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[十五竜王の揃う会議場。
そこで起こるかもしれぬ全てを記憶を刻む為に選ばれた秘なる書。
口伝としてのみ残されていく生きた禁書として知を司る青年が事の中核になるは*偶然か必然か*]
―― 竜皇殿 ――
[近付くにつれて、感じていた気配はその建物の中に足を踏み入れると一層確かなものになった。竜王達の強き力の気配はもちろんだったが、良く知る気配が、幾つか。中でも間違えようもない火炎の若竜の気配]
やっぱりダーヴ来てるし。
[そういや炎竜王の直系だったんだっけとか、今更なことを思い出した]
えぇ、全属性揃い踏みなど、前代未聞の出来事で…
[師の言葉に相槌を打ちながら、なんとなく胸騒ぎを感じていた。
何かが起こるかもしれない、そんな漠然とした不安。]
何事も無ければいいんですが…。
―竜皇殿入り口―
[そのまま中から、竜都へ出ようと足を向け――
ぴたり、と、止まった。
嫌そうに顔をしかめたのは、丁度向かってくる人影を捉えたからか。]
[だけれども、ため息を吐くのみであった。]
「ピチピチか、それは良いな。
ひと呑みにしたい位可愛いかろう」
[赤い少女を見つめる仔を、蛇はその虹彩の細い目を細めて見る。
当の赤い髪の少女は、人差し指で眼鏡の真ん中を押し上げ、見つめられる目を、真っ直ぐに見返した。]
…初めまして。
雷竜王様が随行者、エミーリェ・アパトと申します。
お。
[逃げた先、丁度入り口の所に知った顔を見つけ、その人物に向かってダッシュして―相手がどんな顔してるのかとか全く構わず、がばりと抱きついた。]
オトじゃんすげぇ。久しぶりだなー。
肉食ってるか肉。
[物凄くイイ笑顔でオトフリートの肩やら腰やら腕やら色々触りまくっている。]
―竜皇殿/回廊―
[交わされる師弟の声を興味深く拾いながら、紺碧の眼差しは窓を向いた。降る陽光の気配と共に窓の外を白が舞い降りていく]
光竜王もいらしたご様子。
後は虚竜王をお待ちするだけでしょうか。
[ザムエルの言葉に添えるように静かに呟き、若焔の声に頷く。
何が起こるかわからぬまでも、何が起ころうと全てを記憶する為に来た青年はレンズの奥で瞼を半ば伏せて今ある心の気配を探った。先に刻み終えた随行者名簿と照らし合わせながら]
[集まる気配。会議の際には良く顔を会わせていた者達の他にも感じ慣れた気配も多々あり。こりゃまたどうしたものか、と考える]
何やら珍しい連中も居るのぅ…。
賑やかになりそうじゃて。
[顎鬚を撫でながら呟く。
不安げに言葉を漏らすダーヴィッドに視線を転じ]
全くじゃな。
十五竜王が一堂に会すは全くもって珍しい。
何事も無ければ、か。
無いのが一番じゃが、はてさてどうなるか。
[揺れる、揺らしやすいもの。
たとえばそれは、女でありながら、男のなりをして。
男のなりをしながら、女であると認識をして。]
[願いなどはとうの昔に捨て去ったはずであった。
今も、捨てている。
心の奥底に根付いていることに、"オティーリエ"はまだ気付いていない。]
『趣味悪いな。
誰が飲み込んだりするものか』
[顔をはたく布を手でやんわりと抑えながら、蛇を穏やかに牽制する。
めがねを押し上げる様子をじい、と見ていた子供はその様子を真似してみる。
顔がたっぷりの布で隠れた]
『夏玲、ご挨拶は?』
[たっぷりの布で遊んでいるようにも見える弟をおろして、陽竜王は初めての外交に挑戦させようとしていた]
…夏玲。明 夏玲(ミョン ハリョン)
龍(ヨン)は、夏玲の…ええ、と。
保護者?
[それは陽竜独特の音韻。
単純に音を拾えばミ、とかハ、とかそんな音が拾えるはず。
自分と長子の関係の説明ができず、後ろを見上げて尋ねたら、重そうな帽子が、ぼと、と音を立てて落ちた]
― →竜皇殿 ―
[影竜王と命竜王の後を追う様にして殿へと到る頃、はたりと仔が立ち止る。
傍に佇む影も仔に並ぶようにして、共に止まった。
何事かと巻きついた腕から視線を上げれば、――嗚呼成る程。
その視線の先には、雷撃の竜と陽光の竜。
見慣れぬ竜がこうも多くては、幼子は少なからず怯えもするか。
…否、陽光の腕に抱かれた、似た年頃の仔への興味が強いかも知れぬ。]
……?
ちいさい、こ?
[己かて幼いというに、影に隠れるようにして、仔竜は遠巻きに一歩下がる。
その父はと言うと、その様子を楽しげに無言で見守るのみ。
…少し離れた場所には、久方ぶりに合う王方も居ると言うのに。]
御師様はお優しいです。
[ザムエルのおどけた物言いに小さく笑う]
虚竜王様も揃われるのは初めて、でしたか。
…何かあるのでしょうか。
[命を繋いでくれた相手に向くのは好意。
だが恩人と師の会話に不安が掠める]
……
[その時のオトの反応は、よく我慢したものだと、後で自分で忍耐力を褒めるところだった。]
離して下さい。
[あちこちをべたべたと触ってくる生命の竜の手を、己の手でガードする。少し遅い気がしないでもないが。]
何度言ったらわかるんですか。
いちいち、触らないで下さい。
「ああ、冗談だ飲み込みはしないさ。
可愛いな。」
[大きな袖で顔が隠れる様子を、蛇は楽しそうに見る。
チロリ、舌が見えて引っ込んだ。
後ろ、赤い髪の少女は、ぺこりと陽竜王に深くお辞儀をしてから、眼鏡の奥の目を少しだけ微笑ませる。]
ミ…ハル?
[小さく首を傾けた。]
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