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……な、に……?
[払い除けようと伸ばされていた青年のに、ぎぅと掴まっていることにも気付かないまま、怯えたように辺りを見渡す。]
[我に返ったルーサーに微笑まれれば、同じように笑んで――]
そうですわね…。
[手を引かれるように、歩みだそうとしたその時――
聞こえた悲鳴に。少女の足も止まる。]
[背中を伝う汗――
握る手は、無意識に力が込められ…]
神父様……
[薄紅色の唇からは縋るような声色――]
[もつれ、震える足で、助けを求め走る。
彼女の求める助けがどこにあるかは分からなかったけれど、恐怖から逃げ出したくてただ走った。]
いや! 誰か! ネリ−!!
…………。
[半ば、無意識の内に。
右手で、左胸に触れて]
違う……ひとが、死んだわけじゃない……。
[何も視えないし、聴こえないから、と。
消えそうな声で、ぽつり、呟いて]
――!
[反射的に顔を上げた。
あれ程の悲鳴を聞いたことがなかったから、誰の声なのかすぐには理解出来なかったのだけれど。
呼ばれる声で、それは確信へと変わる]
…お嬢様っ!?
[青年の服を持ったままなのも忘れ、階上へと足を運ぼうと]
……。
[ 若しかすれば其の言葉を待っていたのかもしれなかったが、素直に乗る事も躊躇われ――其れは人間としての理性か其れとも単なる矜持か、答える聲は無く唯沈黙のみを保つ。]
[階段の向こうで、声が聞こえた。
まだ聞きなれないはずなのに、何故か確信を持って彼女だと分かる。
自分をそう呼ぶ人は、他にはいないから。
その声を目指して転げるように階段を降りる。
彼女の耳は間違えていなかった。
階下に緑の髪の少女をみとめ、ヘンリエッタは彼女に飛びついた。]
[腕の中の温もりが、少しは恐怖を和らげてくれたのか。
駆けて行く足音が、広間の方へと消え行くのをなんとなく認識して。そして、彼女――あの高い悲鳴は男ではないだろう――が”何処”から来たのだろうと、ゆるり、首をめぐらして。]
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