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she doesn't leave her footprints, and go out the room.
her hand has the casserole...
[そうして気をつけて外に出て行った。]
it's the end of 'the' first casualty.
[甘い匂いは漂って]
[熱で動かぬ身体に腹が立つ]
[こんなに甘い匂いなのに]
[何故何故喰らいに行けないか?]
[ぐるぐる鳴るこえ][獣のこえ]
[knock, and she opens the door.]
神父さま。
[woof...]
大丈夫ですか?
[casserole is on her hand.]
…甘いものです。食べられますか?
…わたくしも、神父さまの。
神父さまと同じ姿にきっとなれるのでしょう。
[near the bed, near father.
神父さまに近づく]
どうしてこんなに身体が軽いのか、わかりません。
さっきまで爪も長くて、牙もあって。…今はいつものとおりですけれど。
どうぞ食べて下さい、神父さま。
きっととても楽になります。
[she holds forth to father 'the food'.]
[気だるい熱は随分下がっているが、お腹が空いている。
まだ熱っぽい溜息をつきながら、クレメンスは着替える事にした。
そこで違和感に気づく。]
…見えている?
[気のせいだろうか、いや、気のせいではない。
普段から近眼で、モノクルがなければ何も見えないクレメンスとしては、大きな驚きであると共に、主からの祝福なのだろうかと考えた。]
―自室―
[何時ものように目が覚めた。此処に連れて来られたのはほんの数日前であるのに、何時もと表現するのは些か奇妙にも思えたが。
けれど、何故か酷く気持ちが悪かった。シャワーを浴びても着替えを済ませても拭うことが出来ない。
鍵のない扉を薄く開けた時、子供の無邪気な声が聞こえた]
わっ!!
[着替え中だったクレメンスは、慌てた]
君は、確か…ええと……
[クレメンスは、急いで着替えを終えると、ベアトリーチェの微笑もうとしたが、少しだけ強張った]
どうしたんだい、その血は…
[血臭]
[some time to think, i smiles.
少し考えてわたくしは笑う]
もう少し、食べやすくしますね。
[put to the sidetable, and i lengthen my unguis.
cut, cut, in fines.
サイドテーブルにおいて爪を伸ばす。
それから細かく、肉を切る。
it is red, yet.
まだあかい。]
えっとね、おじいちゃん。
[赤いスカートをつまみあげ、]
まっかになって、からっぽになったの。
でもだいじょうぶ。ゆめからさめたから。
[にっこり無邪気な笑みを向ける。]
[少女は一つの部屋の扉を開け、中を覗き込んでいる。あれは誰の部屋だったか。
少女は昨日見た時とあまりに変わらなかったから。
異臭。違和感。
その正体を理解するのはやや遅れた。
廊下を彩る真っ赤な足跡。
扉の取っ手を掴む小さな手は真っ赤。
真っ赤な少女は無邪気な侭。]
――ひ・・ッ!
[喉の奥で悲鳴のような音が上がった。
扉を閉め、けれど鍵は掛からない。ずるりと凭れかかる。]
[噎せるような甘い匂いばかりが広がった]
[血が零れないように肉を受け取ると、口の中へと運ぶ。
初めて口にした人間の肉は、多少筋張っているところがあったが、”味”があった。
肉に混じるように含まれていた内臓の部分は、癖と苦み。だが、肉より更に柔らかくとろけそうだった。]
かわいそうな こまどり
[夢現の間を漂いながらぼんやりと呟く]
あつかった?
さむかった?
[現実が少しずつ夢を払ってゆく]
さようなら……
[聞こえてきた誰かの悲鳴が夢の残滓を打ち払う]
……悲鳴?
真っ赤…?空っぽ…?
[混乱した。
一体何を伝えようとしているのだろう。
その前にこの少女の名前は何と言っただろうか]
夢から覚めたとは、どういう事だい…?
美味しいですか?
[i asked and push the casserole to father.
たずねて、神父様に皿ごと手渡す]
[頭を振ってベッドから降りる]
[できるだけ急いで身支度を整え]
さっきの声は、神父様?
[けれど部屋を出てまず目に入ったのは。
点々と残る赤い跡。
東の廊下から無人の部屋へと]
みんな みんな ゆめだから
わるい かなしい ゆめだから
[見上げる翠の大きな眼。]
くーちゃんも、ちゃんとおこしてあげるからね?
[ニコッと微笑むと、扉をぱたり。]
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