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……夕飯は、多分大丈夫。
[途切れた言葉に律儀に答えつつ。
交わされる言葉、語られる言葉を、静かに聞いて]
……教会……。
[掠れた声で、小さく呟いた]
/*
まあ、そちらも心配でしたが、一人墓下にならずに何より。
委任了解、無理はせずにー。
襲撃は、流れ的に聖痕いけそうなんだけど……どうなるか。
取りあえず、聖痕のどちら落としでも、対処できます故。
*/
[狼にノーラを襲わせ、森へと引きずり込んで。][自らもそこへ向かおうとしたが。]
…。
[広間で交わされる声に、堪える。][聞いておかなければならない、そんな予感があった。]
作られた。システム。
・・・・・始まったら、止まらない?
条件が崩れるまで。
[するりと言葉が落ちた。
視線はエーリッヒの動作を見ているようで、見ていないよう。]
[初めて聞く単語、与えられる情報量の多さ。]
[それらをうまく処理できずに、ただ会話には賢明に耳を傾ける。]
[エーリッヒの手帳は、どんな魔法だろうと思いながら、描かれた絵と、それが消えてゆく様を見ていた。]
必要悪…… ねえ。
まあ、己の唱える正義を振りかざしたいのなら、
なくはない話だよね。
その話を信じて、本当だと思って、肯定するわけじゃないけれど。
[終わり際に、付け加えた。
お婆から聞いた話と符号し過ぎて、嫌になる]
[修道女に問われて、答える。]
貴女も、違いました。
…人狼じゃなく、人間。
[力を使った疲労感と傷の痛みに、朦朧としてくるのをなんとか抑えるが、座り込んだまま立てない様子。]
[その動作をまじまじと見ている視線に気がつく。
図工の先生だというその女の、手の中にも手帳。
まるで自分の真似をするように。]
そう、始まったら、止まらない。
あの時と同じように。
[リディの言葉に返して。
クレメンスの呟きに、一度身震いをした]
既に、始まっている、と…。
[右肩を、強く掴む]
[交わされる会話の内容に。
微か、震えが走るような気がした]
……必要悪……。
作られた?
[それは、こちらの理解を大きく超える内容で。
蒼の風は、困惑しつつも、話を追う]
[イレーネの言葉に聞き入るうちに、男は座り込んだエーリッヒに気付いた]
おい、傷が傷むのか?
[近付いて、その言葉を耳にする]
人狼じゃなく、人間?それはシスターのことか?
[ぼんやりとした中聞こえた、馴染みの声に似た声。]
…えぇ、師匠。
シスターも、ノーラさんも、人狼じゃなかった。
師匠、もう出来ないから…俺がやんなきゃ。
[記憶の中の誰かと混同しているのか、ハインリヒにそう答える。]
違う?
シスターと…ってことは後は、さっき描いたノーラか
場所とか時とかいうが、どういうことなんだか
[聞いているようなただ言っているだけのような感じに言い、頭を振って、どかっと席に着く]
始まったら、止まらない。
……そんな無茶苦茶な話って、あんのかよ……?
[小さな呟きが零れた]
大体、作られたとか。
わっけ、わかんねぇ……。
[余りにも唐突過ぎる話に理解が追いつかないのか、それともしたくないのか。
口をつくのは、悪態めいた言葉で]
…旦那、あの兄さんみたいだネ。件の見分けられる、っていう奴。
[エーリッヒの言葉に、へぇ、と感心した様子で。][グリズに危機感はあまり無い。][それは彼の本質が、どちらかといえば人に近い為か。][力でなく。][小賢しい知恵に頼る人に。]
ま、ネタかも知らんけど。
[最後にはへらと、笑み。]
…わたくしも?
確かに…そうなのですけど…
でも、何故あなたがそれを?
[自分が人間であると告げられた言葉。
人狼ではない、といい切るその根拠はどこから来るのだろう、と]
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