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─ →客室 ─
[直ぐには痛みの引かない左足を庇うように歩いて、僕は二階にある客室の一つの扉を開けた。
部屋の中はそこそこの広さがあり、ベッドと、その上に綺麗に畳まれた着替え、そして奥の方には別の部屋へと続く扉がある]
…お?
へぇ、部屋にお風呂とトイレがついてるんだ。
これなら気兼ねなく入れる。
[安堵しながら、僕は左手で顔の左半分に触れた。
大浴場みたいなところしかなくて、うっかり他の人にこれを見られる、なんてことにはなりたくない。
実際に大浴場もあることは知らぬまま、僕は水気を吸って重くなっていた服を脱ぎ、浴室に入って身体を温めることにした。
左足は手当てしたばっかりだったから、湯船から突き出す形になった*けれど*]
おや、 プラーミヤ が来たようです。
たすけて、ください…たすけて…
[やがて迎え入れられた屋敷の内に、震えながら足を踏み入れ]
他にも、ひと、いる?
そう、ですか。とても、感謝します。
[ひきつるような笑みを浮かべて、たどたどしく、礼を述べると、案内された部屋へとまっすぐに向かう。
エントランスには、他にも誰かいただろうか?
震えるプラーミヤは、覚えていない**]
おや、 ジラント が来たようです。
…………くっそ。
逃げられたか。
[最後の一発を外したことを認め、手にした猟銃の銃口をゆっくり下ろし、吐き捨てるように呟く。]
一匹も狩れねぇとはなぁ。
やっぱ初めて来る場所ってのは難しいな。
[わしわしと白髪交じりの髪を掻き、ぼやきつつも、ついでだからと森の様子を見ていこうと足を進める。
ちょうど獲物をしとめ損ねたあたりに差し掛かった時、足元からぞわりとするような感覚。
思わず、む、と小さく声を上げるも、そのまま奥へと歩いていく。]
ん……?
[ふいに、無精ひげの頬に、何か冷たいものを感じ、足止め空を見上げる。
またひとつ、大粒の雫が頬に落ちた。]
―――ったく、付いてねぇ。
[舌打ちひとつしてから、高い木のそばに身を寄せる。
手早く銃を袋にしまい、雨が通り過ぎるのを待とうとするも次第に激しくなる雨に、数分も経たぬうちに全身はびしょぬれに。
忌々しげに手で顔を拭った時、雷鳴に混じって聞こえたのは―――。]
[顔をあげ。
激しい雨に視界は悪いけども、その向こうへと目を凝らし、見回す。
誰の姿も見つけられない。]
……ったく、疲れてんのかね。
[髪をわしゃわしゃと掻き毟ってから、もう一度乱暴に顔を手で拭って空を見上げ。]
こりゃぁ、早々止まねぇか……。
しゃーねぇ、雨ん中突っ切ってくか。
[雨で翳む森の中、男は猟銃を大事そうに抱え、えいやと*走り出していく。*]
おや、 リディヤ が来たようです。
[行程の都合で早く宿を取ったのは覚えている。
部屋に荷物を置いて。時間があるならと外に出たことも。
それから。それから?]
アッ。
[雨降る音が押し寄せてくる。
どうやら大きめの木の下に私はいたらしい。雨宿りをしていたのか。でもこの勢いではやり過ごしきれそうにもない。
ここは、どこ。最初の疑問に戻って雨に霞む景色を見回す]
森の中?
『……ワタシノ コエガ キコエマスカ?』
キャッ!
[雨音以外が聞こえたと思ったら、鋭い音に掻き消され。
閃光が走った景色の中に、大きな建物の形が浮き上がった]
考えるのは後、後っ。
[あそこに雨宿りをお願いしに行こう。
せめて軒先だけでも借りられれば、今よりきっとずっとマシ。
謎のコエも、雷の恐怖も、払い落すように頭を振って。
私は薄暗い森の中を駆け出した**]
おや、 アレクセイ が来たようです。
─ 森 ─
…確か、半日もあれば抜けられるって言われたはずなんだけど。
[立ち止まり、周囲を見回すも瞳はただ木々を映すだけ。
最近縁を結んだ親戚の家から帰る途中、教えられた近道を通っていたつもりだったのだが]
……迷ったみたいだな。
[眉を寄せ、出発した時は明るかったはずの空を見上げる。
青から赤に染め変えられる色は刻一刻と暗さを増していく上、ぽたり、雫まで落とし始めた]
─ →屋敷 ─
[声が何処から聞こえてくるかなんて解らなかった。
けれど足は無意識の内に動いて、たどり着いたのは大きな屋敷。
なんでこんな森の中に建っているのか、聞こえた声は此処からなのか、疑問はいくつかあるけれど]
…細かいことを気にしてる場合じゃないし。
[雨に濡れ、野宿も出来ぬ軽装では屋根の下に居られるのは有り難い。
かたん、と扉を鳴らせば中からメイドに出迎えられて]
すみません、一晩宿をお貸し願えますか?
道に迷ってしまった上に雨に降られてしまって。
[急な来訪は迷惑だろうに身勝手な頼みは快く受け入れられ、中へと案内される。
その時、またあの声>>#2が聞こえたような気がしたけれど]
…いえ、少し耳鳴りが。
[雨に降られて体調が悪いせいだと、思いこむことにした**]
─ 屋敷/エントランス→二階個室 ─
ホント、災難だよねぇ。
雨宿り先があったからよかったけど。
ま、ここで会ったのも何かのご縁、雨止みまでよろしくね、美人さん方。
[言葉を返してきたまだ若い娘>>35に軽い口調で返す。
もっとも、もう一人のどこか落ち着きない女>>34の耳には、届かなかったかも知れないが。
ともあれ、女性たちに僅かに遅れて二階の客室を一つ、借りて。
一人、室内に落ち着くと、は、と息を吐く]
……屋敷もワケありっぽけりゃ、来客もワケありだらけ、ってか?
[こんな時間に、一人で森にいるのは似つかわしいとは思えなかった女性たちを思い返して独りごちる]
ま、ワケありってんなら、俺も人の事はいえないけどー。
[巡る思考は、こんな軽い言葉で一先ず、断ち切る。
踏み込む距離を誤れば、足元だけでなく命も危うくなる。
そんな場所で、綱渡りな生き方をしている青年は、今は踏み込みすぎる事を是としなかった]
しっかし、ホントに至れり尽くせりだなぁ……俺の棲み家よりも設備いいじゃんよ。
[羨望交えて呟きつつ、まずは、と風呂で身体を温める事を選択する]
……深入りは、禁物、かねぇ。
天気次第っちゃあ、そうだけど。
[長く止まるべきではない、と。
そうは思うが、この土砂降りの中に出て行く気にはさすがになれず、結果]
……なるように、なるか。
[今は久しぶりの入浴を楽しむ事に専念した。*]
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