリッヒ殿にも、何かお心当たりが?
[声の弱くなってしまったエーリッヒに、そっと問いかけた]
……それは、誰にでも出来ることではない?
[ 影は手をつけていないカップと顔とを、共に傾ける。]
他に話して有効と思うならば話したらいいし、
不利になりかねないなら、黙っていてもいいと思います。
情報は武器になるけど、時には諸刃の刃にもなるから。
[ 天聖の竜の問いかけの後に、ノーラはそう加えた。]
混沌のカケラって、なんだよそれっ!?
[クレメンスの説明に、ちら、とそちらを見やり。
それから、ふるふるしているミリィの様子にちょっと引いた]
……つか、よりによってなんでこんなのが出るわけ?
[『風雷棒』に宿る、雷撃の気にでも干渉したのかも知れないが、それはさておき]
……ピア、下がってろ!
これ、ちょいと真面目にいかにゃヤバそうだ!
[伸ばした銀のロッドを前方、水平に構えつつ、相手の動きを伺う。
真白の小猿は、案ずるような声を上げた後、常磐緑のマフラーを翻しつつ、肩から離れた]
あ…。
[ノーラの言葉に、口に手を当てた。
どうしても焦りが先に立ってしまい、その可能性を忘れてしまう]
はい、どうしてもお聞きしたいとは私も申しません。
どうか、良いと思われる形で。
[溜息と共に視線が床に落ちた]
[紅い髪が、パリパリと静電気の音をさせて空へと向けて逆立っていく。
その舌から覗く先の割れた舌が、チロリと出て上唇を舐めると、手に持った鎖を頭上で一度振り回し、先の肩当て部分を投げつける。
それは、ピアが避けた後のティルの背中側からじゃっと音を立てて更に先の蛇の尾の横を通りぬけると、くいと手首を引く事でぐるぐると絡みつこうと回る。]
…我が雷竜王殿をも彷彿とさせるその姿、許せません。
[鎖を伝い、雷が走った瞬間
その尾がぐいと引かれ、鎖毎紅い少女の形をした随行者の体は宙を舞った。]
[怒りを露わにしそうなミリィ。ああそうだ、あの形は確かに彼女に馴染みの、そして大切な者の姿に酷似している]
ティルや、気をつけるのじゃぞ!
[混沌のかけらと呼ばれたそれに向かい行く若き風竜。相棒を自分から離し、混沌のかけらへと構えるティルにそう声をかけ、己は木の蔭へと隠れたクレメンスを追う。真白の小猿がこちらに来るようならば、安全を確保する意味を込めて拾い上げることだろう]
クレメンスよ、話してもらおうか?
あれは何で、何故お主はそれを知り得るのかを。
[油断ない視線を向けながらクレメンスに近付き声をかけた]
っと!
[過ぎていった鎖、それを追うよに前へと転がり、距離を詰める。
ミリィの攻撃のタイミングに合わせ、突き上げの一撃を叩き込もうと思ったのだが]
……雷撃の姉さんっ!
[宙に舞う、紅。
体勢を支えるべく風を繰ろうとする所に迫る、牙]
……ちっ!
ざってぇな!
[吐き捨てるよに言いつつ、迎え撃つよにその鼻面に突きを叩き込んだ]
―― 東殿・食堂 ――
…多分、今、ここでは俺しか。
[ノーラの言葉にこくりと頷き]
情報として有効かっていうより、俺も実地に使ったことがない力なので今ひとつ自信が持てなくて。
[情けないです、と苦笑してから、影輝竜と天聖竜に一礼]
お二方とも、お気遣いありがとうございます。出来れば俺のうっかりはしばらくご内聞に願います。
…っっく。
[宙でなんとか体制を整え、壁を一度蹴って地面へと戻る。
体制を整え易かったのは、多分疾風の竜が風を操りかけていた名残だろう。
着地した瞬間、鼻面に突きを放つのを見て、体からもうひとつの鎖と肩当てを剥ぎ取り、二つを同時投げると、宙でそれらふたつが交差してその翼を絡め取った。
パリパリと、青白い音がする。]
…ティル殿、後は尾にのみ気をつけてください!
[翼は押さえたから、と、声を掛けながら鎖に再び雷を通す。]
─西殿前の木陰─
説明しよう!
混沌のカケラっていうのは、実体はなく、知能も殆ど無くて、普段はふよふよと漂う影の切れ端のような物体だ。
だが接触した相手を敵性判断するとモンスターの姿を象り、襲い掛かってくるものだ!
ちなみに生命の海にも出やがったから、おそらく竜郷全域に潜んでると思われるんだぜ!
[そんな解説口調で、木陰から遅まきになった説明を。]
ちうわけで。頑張ってね。
[戦えない身の上では、あとは丸投げレッツゴー。木陰から手だけふりふり]
─西殿前の木陰─
[近づいてきたザムエルには、小さく息をついて。]
…大昔、別の場所で見た事あんだよ。
名を知ったのは、ずいぶん後になってからだけどな。
[微か、逸らした視線はどこか暗い。
が、ザムエルに合わせる時には、疲れてはいたが何時もの快活さを帯びて。]
尤も、普段は竜卿なんかに出てくるモンじゃ無いはずなんだけどな。
あれか、これも竜王が封じられた影響ってやつか?
[そんな事を軽く言ったり。]
―東殿・個室―
[ふと顔を上げると、何やら西殿の方で、気の乱れが感じられた気がした。
それは風と雷の強い気配だったろうか]
……何か、芳しくない気配ですね。
[ぱたんと手帳を閉じ、袖へとしまう。
軽く身なりを整えると、その足はまっすぐと西殿へ向かっていた]
[その頃、ピアは転がるようにザムエルたちの所に退避していたとか]
ん、りょーかいっと!
[突きの姿勢から、ロッドを引き戻し、低く構える。
タイミングよく横合いから振られた尾はジャンプで避け、そのまま、風を捉えて高く浮かび]
……おらよっと!
[追いすがろうともがくも、翼を押さえられて叶わぬ蛇の脳天に、ロッドを打ち下ろす。
蛇の顔が一瞬、歪んだ。
ついでに蹴りも入れて勢いをつけて地面に降り立つものの。
そこを狙った尾の一撃は、避けられずにガードで凌ぐハメになった]
―西殿前の木陰―
[西殿前まで来ると、見えるのは黒い羽根の生えた蛇。
そして、それと退治する風竜・雷竜と――木陰に隠れている、命竜]
何が、起きました?
―東殿・食堂―
はい、了解致しました。
こちらこそ、不躾に尋ねるような真似をしてしまい、申し訳ありませんでした。
[エーリッヒの声に顔を上げ、だがすぐ頭を下げ返して視線を外した]
─西殿前の木陰─
[クレメンスの説明に眉根を寄せて]
何ともはや、厄介なものが出てきたものじゃな。
竜郷全てに潜んでおるとは…。
[このような時に、と手が拳を形作る。否、このような時だからこそ出てきたとも言えようか]
…伊達に長く生きてはおらんと言うことか。
普段はおらぬはずの物が今出て来たとなれば、その可能性は高いじゃろうて。
じゃが竜王様達が封じられるなどと言う大事はそうそう起きぬ。
お主が以前に見たことがあると言う時は、何があった時なのじゃろうな。
[口調が軽いのはクレメンスの常。そこはあまり気にせずに、浮かぶ疑問を口にする。次いでクレメンスが漏らした言葉も聞き取って]
ん? 言い忘れていたこととは?
─自室─
[眠ったおかげで多少は楽にはなっていたが、留守を守る竜馬の従者からの報に心中は穏やかではなかった。]
>>ぁー…ともかく、なんとかしといて!<<
[こんな抽象的な命令でも適切な対処をしてくれる有能な部下は持つべきものですね。
さておき、空腹をなんとかしたくて部屋を出る。
何処からか聞こえる喧騒に眉を潜めた。]
…ったく、こんな時にっ!
[ともかく、そちらへと駆ける。]
― 東殿・食堂 ―
そうですか。
[ 僅かに俯いて、視線を下げる。謝罪には首を振った。]
いえ。
不要と思われる事は知らず、
有用と思われる事は知る。
影として、良策と考えられる事をしているまでです。
……気遣いなんかじゃ、ないですよ。
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