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―部屋―
[今日はどうやら騒がしいのはわかっていた。それでもベッドから起き上がる気にはならなかった。
それでも眠れないのは、わかっているけれど。
夜、少しは、彼の部屋にいたけれど、眠る前に出てきてしまって。
それから、薬を飲んで。]
飲みすぎてしまったかしら……
[一目瞭然のことに、困ってしまう。
見つかったら怒られてしまうかしら。
そっと、鞄の奥に瓶を隠す。誰かと共に眠れば、数日は保つだろう。]
[ 視線を赤髪の少女から金髪の少女――ウェンディへと戻せば、]
ああ。そう……、なんですか。
斯く言う俺も、明日には去るかもしれませんが。
[苦笑を浮かべながら話す言葉は、年下と見て取れるにも関わらず、彼女の口調につられつい丁寧語になってしまう。
ナサニエルの返した科白を聞けば、其れは好かったと安堵したように頷いた。]
[他者の視線が、自分に注がれるのを感じ、頬が熱くなる。
この視線は、好奇なのだろうか? それとも敵意? そこ迄考える余裕は彼女にはなかった。]
これを。
[言って、懐に抱いた包みをネリーに差し出す。]
アーヴァインさんが母にくれたものよ。
彼に見てもらえば判ると思う。
[ 娘騒動も気にならなくは無いが、其れよりも此の大人数の空気は、彼にとっては耐え難いものと感じられて、]
……来て早々ですが、本日は失礼しますね。
[其れではと微笑と共に頭を下げ、去り際に後程で構わないから、食事を宛がわれた部屋に持って来て欲しいと頼んで、広間を後にする。]
それでも、行かないと心配かけてしまうかしら。
……何か、食べないと駄目ね。
[そっと絨毯に足をつける。柔らかい。
脱いでそのままにしていた浴衣をたたむと、手早く服を着込む。
広間へ向かおうかしら。
階段を降り、その入り口の手前]
今日は、とても賑やかねぇ……
…むす…め……?
[赤毛の少女の言葉に、唖然としてその姿を見やる。
確かに、癖のあるその髪は義兄に似ているといってもいい。
…年恰好から思わず逆算し……なんといってよいのやら。]
[使用人の少女は包みを受け取ると広間の外へと姿を消した。
それを見送って、すこしだけ肩の力を抜く。
彼は、あれを覚えているだろうか。
わからない。でも、とりあえず自分は賽を投げたのだ]
[牧師のつぶやきにちらりと視線を移して、困ったように首をかしげる]
私はお父さんに会ったことはないからわからないわね。
[ 溜息を吐きつ広間から出れば、ほぼ真正面にローズマリーの姿。思わず、きょとりとした顔で瞬く。]
……ああ、今晩和。
[ 僅か一秒程停止するも、直ぐさま微笑を取り戻して、]
また新しい御客人が来ていましたよ。
……客人では無い方もいらっしゃるようですが。
[そう云って、彼女が入れるようにと横に逸れる。]
[赤い髪の少女がネリーに何かを渡すのを見て、周りを見回し複雑な表情のコーネリアスに目を止める]
……あんたの姪っこって訳かい?
[しかしその表情から、彼がその存在を知らないのかと気付いて]
ややこしい事になってきたな。
[そう呟いた]
[流れるような自己紹介の言葉に耳を傾け]
ウェンディです。よろしくお願いいたします、牧師様、コーネリアスさん――
[そして自身も挨拶を交わす。]
[そして聞こえて来たメイの言葉に、僅かに目を伏せて――]
怪我…ですか…。大事に至らなければよろしいのですが…。
[僅かに唇を噛む。そして年端の変わらない少女の言葉には、立ち入らない方が良いのだろうと判断し、ハーヴェイの言葉には同意を示し…]
そうですか。では本当に短い付き合いかも知れませんね…
[ころころと小さく笑って、広間を出て行く姿を見送った。]
[ネリーが出て行くのを見送って、わたしは再びハーヴェイに向き合う。
ちょうど来た時だったから、少し驚いた。彼もそんな表情だったのが、少し楽しい。]
そう。お客様がたくさんいらっしゃるのね。
……お客様ではないって?
[ちょっとだけ、意味がわからなくって、問い返す。]
[目の前で展開している会話は、何やら予想外と言うか何というかで]
アーヴァインさんの娘さん……。
[見た感じでは、自分より幾つか年下……いつも書かされる用紙には、十三歳とあったろうか。
そんな年頃の娘が外にいる、というのはどうなのか、とか考えつつ]
……なんか、大変そう……。
[思わず、内心の呟きが声に出た]
…いや、その……。
ありうるというか、ありえないというか、ぶっちゃけ考えたくない、というか…。
[額を押さえてくらりとソファーへ座り込む。]
[広間ではアーヴァインの娘と名乗る少女の話題で盛り上がってきている。これでは当の本人が現れても礼の一つも述べられないだろうと思う少女は、使用人の一人に簡単な夜食を用意してもらうように申し出ると――]
私、明日朝が早いので…この辺で失礼致しますね。
[やはり優雅に会釈をして踵を返すと、金の髪を宙に漂わせながら、少女は静かに広間を*後にした*]
[ともあれ、そこは自分の踏み込む領域じゃない、と考え、それ以上の思考は打ち切り。
目を伏せたウェンディの呟きに、そうだね、と返す]
何があったのかはわかんないけど……早く、気がつくといいんだけどね。
ん、お休みなさい、ゆっくり休んでねー。
[独り言めいた呟きの後、広間を後にする背に声をかけ]
……て、コーネリアスさん?
だいじょう……ぶ?
[座り込むコーネリアスに、心配そうに問いかけた]
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