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あー、行っちゃった。
[人から離れ、遂に空へと駆け上がった麒麟の姿を目にして、些か残念そうに呟く]
煩い場所は嫌いなのかな。まあ、解らないでもないけど。
[そして、離れていくもう一つの存在、いつ見ても危うげなアーベルの背にも、気がかりそうな視線を向けて、ためいき]
あっちもかあ。危なくなきゃいいけどなあ。
珈琲希望はおふたりですね。
次からは、用意させていただきます。
美味しいと言ってもらえると作った甲斐があるというものです。遠慮せずに食べてくださいね。
[優雅にぺこりと一礼する]
おねーさん、リディって言うんだ。
[眠そうだな、と思いながら立ち上がるリディを見つめる。
やっぱり、格好は寒そうなんだけれど。]
身体の巡りを早くする?
[そんな事出来るんだ、とと、向けられた指をじっと見つめて。
ふと、止まる動きにきょとんと瞬いた。首を傾げる。]
何。んー…なんだろ?
『オレ』を指すなら、”イレーネ”の中に居る一人だよ。
[不便なら、ノイって呼べば良いけれど。
…何か、おかしなこと言っただろうか。思わず首を傾げる。]
……血筋……ねぇ。
[曖昧な物言いには、一つ瞬くだけで何も言わず。
飛び去るもの、立ち去るものの様子には、一つ息を吐いて]
ま、天聖ってのは、ある意味孤独な属性だから、ね。
[呟きは、口調だけは冗談めいて]
[きょとりとしているダーヴィッドには笑顔を向けるだけ。
悪気は無いんです、悪気は]
ユーディットさんもお料理とか得意なの?
じゃあ甘いものも作れる?
[期待の眼差しでそちらを見た]
料理に関しては流石仕事柄、ってところかね?
他よりも優秀ってだけあるってか。
[揶揄に近いそれはそれでも本心から優秀と思っているようで。魚の身を一口食べてから、にっと笑みを浮かべた]
ここに居る間はユーディットの料理を食えそうだな。
いつもより良いもん食ってるかも。
ええ、家事全般なんでもできますよ。
デザートのレシピでしたら、300や400はストックがありますので大抵のものは作れます。
何かご希望のものがありますか?
[にこりとブリジットへと微笑みかけ]
[あちらこちらのエリアをふらふらと歩き出してしばらく。
なにやら余り歓迎したくない波動をかんじ、その根源である屋敷のあるエリアへと近づいて]
…どう見ても迎賓館、ってわけじゃなさそうだ。
どうするよシシィ。どうしたいか意見を言うといい。
[にゃー]
…うん、お前はそういう子だったよな。
[呆れたようにため息を一つ]
[ふらりとした足取り]
[北へと進んでいくに従って]
[草の原は薄れ風が強さを増す]
[微かに増した雷の気配]
[チリ、]
[僅かに反応を示す身体]
[剥き出しの地を素の足で踏みしめて歩む]
[時折、前髪の下から空の青が現れては消えた。]
詳しい話は知らないのだけど、ね。
まさかこんな所でそんな方にお会いするとは……いや、こんな所だから、かしら?
[そうして、眼鏡の向こうの色彩にこくと頷き。]
ご名答。
[一瞬だけ、どの名を名乗るべきか迷いながらも。]
エルザと申しますの。どうぞよろしく。
[ここ数年、名乗っていた名を告げた。]
[曖昧な笑みを浮かべる少女の窓から、美味しそうな香り]
お?晩飯できてんの?
[ブリスに一応気を使って、鉄の馬は屋敷から少し離して停める。
夕餉の香りに惹かれて中へ。]
[冗談めかした口調で慇懃にハインリヒへ一礼し]
お褒め頂きありがとうございます。
質においても他の方にひけをとらないよう、研鑽は続けているつもりです。
[マテウスの言葉に料理を食べていた手をぴたりと止めて]
…金払わなきゃならんのかね。
[要らないもんだと思って食べていたらしい。少しだけ冷や汗たらり]
えー…?…わかんないよー…。
たくさん生まれたり、消えたり。毎日してるから。
[…問われたことの無い質問ばっかりだ。
そもそも、出会い頭に皆の事に気付く人は居なかったから
当たり前といえば当たり前なんだろうけれど。]
でも、長い間居るのは、今はオレと、あと2人だよ。
[向けられた視線が、何だか居心地悪い。
眉を寄せて、思わずおどおどしてしまう。]
< 屋敷を出てどこかにいこうとしていたときのこと。
猫は、なんとなくはじっこによって、かしかしと頭をかきました。かしかしかし。ふるふる。かしかしかしかし。ふるふるる。
顔をあらって(もちろん、水を使ったわけじゃあ、ありません)、さて、もういちど、どこかへゆこうと立ち上がりました。
……とことことこ。 >
大したものではありませんが、一応用意させていただきました。
白身魚をブールブランソースで煮込んでみたのと、パンにリエットくらいですね。
もう少し用意しようと思っていますけど・・・。
[本当に足りなそうですものね、とぽつり]
知ってて、面白いモンでもないですがね、俺は。
[くすり、と笑って]
いや、意外と道端で会ったりもしてるかも?
俺は、気が向けばどこにでも行くからね。
[冗談めかして言いつつ、告げられた名を口の中で小さく繰り返し。
それから、腕の中の従魔に目を向ける]
こちらこそ、どうぞよしなに。
……ああ、この子は、セレスティン。
機竜卿の、従魔だ。
[ちまちまと魚を突付いていたが、外の喧騒にちらりと視線を向けると]
……何だか、賑やかになってきたね。
[ポツリと呟き、「ごちそうさま」と席を立ち、荷物とシノを携える。]
部屋って好きなの使っていいのかな。ちょっとシャワー浴びようと思うんだけど。
[ユーディットの返事に目が輝く。
何か希望はと言われると真剣に悩み、だが決まらなかったようで]
ええと。お勧めのがあればそれがいいな。
色々なものが食べてみたいもの!
・・・・代金は想定してませんでした。
機鋼界に通貨があるとの話は寡聞にして知りませんが。
体で返します、とかは無理ですかね。
[肩をすくめて。あまり本気にはしていないようだ。]
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