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知るかよ。
この状況で苦手とか気にしてられねぇだろ。
[踏み潰された影に視線を落としながら]
[聞こえた言葉に声を返す]
[声色には嗤いが乗っていた]
…っと。
[少し浮かせた右足の下から影が伸び、男の足首に掴みかかる]
[視認はしていたが避けるには体勢も悪く]
[掴まれた状態で右足は地面へと降ろされた]
ちっ。
斬り裂け、『颯』。
[足首の影はそのままに]
[手巻き煙草を摘まんだままの右手をその場で横に薙いだ]
[紫煙は刃持つ風となり、切り刻まんと友へと駆ける]
[同時に左足が地を蹴り、風を追うようにして男は友の方へと駆け出した]
[斬り下ろしの一閃は、二重の盾に阻まれる]
……ちっ!
[舌打ち一つ。しかし、無理に斬り込む事はせず、跳ね上げの力を生かすよに跳び上がる。
それを追う、水の刃。
ぎりぎり、足を蹴り上げて避けるも僅かに及ばず、水の生み出した手裏剣は足を浅く切り裂いた]
……ってーなー……。
[着地後、口をつくのはこんな一言。
距離を測りつつ、手を伸ばすのは懐に隠した羽根手裏剣。
一つ、息を吐いて真っ向駆け出しつつ、掴み出した三本の白い刃をそれぞれ違う軌道で投げつけた]
[水刃が僅か捉えたのも意に然程介さず。
息を吐き駆け出すのを真紅に捉え、後方へと軽く跳ねながら退いて]
[腕は二本。持つ武器も計二本。此方へ向かうは別軌道が三本。
一本はあっさりと諦めた]
……っ、
[右と左で其々一本を弾き斬り飛ばし。
残りの一本は身を捩るも右の脇腹辺りを浅く裂いて。
肩に負う緑の長衣に突き立って落ちる]
…間合いを取っても無駄か。
[軽い舌打ち。
左に握る漆黒の鞘へ一瞬真紅を映し]
[何を思ったか徐に顔面狙って投げ付けた]
[元より、羽根手裏剣は牽制のためのもの。
それが主体用途のわりに、あちこちに隠し持っているのはどうなのか、というのはさておき]
って、ちょっ!?
[唐突に、顔面目掛けて飛んできた、鞘。
予想外の攻撃に思わず動きが止まった。
とっさに腕を上げ、翳した刀の峰で弾く]
つうか、無茶な事すんなっ……!
[お前が言うな、と。
仲間連中がいたら、総突っ込みが来そうな言葉が口をついた]
それもそうか。
[聞こえた返答に笑みが掠める。
飲み込み損ねた炎がちりと靴先を焦がした。
向かい来る風刃に、足首を掴む影を解除し、引き戻そうと右腕を引いた。
同時に左腕を持ち上げ、それに習って左腕の影が風刃に飛び掛る。
風刃を防ぎきるには不十分だろうが、勢いを殺ぐことを狙って]
っく。
なかなか、ハードだねぇ。
[その背後から向かってくる男に対しては、地面に戻した影を拡げ、そこから幾つかの棘が足止めしようと伸びる]
闘いに、無茶も何も無かろう。
[投げた鞘の用途も当然牽制。
当たればダメージでラッキー、程度には思って居たが。
予想以上の隙を、作り出せた]
[動きを止めた一瞬を認め、地を蹴り間合いを詰めんと一気に駆け出す。
入り込む間合いは刀の其れより更に内。
銀を掴むままの右の手首を返し、懐へ柄を沈めんと]
[鋭さを持つとは言え所詮は風]
[行く手を阻害するものがあれば威力が落ちるのは当然]
[大半は影に阻まれ、友へと届いたのは刃の欠片のみ]
手加減抜きっつったろ。
[言葉は軽口めいていたが、隻眸は鋭く友を射抜く]
[あと一歩]
[友に肉薄出来る位置まで来たところで展開される、足元から伸びる棘]
[横へ飛び退ることは出来るが、それでは埒が明かない]
[そう考え、影の動きを無視し]
[男は影の中へと一歩を踏み込む]
[それを軸足として強力な回転蹴りを友へと浴びせた]
ウチの、師匠みたいな事いうなっ!
[無茶も何も、という言葉に怒鳴るよに返し。
直後、生じた隙に飛び込まれる]
……んのっ!
[とっさ、避けようとするものの、動作は遅い。
深く喰い破られるのはぎりぎりで避けたものの、銀の刃が脇腹を切り裂くのは止められず]
ってえな……。
つうか。
帯電、注意ってな!
[口元に微か、浮かぶのは笑み。
左の手で銀の刃に軽く触れ、雷獣との共生の証とも言うべき電流を送り込み。
それがどんな影響を与えるか、確かめもせずに斜め後方に強引に跳んで距離をあけ。
着地と同時、息を吐きつつ愛刀を下段に構えた]
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