72 天より落つる月の囁き
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─ 広間 ─
……エーリ。
[エーリッヒが、ベアトリーチェを撃った、と。
理解に落ちるまでの時間は短いもの。
それについては、何いう事もない。出来ない。
ゼルギウスの宣>>6は微かに届いていたから、天鵞絨は刹那、姉の方へと向いたが。
不意に感じた、触れる感触>>19に、は、としたように傍らを振り返った]
……ブリス。
[唐突と言えば唐突な出来事を前に、ブリジットの反応はどうだったか。
何れであっても、無意識、触れてきた手に自身の手を重ねていた]
……身勝手な考え……なんだろうけれど。
俺は……やっぱり、大事なものに、他者を傷つけさせたくは、ない、みたいだ。
[ぽつり、紡がれる言葉は茨に絡め取られた心が零す、揺るがぬ決意。**]
(31) 2012/01/18(Wed) 01:05:17
─ 広間 ─
ゼルギウス…あんた。
本当に、大丈夫?
[見るからに鈍いと解る動き>>28に、案じる声をかけ。
振り払われなければ、動きの助けになるようにとその手をとったが。
ローザの宣>>30を聞けば、一瞬動きが止まった。]
……そ、う。
─ 広間 ─
[ゼルギウスもそうだと言っていた、それを疑っていたわけではない、が。
けれど、幼い少女の死を悼む気持ちは小さくはなく。
は、と。
短く吐いた息は、胸の重さを誤魔化すことはできなかった。**]
(32) 2012/01/18(Wed) 01:05:54
─ 広間 ─
ああ。嘘じゃない。
[ローザ>>30の宣に俯いたまま頷いて]
俺も。殺そうとした。
でも出来なかった。
[エーリッヒ>>28の声に顔をあげ、首を振った]
ごめん。エリ。
[声のする方を向くけれど、まだ視界には何も映らない。
諦めて瞼を閉じた。見えなければ同じことだ]
(33) 2012/01/18(Wed) 01:06:25
― 広間 ―
[見極める者のもう一人が上げた声>>17も気にはなったが、そちらよりも今は、エーリッヒの様子の方が何故か気になった。
先ほど落ちた剣帯を、今度はスカートの上から留め直しながら、エーリッヒ>>28にゆっくりと歩み寄った]
……そう、ですね。
でもエーリッヒさんが手を下さなかったとしても、ボクか他の誰かがやっていました。
貴方だけの責任じゃありません。
[自分にかけられる言葉は他にないだろうか、と。
言葉を選びながら、そう言葉をかける]
(34) 2012/01/18(Wed) 01:07:26
陶芸家 アマンダは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:07:29
─ 広間 ─
[銃に撃たれ倒れたベアトリーチェは、一見人狼には見えない。
物的証拠はどこにも無かった]
だが『見極める者』の1人が人狼と判じた。
もう1人は────。
[そう呟いてローザに視線を向けると、何かに耐えながら彼女も同じ単語を口にしている>>30]
どっちも人狼、って結果か。
[それを聞いても尚、悩むように眉根が寄った。
どうしても、過去の記憶が邪魔をする。
しかしただそうしていても仕方なかったため、これ以上は何も起きないと判断した後に、リネン室へと向かいシーツを取って来る]
(35) 2012/01/18(Wed) 01:08:36
修道士 ライヒアルトは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:08:40
[>>30 ローザの声に、心底疲れたかのように、深い息をついた]
[暖炉に火がいれられて暖かい部屋であるはずなのに、身震いした]
ウェンにこだわっていたのは……ウェンが人間だってこと、リーチェは知ってたからかもしれねーな。
ウェンにも謝っておかないといけねえな。
クレメンス先生、シーツ頼みます。
ひょっとしたら、リーチェがギュンター爺さん、ユーリーや神父様を殺したかもしれねーけれど、それでも……、ちゃんと弔ってやりてえんだ。
[>>35 リネン室へ行くクレメンスに頼み]
(36) 2012/01/18(Wed) 01:12:32
踊り子 ローザは、感情の波が落ち着くまで、そのまま堪えている。**
2012/01/18(Wed) 01:13:19
踊り子 ローザは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:14:50
[>>33 ゼルギウスの言葉に首を横に振り]
気持ちはわかる。
俺も、正直信じられない。こうなっても、未だ。
[ぽつり、ぽつりと言葉を落とし、ミハエラに向き直る。距離が近づく>>34]
そういってもらえると、少し楽になる。
この事件って、終わったら全部記録になるのかな…
[眉が下がる。それでも、口を開けばネガティブな言葉がとめどなく出てきそうだったが、それを止めることができた。
だから、罪だの罰だのを口に出すのはやめようと。それで何かが軽くなるわけでは絶対にないのだ]
(37) 2012/01/18(Wed) 01:18:33
─ 広間 ─
大丈夫。だって俺は、生きてる。から。
[苦い口調で答えながらも、アマンダの手>>32はありがたく借りた。
細かく震える手の動きも伝わったことだろう]
無理は、したかな。
[大きく息を吐き出す。呼吸も整ってきた。
ベアトリーチェを殺そうとして殺せなかったことは隠さなかった。事実殺せなくて、その死を悼んでいる。
人狼は人狼を殺せない。それとも符丁が合ってしまうことには気づけなかった]
これじゃ、手伝いも出来ない。
[クレメンスとエーリッヒの会話が聞こえて、肩を落とした]
(38) 2012/01/18(Wed) 01:19:13
─ 広間 ─
弔うのは構わねぇが、動けんのか?
[エーリッヒの言葉>>36に、ベアトリーチェの横にシーツを広げながら問いかける。
手伝うものは居なくとも、1人でベアトリーチェの骸をシーツに包んでいった。
僅かに溢れた額からの赤も、シーツの端で拭い取ってやる]
動けねぇなら俺1人でやってくっから、後で弔いにくりゃ良い。
[全てを包み切る前に、瞳を閉じられたベアトリーチェの頭をゆるりと撫でてやった。
手を下さなかった自分は関係ないとは思わない。
自分ではやらない分、止めもしなかったのだから。
ただ残念なことに、現状では悲しむ感情は完全にどこかへと消え去っていたのだった]
(39) 2012/01/18(Wed) 01:21:04
―広間―
[>>39 クレメンスの言葉には、首を縦に振る]
動けるよ。それに、俺がやらねーわけにはいかねーだろ。
[>>38 手伝いもできないというゼルギウスには]
ゼルギウス先生は、部屋で寝ていたほうがいい。
アマンダ姉さん、ゼルギウス先生を部屋につれてってくんねーかな。
[寝たほうがいいだろうと、そんな言葉をかけ]
(40) 2012/01/18(Wed) 01:30:14
─ 広間 ─
だろうね。
視えなかったら、俺だって。
[ぽつりぽつりと届くエーリッヒの言葉>>37にまた首を振り]
ロザは、大丈夫なのか。
[感情を押し殺した声>>30で告げていたローザのことを気にした。
視力はなかなか戻らず、何かを堪えている様子は見えてなかった]
(41) 2012/01/18(Wed) 01:33:28
─ 広間 ─
クレさん。ありがとう。
[弔いの用意をしているらしいクレメンス>>39に声をかけ]
エリも。
いや、寝込むほどじゃないつもりなんだが…。
[エーリッヒ>>40の勧めに弱く反論したが、まともに動けない状態ではどちらが正論に近いか。アマンダからも言われれば、分かった、と手を借りて部屋に戻って*いった*]
(42) 2012/01/18(Wed) 01:38:17
[ゼルギウスに続き、ローザ>>30もベアトリーチェを人狼と言ったのを聞けば、小さなため息をひとつ]
これで、一人……か。
[すぐ近くにいるエーリッヒ、先ほどまで傍にいたクレメンス、ライヒアルトと一緒にいるだろうブリジットへ、順に視線を向けながら呟いた。
こちらを向いたエーリッヒ>>37には、もう一歩近づいて背中をさすろうかと]
事実ですから。
エーリッヒさんが銃を出すのがもう少し遅かったら、ボクがベアトリーチェを殺していたと思います。
[そう言った後、終わったら…という言葉には首をかしげ]
記録、ですか?
たぶん大概の場合は記録を残されるでしょうけど。やろうと思えば、ある程度の情報は握りつぶせますよ。
ボクにも、それくらいの権力はありますから。
[もしかしたら、父に頼めば事件そのものを無かった事にする事もできるかもしれない。
その場合でも、噂としては貴族どもに自分がかかわった事は知られるだろうけど]
(43) 2012/01/18(Wed) 01:38:57
薬師 ゼルギウスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:42:05
あぁ、ボクも手伝います。
[シーツを持ってきて広げるクレメンス>>39には、そう言って。
ベアトリーチェの遺体とクレメンスの方へ向かおうと、振り返ったところで………裾を踏んだ]
わっ!?
[昨日支えてくれた手は、今日はもう存在しない。
近くにいる誰かが手を伸ばしていればともかく、そうでなければ思いっきりその場にスッ転んだかもしれない]
(44) 2012/01/18(Wed) 01:42:43
薬師 ゼルギウスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:43:08
貴族 ミハエルは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:44:06
保父 クレメンスは、貴族 ミハエル>>44に「あ」と思ったが、如何せん距離が離れていた。
2012/01/18(Wed) 01:45:18
貴族 ミハエルは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:47:46
[>>43 ミハエラに背中をなでられれば、はー……と、また息が漏れる。我慢しているかのような。事実、我慢してた。思わずぎゅっと抱きしめたいが、今それをするのは不謹慎にも程があろう。今の自分は硝煙臭いだろうし]
ありがとう。でも、大丈夫。
そんなお前さんを見たくない、って、そんな俺の我侭もあったから。
[ゼルギウスに言われて、>>30ローザの様子も何かおかしいことに気付いた。苦痛を堪えているかのような様子に]
ローザも、大丈夫?
[声をかける。返事は返ってきただろうか。そちらは、ラーイとブリジッドに見といてくれ、と声をかけるだろうか]
(45) 2012/01/18(Wed) 01:48:49
─ 広間 ─
[ミハエルがバランスを崩したのには手を出せなかったものの、心配げに視線は投げて]
誰もお前に必ずやれとは言わねぇよ。
[エーリッヒ>>40に返しながら、ベアトリーチェを完全にシーツに包み込んだ。
そのまま、いつかのように抱え上げる]
んじゃ行って来る。
無理に来なくてもは良いぜ。
[他の者はユーディットを埋葬した疲れだって残っていただろう。
早めに切り上げて茶の用意をしていたクレメンスは、まだ余力が残っていた。
ミハエルがバランスを崩した一件が収束した頃、広間に居る全員にそう告げると、1人外へとベアトリーチェを運んで行った。
誰かがついて来るなら、勿論止めはしない]
(46) 2012/01/18(Wed) 01:50:20
って、ミハエラ!あぶなっ
[>>44 乱暴に、つかめるところ―― その、腕を取って、彼女が転ぶのだけは何とか止めようと。こんなに強く体に触れたのは、謎の獣?から逃げた遠い日以来かもしれない]
なぁ、……ミハエラ。思うままに動けねーんだったら、着替えたほうがよくねーか。
男とか、女とか、そんなのは関係なしに。
あんたがあんたらしくいられる格好でいいじゃねーか。
(47) 2012/01/18(Wed) 01:51:32
[コケかけたところで、エーリッヒに腕を掴まれて一度は踏みとどまった。
一度だけは]
す、すいません。
着替え……てきたほうがいい、ですね。確かに。
[服自体が問題なわけではなく、背中が開いたままになっているから服がたまにズリ落ちそうになるのだが。
そして、また歩き出そうとしたところでまたバランスを崩し……
エーリッヒの手に、背中を隠す為に着たままのコートだけが残った]
(48) 2012/01/18(Wed) 01:56:12
貴族 ミハエルは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01:57:28
貴族 ミハエルは、半分位までしか締まってない背を上にして、スッ転んだ。
2012/01/18(Wed) 02:02:48
[>>48 手にはコートだけ残って、ああ、見覚えのある背中が]
い、今のは不可抗力だからな 謝らない……!
[何となく、クレメンスの視線が怖い気がしつつも。いい意味で力が抜けた]
[ミハエルの背中にそっとコートをかけてやって、前に回りこみ、手を差し出す]
満足にあるけねーんだったら、やっぱり意味ねーだろ。
長いスカートはいていたから、人狼に襲われても逃げられませんでしたー、とか、笑い話にもなんねーぞ。
[素直に心配だからやめろ、とはいえない残念さ]
(49) 2012/01/18(Wed) 02:02:58
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