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うん、まぁ夢の中の話だから、
本当に参考にならないかもしれないけど。
[笑いかけて]
なんかこうあやふやなんだけど呼ばれたようなそんな夢を見てね。
具体的になにかってわけじゃないのだけど、
たぶんそこと巫女の伝承で、
さっきみたいになっちゃったのかな?
自分の中で?
[道中、利吉に話しながら旅籠の方へと向かう]
[小百合の聡に関する行動指針に一つ頷き]
そういうものか。小百合は…大人だな。
[にこ、と笑みを浮かべ、立ち去った玲の方向を見遣る]
可愛いは、残念ながら当人に否定されてしまったけれどね。
玲チャンは昔ッから可愛いのにな。
[あくまで軽い口調で口を挟めば、当人には微妙な表情をされたかも知れない。
やがて去って行くのを見送った。]
・・・確かに、女の子相手にゃ妙に媚びるよなァ、お前。
[小百合の言葉に横目でコダマを見るも、知らん振り。
飼い主に似たのかも知れない。]
コダマに関する立場を引き上げたいなら、旅籠に戻って餌付けするのが確実かな。
[孝博には、冗談めかして告げる]
おそらく3日はもつだろうから。
[けらりと笑った]
伝承になるくらいの前からずっといたのなら、
きっと、さびしかったんじゃ、ないのかな?
お話できないからボクにもわからないけどね。
[考え込むような意識を*交えて*]
…俺が触らせてもらえたのは、もしかして。
[コダマには性別がバレていたのだろうかと内心呟く。
小説の話しには目を輝かせて、頷いた]
ん。まあ俺のは自己流解釈だからな。
実際に、か……知り得るとしたら、それこそ巫女当人だろうな。
ソレはソレで、貰うモン貰ってトンズラされそーな気がすんだが。
・・・タマはもうちょい懐いてたんになァ。
[裕樹の言葉にも、吐き出す息は重々しい。
内心の呟きには気付かないまま。
ちなみに以前飼っていたタマの子供=コダマらしい。]
・・・巫女、か。
[コダマを恨みがましく見ながらも、話が聞こえればぽつりと*呟いた。*]
やっぱり、玲ちゃんが可愛いのは昔からなのか。
その辺り、詳しく聞いてみたいな。
[視線に好奇心が宿る]
晩御飯の時にでも聞かせてくれないか?
何となく、史人の後ろをついて歩いているイメージがあるんだが。
[そう言いながら、足を旅籠へ*向けよう*と]
>>523
……ふうむ。
桜に呼ばれた、夢、ね。
[無精ヒゲを撫でる]
それこそ、伝説の類の話ではある……が、あっさりと否定するようなものでもない、な。
探偵を長いことやってると、リアリストな考えだけじゃ、説明できないようなことも、何度か立ち会っているからね。
―――下手すりゃ。
それこそ、この異様なまでに、知り合いが集まる、というのもその夢から、繋がるのかもな。
俺は……どうだったかな。
[それは、砂丘に眠る宝石を捜すよりも深く、利吉の中で眠っていて、探し出そうにも難しすぎる話だった]
(―――俺は、色々と無くしちまったからな。
社会も、家族も、過去も、希望も。
光なくした世界では、忘れ物も見つからない、か)
[巫女は旅人に逢いたかったのだと、目の前で交わされる話を聞きながら。]
さびしい、か。
[琉璃の言葉に、何となく涼との会話を*思い出した。*]
─墓地─
[村の外れの墓地。祭りの準備に忙しい今、そこを訪れる者などいない、と。
そう、思っていたのだが]
…………綾?
[目指す墓の前には、予想外の人物。思わず呆けた声で名を呼ぶと、従妹は顔を上げてこちらを見、あら、と短く声を上げた]
……墓参り、か?
[それ以外にここに来る理由などは考え付かないのだが、短く問う。これに、従妹はええ、と頷いた]
「本格的に忙しくなる前に、ね……史も?」
ああ……まあな。
[問いに返すのは、曖昧な答え。返るのはそう、という短い声。沈黙が立ち込める]
「ねぇ、史」
……なんだよ?
「戻ってくるつもり、ないの?」
…………。
「史が戻ってきてくれると、みんな喜ぶと思うんだけど。
葛木の叔父様や玲だって安心するだろうし、それに……」
……それに?
「私も……その方が、嬉しいし」
[何かあった時に頼れるから、と。笑顔と共に向けられる言葉に、どう返していいのかわからず。
結局、何も言わずに、空を見上げた。
再び、張り詰める静寂。風が近くの木立を揺らす音がやけに大きく響き、やがて、その風が従妹を呼ぶ声を運んできた]
「あら……もう、時間かしら。
じゃあ、私……戻るわね」
ん……ああ。
「……史」
ん?
「……みんな、待ってるんだから。だから……ね?」
[前向きに考えて、という言葉に、ああ、と生返事をして、戻っていく従妹を見送るものの]
……綾。
[自分でも理由はわからぬまま、名を呼んで呼び止めていた。
なに? と問いながら振り返る従妹に。
言葉が詰まる]
いや……なんでも。
準備、大変だろうが……無理するなよ。
[本番で倒れたら洒落にならねぇからな、と。投げかけたのは、先に榛名に向けたものと同じで。
従妹はこれに、大丈夫よ、と微笑み、迎えに来た者の方へと小走りに駆けて行った]
……ったく。
[その姿が完全に見えなくなった所で、従妹が参っていた墓──その亡夫であり、自身にとってはもう一人の幼馴染で悪友だった男の墓の前に屈みこむ]
……バカヒトめ。
お前があっさり死んだりすっから……。
[俺が苦労するんじゃねぇか、と。
八つ当たりでしかない言葉をぽつりと*呟いた*]
早く始まるといいねー、おまつり!
[楽しみだなぁって思ってたら、ハタゴのそばだ!びっくり。
でも位置よりもびっくりだったのは……]
おにいさまじゃない
[がぁーんっ]
お、おじょうさまじゃなかったの!?
[やっとそんなことを言うけどね!
それからご挨拶。]
そうだよね
……ふーみんせんせーがおぼっちゃまとか、わらうしかないよね
[御曹司ならともかく!]
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