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ん…おはよう、ブリス。
[7つめのツナサンドをちょうど食べ終えて、カフェオレを飲み干した。]
君も泊ってるんだっけか。
[苺ジャムとクリームを乗せたホットケーキにフォークを。
あくまでもこっちはデザートだ。]
[焔を消して、頭上で身じろぐ千花に微苦笑する]
はい、完成。おつかれさま、千花。
心配なの? 大丈夫だよ。
「チッ」
[白い指先を振って冷ましてから、千花を撫でる。
千花は同意か反論かわからない小さな声で、鳴いた。]
はい、2階の一番西のお部屋です。
ダーヴィッドさんはどこのお部屋ですか?
[ブルーベリージュースを飲みながら。
ホットケーキには少しだけ羨ましそうな表情になった]
ふーん、やっぱ客か。
ここんちの子かと思ったが。
[どことなく、店主に似てると思ってぽつり。
何が似てると、うまく言い表せないが、なんとなく。
カウンターの奥で店主の表情がほんのわずかひきつったのなんてしらないしらない。]
あぁ、俺の部屋は三階のはしっこ。
―Kirschbaum2F東部屋―
[左の指がネックレスをいじる。青の瞳は天井を見つめる。
ちいさく呟くは誰の名か。
小瓶の中で、何かが揺れた。
それは光であり炎であり闇であり……複雑ななにか]
[食事代を支払って、ついでに相方への言付けを店主に頼む。
早めに戻ったら、この店で待つようにと。]
じゃ、ちょいと散歩と買い物に。
[またな、と少女に手を振って、街へ。]
―南通り―
[通りに人の声が流れ始めてから暫くが過ぎた。
寝台から身を起こし、シャツに袖を通す。外套を羽織ってカーテンを開く。窓から差す陽が室内を暖め始め、ミハエルは部屋を出た。
宿屋の主人の挨拶(ここ一週間は全く同じ文句だ)をはね除け、通りへ出た。陽気は暖かく、外套は不要だったかと少し後悔した。]
ここんちの子だったら、マスターのこと別の呼びかたしてますよ?
[きょとんとしてからクスクスと笑い。
彼女も気の毒なマスターの表情なんか見ちゃいない]
3階の端っこ。じゃあ私のお部屋の真上ですね。
あ、いってらっしゃい。
[自分も早く出かけようと、グラスの中のジュースを飲み干して]
私も出かけてきます。ごちそうさまでした!
[彼に遅れること少し、彼女も街へと歩き出した]
[しかしそれはすぐに消える]
まだ
[困ったような。
子どもとは思えないような顔をして、左の手を使って立ち上がる。
外へ行こうと思った]
―→1F―
[商店街を歩いて、硝子玉の工房を探す気で居るが、そもそも名前すら知らないので*見つけるにはかなりの時間を要するだろう。*]
[イレーネが配達してくれた油をランプに注ぎ足し、溜息]
…千花、はしゃぎすぎてる。
賑やかで、落ち着かないのは、わかるけど。
[アマンダは、全ての精霊力が揃ったかのような錯覚に困り顔。
本当は錯覚ではなく、揃っているのだけれど。
思案気に首飾りに指先を這わせ、今までの作業中ずっと頭に乗ったままの千花に話しかける]
休憩、してこようか。
Kirschbaumは落ち着くけど、後で。
森も、今はダメ。
遺跡に行こう。岩の上で、お昼寝。
おはよう、影の王。
[声をかけて水を貰う]
影の精、まだ気付かないの?
すごいなぁ…
あ、食べ物は今はいいや。
あんまり食べすぎると、太るって言われちゃうし
[ダーヴィッドのたべた量なんてしらない]
ごちそうさま。
…大変だね、影の王。
力はなるべく抑えてるみたいだけど。
[一転、子どもらしい顔になって]
少し、町をみてくるよ。
ごちそうさま
[*鈴の鳴る音 足音*]
えーと、昨日ベアトリーチェが言ってたのは。
広場の時計に、森に、北の遺跡。
ここまで乗せてきてくれたおじさんのお店にも行ってみたいし。
まずは、広場まで出ればいいかな。
―中央・広場―
[小さな爪痕は、腫れては居ないが触れるとすこしかさついた。]
…。
[そうしながらミハエルは、通りから真っ直ぐ広場へ向かった。
気になる事があった。]
[広場には、泉が湧きだして居る。辺りに溢れる豊かな流水の力。その中に紛れて少しく輝くモノがあった。実際それは物質では無いがしかし]
まだ残っているとは思わなかったな…。
[小さく呟いて、落とし物を拾うようにしゃがんだ]
[響き渡ったのは時計塔の鐘の音。
時空の気配を帯びたそれは、町中に澄んだ音を響かせる]
ビックリ。
でも何だか素敵。
[にっこりと笑って時計塔を見上げた]
−北の遺跡−
[地下遺跡を目指す冒険者達の死角になる、積み重なった岩の上。
下からは見難い、余り目立たない場所に寝転ぶ。
町の人なら知っている、一人と一匹のお気に入りの場所]
気持ちいいね、千花。
[仰向けになった一人と一匹の姿は、天から見れば間抜けだろう。
でもアマンダは気にしない。気になるのは昨夜のこと]
[探していたのは天聖の力の名残。不自然に強い力を感じたから。教会の近くという事もあり紛れてしまうかと思っていたのだが、意外にもそれを見付ける事が出来た。
天聖の力を受けた老婆が、移動した後に残した足跡のようなもの]
[そういえば聞いた。この街には神の子とか呼ばれるものが居るとか。人のふりをした精霊か何かだろうか。それとも]
[鐘の音]
[この街で、もう15回程それを聞いた事か。
慣れてはいたが不意の事だったので気を取られ立ち上がる時に、時計塔を見上げる少女が居る事には気付かなかった。]
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