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―メインルーム―
[ のんびりとした足取りで入室、敬礼。]
エーリッヒ=オルブリヒ候補生、ただいま参りました。
[ その様子はそこそこ様にはなっているのだが。]
[ 寝癖直せよ。]
[ 先にいた人物に挨拶しようとするも、何やら忙しそう。
中央のテーブルに歩んでいくと、その原因はすぐ解った。]
最終書類選考用の、書類。
[ なるほどと頷いて、さらさらと書き始める。
と言えば聞こえはいいが、適当なだけに見えるのは気のせいか。]
傭兵 マテウス がきたらしいよ(8人目……だったかなあ?)。
ー基地内・廊下ー
[カツンカツンと靴音を響かせながら、メインルームに向かう長身の男。手にした召集の令状をながめつつ]
…ふん、ようやくお呼びがかかったか…。
これ以上待たされたら、コイツが錆び付いちまうところだったぜ…なぁ、相棒。
[と、背中に担いだ大きな荷物に向かって声をかける…荷物からは無論、応答はない。]
ーメインルームー
[シュッ、と無機質な音をたてて扉が開き、男が部屋へ入ろうとした刹那]
(SE)どがっっっ
[男には低すぎたその入り口の上部にしたたか額を打ちつけ(お約束)、思わずその場にしゃがみこむ]
〜〜〜〜〜!!!(涙目)
Q1:新戦隊名の希望
幻夢戦隊ユウゲンジャー
Q2:戦隊での希望色
グリーン。目に優しいから。
Q3:戦隊での希望必殺技
……光合成? ほら、緑だしね、自然っぽく。
[ それは必殺技じゃねえ。]
Q4:貴方が尊敬する先輩戦隊
Q5:貴方が畏怖する悪の組織
究極戦隊コウガマン、そして対する大帝国ナリーを挙げておきましょう。
まぬけ時空は、全くもって恐ろしい。
Q6:司令への自己アピールその他
ええと、朝の騒音をなんとかして頂けると嬉しいなと。
[ それは自己アピールじゃなくて要望だ。]
[無駄に低い(と、男は思っている)その天井をキッと見上げ]
…くっ…なんだってこの基地は!こんなに天井が低いんだッッ!!!
見てろよ!オレ様が新戦隊に選ばれた暁には、真っっっ先にこの天井を高くしてやるからな!覚悟しとけ!!
[ばーか、ターコ、とんま野郎ー、などと天井に向かってひとしきり次元の低い悪態をついた後、我に返ってきょろきょろと周囲を見回し]
…あー。何だ、人がいたのか…ぜんっぜん気づかなかったな。うむ。
[立ち上がってぱんぱんと服をはらい、何もなかったかのよーに]
マテウス=ローラント・ラッツェンベルガーだ。入るぜ。と…
[テーブルに置かれた書類に気づき]
…あぁ?これに書けってか…こーゆーの苦手なんだよな、くそ…
[ぶつぶつと文句を言いつつも一部手に取り、ぞんざいな口調とは裏腹に几帳面に書き込み始める。]
―廊下―
ごきげんようございます、ブリジットさん。
日常茶飯事プログラムを開始します。
[そう呟くと、両手で両脇から抱え上げてリフトアップした。
おんぶでもだっこでも無いのは学習装置が未熟だからだろうか。
変わらずその足取りは、メインルームに向かっている]
うん。さくさくっと提出。
[ なんとなく、満足気。なんでだ。]
あ、おはようございます。
[ 提出し終えるとくるりと振り向いて、のほほん挨拶。]
[何時ものように、入り口脇の壁際にブリジットを落とした。
そして何時ものように、メインルームのドアに挨拶]
ルームドアα1、α2、おはようございます。
[返事をするかのように、シュッと無機質な音と共にドアが開く]
I-Line、指示通り推して参りました。すいさんです。
[何だか説明書のようなタグが首の後ろに付いている]
名前:I-Line(正式名称アイライン。愛称イレーネ)
年齢:チーニョ星人とかに製造されてから1ヶ月弱
情報:中性的な顔立ちの、J&Jの総合サポートメカロボット。
男性的回路。額にランプが付いている。光る。鳴る。回るかもしれない。
ヒーローのサポート全般を行っている。主に目覚まし。お茶汲み。
変形してよくある5人専用の武器になったりならなかったり。
製造されて間も無く、無表情である。行動もメカ。
ロボットだから。マシンだから。ダダッダー。
名前:ユーディット・クライン(Judith Klein)
Q1:新戦隊名の希望
宇宙戦隊スターレンジャー
あ、あの。ご、ごめんなさい。全然いいネーミングが思いつかなくて。
でも一生懸命考えました。
[Q1回答の下に、小さくメッセージが添えられている。]
Q2:戦隊での希望色
緑がいいです。癒し系の色って素敵ですよね。
Q3:戦隊での希望必殺技
あ、あの。広範囲へ攻撃する技は危険すぎると思います。
ピンポイントで攻撃出来る必殺技を希望していいですか?
Q4:貴方が尊敬する先輩戦隊
未来戦隊タイムレンジャーです。
様々な時空を回って事件を解決するのは凄いと思います。
たった一つの町の平和を護るだけでも大変なはずなのに。
Q5:貴方が畏怖する悪の組織
『宇宙暴走族ボーゾック』(激走戦隊カーレンジャーと対立していた悪の組織)でしょうか。
芋羊羹で巨大化するなんて脅威です!
……いえ、それだけではありません。面白半分で惑星を襲って花火のように爆発させる酷い組織ですから。
Q6:司令への自己アピールその他
ふつつかものですが、精一杯頑張ります。
宜しくお願いします。
……えっと、あの。
退出しても宜しいでしょうか?
[おろおろ、まごまご。
周りの空気にそろそろ耐えられなくなってきたらしい。]
あー、めんどい……書類書きとかのデスクワークは、俺の趣味じゃねーんだってのに。
ほい、こんなんでOK?
[かき上げた書類をほいっと投げ渡し]
[……あれ。
タイムレンジャーって、過去にタイムワープしただけだったかしらと。
ちょっと首を傾げ。
……まあ、細かい事は気にしなくてもいいかしら。
きっと他の時代でも、事件を解決してるでしょうから。]
名前:アーベル=シュピーゲル
Q1:新戦隊名の希望
夢幻戦隊フリーレンジャー
(注:フリーデンとレンジャーを掛け合わせただけらしい)
Q2:戦隊での希望色
んー、髪蒼いから、青?
Q3:戦隊での希望必殺技
必殺技……ただいま開発中・雪月花乱舞。
一応、単一攻撃型。
Q4:貴方が尊敬する先輩戦隊
超電子バイオマン
理屈ぬき。
Q5:貴方が畏怖する悪の組織
組織じゃねーとダメ?
俺、やっぱサー・カウラーに勝る存在ってないと思うわけでして。
Q6:司令への自己アピールその他
えーと、無断外泊は今後しないようにしますんで、最後の特カリ優しくしてください。
タイムレンジャーは、未来から来た4人と現代の青年の5人が、
未来から来た犯罪者集団ロンダースファミリーとの戦い……と、
私のデータベースに記録されていた気がします。
[PiPiPiと音を鳴らしながら]
う、うきゃあっ?!
[背後の警告音にびっくりして、振り返る。]
……おどかさないでください。
記録されてる部分の話はそうですけど、きっとあの後も
どこかで戦っているのではありませんか?
[彼女のデータベースには信頼を置いているが、こうも冷静に
指摘されるとちょっとだけ反抗したくなる。]
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