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そう。
[付き人らしき、男の声。
問いかけというよりは確認のような言葉に首肯を返す]
……エリカ。
[流石に返答が短いと思ったのか、己の名を呟いた。
自己紹介のつもりらしいが、それでも足りない]
あは、そうなんだ〜。体をごしごしじゃぷじゃぷ〜って洗うのは気持ちいいよね〜
[見当外れなのはそのままにケイジに答え。
そして返答には笑みのまま。なんで。などと理由は聞かずに]
あは、いいね、楽しいのはいいこと
…なんだって…なんだって…あはは
[そしてまたぐるっと周囲を見渡した後、興味も薄れたのかもう見渡すのもやめて、挨拶もせず広場から出ようかとする]
ま、どんだけ役に立つかはしらないけどね?
[エリカに答え、くつり、と笑う。
冗談めかした言葉は、自身も落ち着こうとする意思の表れか]
ん、結界樹?
島の真ん中、湖ん中さ。
川沿いにのぼってきゃ、すぐに見つかるよ。
[地面に跪いたまま、目を見開き、口から涎を垂らす。ラスに背中を撫でられれば、小さく呻き声を上げ]
……うう、ミルっ……ペチカ……あ
[落ち着くまで、小刻みに体を震わせて何かを呟いている。気づかうような女性の声がわずかに耳に届いた]
[あっという間に食べ終わった食器を適当に置いて、問い掛ける主に向き合う]
別に?ただ少し嫌な予感がしただけデスヨー?
アンタが愉しそうな時に、ロクな目に遭った記憶がないもんでね。
[放つ声は鋭い。けれど、目を見開き]
…まさか、アンタが珍しい事をするから、こんな事になってるんじゃあるまいな。
[視線の先にはネロ]
[ジョエルの返事に、うんうん、と頷いて]
ま、兄さんも兄さんで、背負い込みすぎちゃあダメだよ?
気負いが過ぎれば過ぎただけ、呑まれやすくなる、って言うからね……。
[軽い口調で言いつつ。
幼馴染と居候のやり取りに、ゆるく、瞬きを一つ]
[ 少年が蹲る様子を少し離れたところで見る。]
……酷いようならカレン殿に診ていただきなさいな。
そこの殿方、貴方にお任せしてよろしいですか?
[ 相手からどのように思われているか自身は知らない。
血縁者か何かだろうと、不躾に声をかける。]
人の知っていることなんて、限られている。
勝手に生きるのが貴女のやり方ならば、
己の思うようにやってみるのが好い。
それが、「後悔」をしないことにもなるのだろうから。
[笑う彼女とは異なり、表情は変わらない。
巫女の言葉を聞いたときの、翳りめいたものも失せていた]
川沿い…… ああ。
中央にまでは行ったことがないから、知らなかった。
わかった、ありがとう。
[まさかそこまで拒絶反応を見せるとは思っておらず、慌ててオーフェンの口に指を入れて残った肉を吐き出させると、そのまま彼の頭を胸に抱いた]
ごめんね。
そこまで嫌だったなんて……。
[そういってまるで自分自身が血を流したような苦痛の表情を浮かべながら抱きしめる力を少しだけ込めた]
水浴びが好きか
[ジョエルへの言葉とは違い、ネロへ向ける言葉は愉しみの質が少し違う。]
いいことに思わないのも、いるようだがな
[去ろうとするネロより視線をずらし、狐のしたで三日月をつくる。]
主人に対して酷い言いようだな。
あいにくと、お前を酷い目に合わせたことなどないが?
[あからさまに嘘を吐いた。]
だが、珍しいこと? ――何がだ?
[立ち止まったネロの髪を拒まれなければ、くしゃりと梳くか]
お前も何を好き好んで、こんなのの傍らに居たんだか。
[呟く言葉は問い掛けにも、自嘲にも似て。緩く溜息をついた]
いや、お前なら楽しそうだからとか、それだけの理由な気もするな…。
[オーフェンが落ち着くまで、ゆっくりと手を上下させてその小さな背中をさすってやる。
何か呟いているのは聞こえたが、聞き返さないほうが良いかと、聞き流す。ふと顔を上げると、ロザリーと目が合った。
リディアがかけつけてオーデンを抱きかかえたので、そちらは任せようと立って離れ、ロザリーへと首を傾ける。]
ん、手が必要そうなら、ね。お嬢様。
[おどけているとも嫌味とも分からない、明るい声音で言った。]
用…… しいて言うならば、
己の目で見てみたい、というところかな。
[繰り返される名には首肯を、
後の問いかけには目を眇める]
何か、というのは酷く曖昧な問いだと思う。
『虚』や『堕天尸』の事ならば、皆と同程度には知っている。
この島にいるであろう、その存在であれば、知らないと答える。
その他であるのなら…… やはり、不確か過ぎる問いかけ。
[巫女の警護は父方の親族の仕事。
それを果たすべく動くジョエルに頷き、巫女へと数歩近づく。]
………クローディア。顔を上げてくれ。
貴女は貴女の仕事を成すだけだ。誰も文句など言いはしない。
[深く頭を垂れたままの少女にそう告げ、広場を一睨みする。
ざわめく広場の衆を黙らせ、巫女の負担を減るようにと。]
[カルロスに視線に気づき、止まり、振り返ると、くしゃりと頭をなでられくすぐったそうにしながら、問いかけには想像通り頷いて]
楽しいからだよ。あなたといたのも楽しい。独りでいるのも。全部。全部…あは
[そしてケイジの言葉にもやっぱり頷いてから]
他の人は関係ないよ。そうでしょ?
[それだけ返すと返事も待たずに、また足を動かす]
ま、何でも知ってるヤツなんて、いやしないけどね。
[ひょい、と肩を竦めて見せつつ]
はいよ、ま、アタシがいつも好き勝手やるのは、アンタも見て知ってるだろうし、そこらは言うまでもないだろうさ。
[返す言葉は、常と変わらぬ、軽いもの]
……まあ、こんな騒ぎになると、近づきにくいかも知れないけど、ね。
[見てみたい、とジョエルに答える言葉に、視線は一瞬、中央の方へと投げられる]
[背中をさするラスの手が離れていくと、入れ替わるようにリディアの指が口に差し入れられた]
ううん、僕の方こそ
……ごめん、せっかく、作ってくれたのに
[まだ口元に涎と食物をつけたまま、頭を抱かれると]
あ、汚れちゃう……
[少し力の抜けた瞳でリディアの顔を見つめた]
[ 返ってきた言葉に、特に何の感情も抱かず。]
そう。よろしくお願い致しますわ。
[ 離れた姿をそのまま目で追った。
相手を確認しようと、またも首は傾く。]
まぁ、リディアが付いているなら問題はなさそうですが。
[ 顎に手をかけて、1つ頷いてみせる。]
―広場・巫女の登場の少し前―
[降り立つ白い翼の老婆に駆け寄った。広場の端。ラスやアヤメの呼ぶ声も、ここまで届くことはなく。しばしの時が経つ。クローディアの言葉は、自分が聞いておくから、先に帰っても、というと、老婆はわずかに表情を翳らせ、頭を振った。いやな予感がするから、と]
[そのまま、老婆のそばで虹光をまとう巫女が現れるのを見、その言葉を聞く。眉がよった]
……先生の考え、当たったな。悪い知らせだった。『虚』『堕天尸』か。……一体、どこから紛れ込んだのやら。しかし見つけて清める、と言っても、あれを見つけ出す術は、あまり多くはないはず。
[ 怪しく持ち上がる口元を指で隠し、1つ頷く。]
感じた気配は其処ですか。
嗚呼、成程。
[ 周りを気にした素振りは全く見せず。
確認できたその行為に満足をしてみせた。]
[ロザリーの言葉には、自身の両脇の腰の紐に親指をかけながら肩を竦める。彼女の言葉が偉そうに聞こえるのは、自分の僻みのせいだと、嫌な自分をぐ、と裏に押し込めて。
ふと、広場を睨むスティーヴが見えるとその嫌な気持ちは直ぐに掻き消え、自分も手伝って騒ぐ人がいたら抑えたり出来るのかもしれないと広場を見渡した。
幸か不幸か、それほど騒いでいるように見える人物は*いなかったが*]
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