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[耳に届く月闇竜の謝罪の声には首を振り、流れた視線は生命竜を通り嬉しげな様子の機械竜と氷破竜へ向かう]
さすがですね。
[既に痛みのないブリジットの様子に頷き、きらきらと結晶のように輝く機械竜の首元に目を細めた]
[嬉しそうに飛ぶユルと、微笑む機竜を見て、同じように微笑んだ後]
……もう一度、じっくり見てみましょうか。
[また虫眼鏡を取り出して、結界を見やった。
先程まで見ていた式とまったく違う様を見て、大き目の溜息を吐いた。
風竜の、さっさと問題を片付けないと、という言葉に同意して]
地道にやっていても、駄目そうね。
焔のに任せるのが一番良いのかしら。
/*
ギュンター襲撃忘れてt
こちらも干渉とかは適当に。
>アベちん
表現があれでごめん。俺命竜王と血縁者では、ないんだ…!
ヤ○ザ風味に姐さん呼ばわりしてるだけで単なる古参の側近
(返事不要だぜ)
ええ、本当にさすがね。
あっという間のことだったのに、すぐに助けてくれて。
さすがと言えば、彼の力も、さすがだけれど。
[命竜をちらりと見た後、心竜に向かい。自分の腕をぺちぺち叩いて微笑んだ。]
[やがて自慢し終えて満足したのか、肩にもどってきた機械竜の頭を軽く小突いて、また結界へと視線を投げる。氷破竜の言葉に頷いて]
とにかく、すぐにはどうにもならなさそうですね。俺、何か他に方法がないか、探して来ます。
[一体どこにどんな当てがあるというのか、くるりと踵を返して駆け出した**]
[すぅと、
自分の力も入っている結界の向こう側を、探る。
殆どの力は必要にならない。
ただむこうの気配を探るだけだから。]
――……
[集中して、それでも、目当ての気配はなく。
無い、と、心の声が呟いた。]
ほっほ、普段から子と接する機会は多いでな。
まぁ、儂がでしゃばらんでも許しは得られたようじゃが。
ハリョン殿に飴を渡すには丁度良かったでな。
[渡すために買って来たのじゃし、と笑いながらクレメンスへ返す]
さぁて、やるべきは見えたがどうするか。
悠長に構えている時間は無いが、手がかりとなるは少ない。
困ったもんじゃな。
[誰に言うでもなく呟き腕を組み。閉ざされた西殿と、それを取り巻く結界に視線を*向けた*]
ああ、そだねー。
火炎の兄さん頑張ってもらうのが、一番の早道っぽい?
少なくとも、他に探す方法って、ないんだし。
[ブリジットの同意に、こちらも一つ頷いた。
肩のピアも、こくこく頷いて、尻尾をゆらりと]
なんというか、式も、力も、安定していないの。
干渉すると不機嫌になるし。
[月闇竜の呟きを聞いて、先程まで調べていた内容を掻い摘んで説明した]
[早速一粒取り出してほおばり。
ザムエルとオトフリートにそれぞれ刻々と頷く。
ふんわりと薫るのは桃色の飴玉のとろりとした白桃の香り。
いそいそと袋を襷がけにしていた小さなカバンにしまっていたら、こども、と自分を扱うクレメンスの声が聞こえてケツを遠慮なくべしっと叩いた。
意図的にではなく、たまたまその位置になってしまっただけの話]
[オティーリエの問いに咄嗟に返せなかった事が一番の返事だろう]
……えぇ、流石に禁術ですから、苦もなく扱うというわけには。
せめて刻印がなければ――…
[口から零れかけた言葉は詮無く首を振る仕草に掠れて消えた]
[傍らへと腰を下ろす影を真似るように、仔もその身を草の上へと下ろす。
かさりと小さな音を立てて仔の周囲、芝が微かな成長を見せるがそれも一瞬の事。
一度その瞳を瞬いて、じつと影を――正しくは立てられた指を見やった。
口出しはすまい。私が告げるべき事でも無いのは理解に容易い。]
…内はむりなら、――そと。
[謎掛けをゆっくりと噛み砕く様に。
幼子は現状を一つひとつを確認するかの如く、影の言葉に頷く。
投げられた問いにたっぷりと数秒を要して、導き出された言葉の何と幼稚か。
それでも、この御仔には十分な理解と云えた。]
「だれか」をさがしたら、あけてくれる?
干渉すると…?
[氷破の竜の言葉を聴き、目を開け、眉を寄せる。
そのまま話を聞いて、興味がそそられたのか、触れている手に力を込めた。
その分だけ反発が己に戻ってくる。]
……なるほど。
[もう少し込めると、指に痛みが走る。
血が出るまでとはいかないが、その程度で手を止めた。]
[特に深い意味もなく、唐突にオトフリートの背後から抱きつくみたいにして結界に触れた。
本人曰く、調べるついで。
触れえた結界に意識を向ける様だけはまとも、なのだが。]
ですが、痛みはあるのですから。
生命殿も無尽蔵とは限りませんし、貴女も無理はなさらずに。
[腕を叩くブリジットの仕草に柔らかく釘を刺して、元凶である結界へ視線を向けた。ちょうど月闇竜が手を伸ばす様子を見守る]
だおっと!
こーの。飴貰うぞ!
[再び結界に触れる前。
陽光竜にいい音立ててお尻を触られ、もとい叩かれたので、幼竜が大事に鞄にしまいかけていた飴を一つ奪い、胸のポケットに入れた。
どっちが子供かといわんばかりの対応だ。]
[風竜へこくりと頷いて]
後は、まるっきり別の方法を探すしかないわね。
[口元に手を当てて、むうと呟く。
また、別の方法を探しに行った、若き機竜の背を送った後に]
私も、園の者に連絡を取って、何か良い方法が無いか調べて見ることにします。
……
[されど視線を向けたすぐ後に、後ろから何か来た。]
…………いい加減に、
[注意力散漫とかそういう自己反省は後回しだ。]
――しなさい!
[片手が持ったままだった、厚さ五センチ以上の本の角を、思い切り力を込めて、後ろへ。
即ち、クレメンスの腹当たりめがけて。]
[少しだけ知ってしまった何かに基づき、クレメンスの襟元へ手を伸ばす]
結界に触れるなら幾らでも場所はあります。
他の集中を逸らす真似をするのはおやめなさい。
[月闇竜が結界に触れている姿を見て]
あまりやり過ぎると、酷い事になりますから。
無茶するときは、彼が傍にいる時に――
[少しだけ笑みを浮かべた所で、抱きつくようにした命竜を見て]
大丈夫そうですね。
[楽しそうに微笑んだ]
あー!!!
[盗られた!!
盗られなかった分を鞄にしまい。
ぷっく、と飴玉以上に両の頬をふくらませて]
ばかばかばかーーーー!!!
ひげじじい、玲のあめ、かえせー!!
[べちべちべちと命竜を叩くも、布がバタバタと忙しく、むしろ自分の顔が埋まりそうなピンチ]
アーベル殿。
お一人に、負担をかけてしまいましたね。
[答えを受け取り、申し訳ないとつぶやいた。
そして、結果を尋ねられ――肯定。]
ありません。
力は、ここに。……どこへ?
そうだな。
閉ざした誰かが分かれば、それが一番であろう。
[ 問題は。
閉ざしたものが、手の届かぬ位置に在るものであった場合。]
何せ閉ざした者は、
開く方法を知っているに違いないのだから。
即ち方法が分かれば良い。
[ 情報が足りぬが故に、現状、口に出来るのはその程度だ。]
我は、それを知る為に、動こうと思うよ。
[のしっとオティーリエに圧し掛かったまま。
先ほどとはちがい、結界の奥を探るように触れる。
命竜王の気配はより鮮明に感じられる故。
その傍に居る影竜王の気配もすぐに理解する。
だが肝心なものは、感じない。
さらに深く意識を潜らせるが、それらしき『力』は一つも二つも、この中からは見当たらない。]
だな、無い。
持ってこなかったのか?
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